圭の頼りにならない仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 17:32 UTC 版)
「海底人類アンチョビー」の記事における「圭の頼りにならない仲間たち」の解説
海月 くらげ(みづき くらげ) 圭のガールフレンド。寿司屋「海月寿司」の一人娘。海仙中学2年生→3年生。14→15歳。髪型は少し長めのボブカット。父は寿司職人で寝たきりの祖父がいる。 アンチョビーの民族衣装を着た圭を見てヘンタイ呼ばわりしてフッてしまうが、ドゴンとイールの上陸を目撃して襲われ圭に泣きつき、アンチョビーとホンダワラの戦いに巻き込まれていく。特技は「(作品の根幹を揺るがす)致命的なツッコミ」。イリコーン21号のマスクを取った素顔を気に入り助け、復活後は寿司屋で飼っている。 第1話でフッておきながら、圭のことが気になってなにかと世話を焼くことが多く、密かに対抗心を燃やすスモークとは若干折り合いが悪い。 戸仲井先生(となかいせんせい) 海仙中学理科担当教師。実は自衛隊関係者。30代後半。両脇が後退し襟足の長い頭髪と口ヒゲ、眼鏡が特徴。 乱入して騒動を起こしたスモークやドゴンたちが職員会議で問題になったところ全て自分に任せろと引き受けた奇特な人物。皇帝からオリハルコンを託されており圭に渡す。襲撃してきたオキアミスに火炎放射器を放つ、生徒相手にも「風邪を引くのは自己管理がなっていない」と居残りさせる、「トキが絶滅するのは生き残る根性が足りないせい」と教えるなど過激な行動・言動が目立つ。1学期の大半を欠席して成績不振に陥った圭の夏休みの宿題を徹夜で手伝わされるなど、どうでも良いときには引っ張り出されるが、圭がイールに拉致されたことをスモークから聞いたのは「丸1日経ってから」で、ダウジングよりもアテにされていない。 実は東京湾大学で多々良川と同窓。浜辺で拾ったアンチョビー人について生態を調べて学会で発表しようとしていたが、それよりも人体実験に利用した方が良いという多々良川の悪魔の囁きに負けて途中までは一緒に研究していた、しかし、なにをどうしても半魚人しか作れず多々良川の研究が一時頓挫したときに協力関係を解消したようである。その後も研究を続けた多々良川が半魚人たちを人工進化させてホンダワラ帝国を産み出したことも知っている。また、皇帝や和白とは旧知の仲で多々良川に掠われたアニサキスの行方を探っていた。 オリハルコン / オリハリセン 古代文明の遺産で強大な力を持つ思考金属。アンチョビー王族しか扱えず、所有者の望んだ形状の武器となる機能を備える。アンチョビー皇帝から戸仲井を通じて圭に渡されたが、戦いが嫌いな圭は武器を想像できず「金属バット」にしようとするがくらげたちから猛反対される。オキアミスとの一騎討ちで追い込まれた圭が「戦いはキライだがどつき漫才は大好き」との理由でハリセンにしてしまい地上最強のハリセン「オリハリセン」が誕生することになった。初登場のライマンダをシバくのに使って以降、圭から存在をすっかり忘れられ、ジーパンのポケットに仕舞い込まれていた。 圭がホンダワラの捕虜となった際にその力で脱出させるが、オリハリセンの忠告を無視した圭は「オキアミスに一撃くれてやる」などと欲をかき、水中であることを忘れてホンダワラ王宮の天井から飛び降りるという大失態を犯したせいで再び捕まる。再び脱走した圭と合流した皇帝の手に渡り本来の力を発揮。「海を真っ二つに切り裂く」、「ビームの逆噴射で地上まで猛スピードで移動する」、「オリハルコンビーム乱射で栄華を誇ったホンダワラ帝国を壊滅させる」と大活躍。その後、アンチョビー王族にしか使えないというのは「大嘘」で近所のおっさんでも使えることが判明。ビームで新巻家周辺の家屋に甚大な被害を出す。地面がフジツボで暴走した際には自爆させ、海底要塞モリアワセに乗り込んだ皇帝が要塞を外部から動かすコントローラーを狙うも大ハズレ。ただ、圭の部屋に設置された海底コンピューター「シーガイア」の起動装置として多々良川の計画を暴く役には立った。圭から「お仕置き」として股間に挟まれる屈辱を二度受けるなど不遇な扱い。また、一度だけ出た設定では地磁気を感知することで地球上なら自分がどこにいるかわかる。 イリコーン21号 地上調査任務中にダンプカーに轢かれ死にかけたところをくらげに助けられる。そのまま海仙中学の体育倉庫に匿われていたが、オキアミスから裏切り者の烙印を押され、どの道干からびて死ぬ運命だと悟り、ブチ切れて仲間のイリコーンたちに石灰をぶっかけて道連れにしようとする。干からびて死滅したかに思われたが、くらげが埋葬した墓に水をかけたところ復活。そのままレギュラーキャラクターとして定着。圭の仲間たちに加わるが台詞は少ない。 海底人の食事がわからないくらげに金魚や亀のエサを食わされるが、不幸だったのはその程度。かつての仲間たちが悲惨な扱いを受け続ける中、お洒落な服を買ってもらい出番も多いなど優遇されている。オキアミスの離反などもあって敵味方の関係がグダグダになったこともあり、昔の仲間と世間話をするなど馴れ合っている。 鈴木 地面(すずき じめん) 競泳の五輪金メダリスト。赤潮大学生→海中自衛隊三尉→海仙中学水泳部コーチ→海仙中学生→海中自衛隊三尉と様々な変遷を辿る。「洗脳」「暴走」「自爆」に縁がある。正義感も腕っ節も強いものの頭は悪い。 川で溺れかけた子供を助けようとして流木で頭を打って失神し、圭とスモークに助けられる。だが、プライド故にその事実を認めようとせず練習に打ち込んでいたが、地上人の戦力を求めていたオキアミスに目をつけられ、キンメダインに洗脳される。同じく戦力を探していた圭とスモークが財布をくすねて訪ねてきたところを襲撃し、水中戦で圭を追い込むがキンメダインの「これでどう(銅)だ」という一言に暴走してキンメダインの目に掴みかかったことで洗脳が解け、キンメダインとオキアミスを撃退。ホンダワラの脅威を体感し、このままでは人類が危ないと危機感を抱き、次のオリンピック出場を断念して海中自衛隊に志願する。 幕僚長・和白の部下として海仙中学に潜入し、圭たちを支援してホンダワラと戦うはずが、ライマンダとの水泳対決に飛び込み失敗による自爆で敗れ、耳にフジツボを入れられモルミルスの手下にされてしまう。水泳部を乗っ取ったモルミルスが何を考えたのか県予選で勝つため地面を中学生だと偽って参加させたため優勝。その後、圭を兄と認めたくないオキアミスに操られて「お兄様」となるはずが、フジツボが繁殖しすぎて暴走。オキアミスと圭に襲いかかり、オリハリセンを奪取するも逆向きに発射して自爆した。その後、「脳味噌の筋肉でフジツボをたたき割る」という荒技で原隊に復帰し海底要塞モリアワセの設計図を奪取。潜入工作員としてモリアワセに乗り込むが結局なんの役にも立たなかった。
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