国鉄203系電車
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国鉄203系電車(こくてつ203けいでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1982年(昭和57年)から投入した[8]直流通勤形電車。
注釈
- ^ これ以外にも、乗り心地の悪い台車や座席、加減速時の衝動と異音の大きさ、主電動機やブレーキ管圧開放時の騒音(ブレーキをかけるたびに圧縮された空気が放出されて大きな音がする)など、居住性、快適性は103系が設計された1963年(昭和38年)当時の水準からほとんど向上しておらず、相互乗り入れを行っている営団や小田急の車両に比べ著しく劣っていた。
- ^ 列車の消費電力は「消費電力=加速時の電力消費-減速時の回生ブレーキの回生電力」となる。このため回生ブレーキがない103系の場合、加速時の電力消費がすべて消費電力となっていた。
- ^ 後年、小田急小田原線との直通運転が実施された際には、同様に小田急が営団に電力消費量の差額分を支払っていた(『鉄道ピクトリアル』通巻805号、pp.162-163)。
- ^ a b 103系1000番台は8M2Tであったが、本形式は6M4Tとなった(.『鉄道ファン』通巻259号、p.67)。
- ^ 通勤形に限定しなければ、381系や東北・上越新幹線向けの200系もアルミ製車両である(『電気車の科学』通巻415号、p.22)
- ^ 車内からのみ開閉できる構造であり、外側には取っ手がついていない(『鉄道ファン』通巻259号、p.68)。
- ^ トンネル全体を冷やすことで車両に冷房を搭載せずに冷却効果を得る方式。当時の千代田線ではまだ未施工であったが、膨大な電力が必要になることから他路線でも後に一般的な車両冷房に移行した。
- ^ ATC-4Aは、ATC-4にチョッパ制御用速度検知 (30 km/h、50 km/h) を追加したもの(『電気車の科学』通巻415号、p.30)。
- ^ 高速走行時における回生率向上と、M車の制輪子が摩耗するのを防ぐため(『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.24)。
- ^ 1995年3月20日に地下鉄サリン事件の被害に遭った編成。
- ^ そのため、201系ですでに試験を行った制御装置関連については対象から除外された(『電気車の科学』通巻429号、p.25)。
- ^ 試運転列車であり、営業列車ではなかった(『鉄道ファン』通巻262号、p.54)。
出典
- ^ a b c d e f g 『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.72
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『電気車の科学』通巻415号、p.25
- ^ a b c d e 東急車輌製造『東急車輌技報』第37号(1984年9月)製品紹介「日本国有鉄道203系通勤形直流電車」pp.70 - 71。
- ^ a b 『鉄道ファン』通巻259号付図
- ^ a b 『電気車の科学』通巻415号、p.28
- ^ a b 『Rail Magazine』通巻339号、p.62
- ^ a b c d e f 『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.22
- ^ a b c d e f 『鉄道ファン』通巻259号、p.64
- ^ a b c d e 『電気車の科学』通巻429号、p.25
- ^ 『鉄道ピクトリアル』通巻805号、pp.162-163
- ^ 『東京地下鉄道千代田線建設史』p.363
- ^ 『電気車の科学』通巻415号、p.22
- ^ a b c d e f g h 『鉄道ファン』通巻259号、p.68
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻189号、p.100
- ^ a b 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」249P。
- ^ イカロス出版『鉄道図鑑』JR・国鉄編
- ^ 『鉄道ジャーナル』通巻189号、p.99
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.21
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.24
- ^ a b 『Rail Magazine』通巻339号、p.61
- ^ a b c d e f g h 『鉄道ファン』通巻259号、p.71
- ^ 『東京地下鉄道千代田線建設史』p.372
- ^ a b c 『JR電車編成表 08夏号』、p.72
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.23
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.31
- ^ 『鉄道ファン』通巻259号、p.69
- ^ 『東京地下鉄道千代田線建設史』p.364
- ^ a b 『Rail Magazine』通巻339号、p.59
- ^ 『電気車の科学』通巻415号、p.30
- ^ 『鉄道ファン』通巻259号、p.73
- ^ 『鉄道ファン』通巻259号、p.72
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.57
- ^ a b イカロス出版「形式201系」内の203系電車の台車記事。
- ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1985年5月臨時増刊号新車年鑑1985年版「203系量産車」45頁記事。
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』通巻774号、p.32
- ^ a b c d 『電気車の科学』通巻415号、p.23
- ^ a b c 『鉄道ファン』通巻262号、p.106
- ^ 『鉄道ファン』通巻262号、p.54
- ^ 日向旭「105系・119系電車の概要」『鉄道ピクトリアル』2012年4月号、48頁。
- ^ 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』1985年3月号「"60・3"改正関連の車両改造工事」p.98。
- ^ 交友社『鉄道ファン』1986年5月号「61-3ダイヤ改正と車両のうごき」p.24。
- ^ 『ヤマケイ・レイル・グラフィックス 国鉄車両形式集 5 直流系電車 通勤編』p.83
- ^ “団塊世代”車両が次々引退…「203系」9月で見納め - 2011年9月22日 ZAKZAK
- ^ “203系マト55編成にヘッドマーク”. 交友社『鉄道ファン』railf.jp. 2011年9月9日閲覧。
- ^ “【JR東】203系に「ありがとうマーク」掲出”. ネコ・パブリッシング『鉄道ホビダス』. 2011年9月9日閲覧。
- ^ 『Rail Magazine』通巻339号、p.57
- ^ KRL COMMUTER JABODETABEK - Pengadaan Jasa Supply and Delivery of Used EMU IV 2010
- ^ 日本の中古電車に熱視線 9月に引退した通勤車両、フィリピンで第二の人生 Archived 2012年4月14日, at the Wayback Machine. 2011年11月26日、msn産経ニュース
- ^ 『鉄道ピクトリアル』通巻780号、p.72,78,79
- ^ a b c 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2013年10月号「インドネシアを走る日本の電車」記事。
- ^ 『鉄道ピクトリアル』通巻780号、pp.78-79
- 1 国鉄203系電車とは
- 2 国鉄203系電車の概要
- 3 編成
- 4 性能試験
- 5 脚注
固有名詞の分類
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