出発〜北海道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 06:00 UTC 版)
坂巻 1巻に登場。中学生自転車ロードレースでの輪太郎のライバル。輪太郎が自転車日本一周を目指すきっかけとなった。 南小路 1巻に登場。高校生。サイクリング中のトラブルから、事故に巻き込まれ、片足義足になった過去から高価な電装装備付きの自転車を破壊する悪戯を繰り返し、自転車屋修行中の輪太郎と軋轢を起こす。輪太郎の2度目の日本一周出発をただ一人見送る。 源さん 1巻に登場。埼玉県加須市で出会った鯉のぼり染付け職人。走行中の輪太郎・陣太郎を無理矢理車に乗せようとする。口は悪いが、自宅に泊めてくれる親切な人物で一行の最初の民家宿泊となる。 矢倉雄一 横道信也 2巻に登場。ユースホステルで出会い、その後長野県佐久市の路上で偶然再会する。自転車店の経営者で、実は十年前に輪太郎同様、自転車日本一周の経験者だった。輪太郎・陣太郎は彼の助言に従い、横道自転車店で一ヶ月ほどのアルバイトをして、新年を迎える。 リヤカーの玉本 3、23巻に登場。リヤカーに荷物を積んで、徒歩で日本一周している人物。新潟県十日町市で最初の出会いをするが、この時は缶ジュースの乾杯程度で別れた。 その後、伊賀上野で再会したときには、自己紹介をし、教師を辞めて塾を開くための勉強の旅をしていることを輪太郎に語り、輪太郎にとっても、耳の痛い忠言をする。人生経験に富んだ好人物。 和田 3巻に登場。関西弁の学生。地獄谷温泉の旅館で同宿したスキー旅行の学生団体のひとり。陣太郎が吹いたホラのために、輪太郎は和田の策略であやうく雪山で遭難しかける。 王将寺の和尚 4巻に登場。山形県天童市で、宿がとれずに難儀していた輪太郎・陣太郎を泊めてくれた禅寺の住職。特異な「はだか修行」につきあわされ、輪太郎らは逃げ出すように出発していった。 東郷先生 4巻に登場。私立高校・紅バラ学園の教師。ある女生徒をかばった結果、番長グループの卒業後のお礼参りに悩んでいる。その襲撃現場に居合わせた輪太郎はとっさに東郷先生の上着を借りて、身代わりに袋叩きにされる。 チャコちゃん 4巻に登場。男鹿半島で、ナマハゲとのロードレースの直後に出会う4歳ほどの幼女。ナマハゲと輪太郎は迷子のチャコちゃんの親を尋ね歩くが誘拐犯と間違われて、警察署に1泊する羽目になる。後から、生活苦からチャコちゃんを置き去りにしていた母親が名乗り出たため、疑いは晴れる。 大畑町の大場さん 5巻に登場。下北半島の漁師。旅の話が好きなため、輪太郎ら3人を自宅に泊める。ナマハゲが大工の腕で壊れた床を奇麗に直したりしたことから好感を持たれ、輪太郎一行は、彼の伝手で漁船により津軽海峡を渡る。 大和屋仏具棺桶店店主 5、11巻に登場。函館で、一晩泊めてくれることになった仏具店の店主。目いっぱい北海道の旅の危険を脅したあげく、3人の身長を聞き、棺桶を作ってくれようとするお茶目なおじさんである。北海道を去る前にも一行が立寄った時にも、3人の旅のエピソードを肴に別れの宴を開いてくれた。 朝川リーダー 5、6巻に登場。女性サイクリストグループ、ハマナスクラブのリーダー。長万部〜大沼〜登別の行程で輪太郎たちと同行し、輪太郎に好意を持つが、それぞれのペースを守るため、輪太郎たちは早朝出発し別れる。その後再開し「だるま号」「フェニックス号」の名付け親となり、函館港で青函連絡船に乗る3人を見送ってくれる。 野良犬 6巻に登場。別行動で室蘭製鉄所横を通った、輪太郎が拾った野良犬。輪太郎ら3人の北海道での初の野宿に同行する。けたたましく吠え止まない。 周吾郎ちゃんの両親 6巻に登場。臨月の奥さんが産気づくが、山中で車がエンストを起こし、たまたま近くで野宿をしていた輪太郎らに救助を求めてくる。輪太郎ら3人はそれぞれの空荷の自転車を丸太で結び付け、即席の担架を作り、奥さんを乗せ、30キロの道のりを踏破して、近所の産婦人科を目指すことになった。 苦労の果てにたどり着いた産婦人科で奥さんは無事男児を出産。「日本一周」の周と輪太郎ら三人の名から、男児は『周吾郎』と命名された。 小原正太 6、7巻に登場。石狩町の漁師の息子。都会への憧れのあまり、他の2人と別行動をとっていた輪太郎に同行しようとするが、厳しい旅程に弱音を吐き、安直な姿勢を輪太郎からたしなめられ、郷里に帰ることにした。 日高種畜牧場の人々 7巻に登場。輪太郎がアルバイトする日高山中の牧場の人々。悪ふざけからサラブレッドの2歳馬タキノボリが柵を脱走し、輪太郎は推定600万円の損害を負うことになるかと悩むことになる。 天野 8巻に登場。釧路から厚岸に向かう国道272号で、輪太郎が出会った北海道一週自転車ツーリスト。輪太郎を追い越した先のカーブで飛び出してきたトラックにはねられ、重傷を負い、輪太郎に強いトラウマを残すことになった。 タセさん(吉男の母) 8巻に登場。納沙布岬で出会った昆布採り漁師。夫と息子(吉男)が北方領土付近に出漁したまま行方不明となっているため、息子に生き写しの輪太郎を自宅に泊める。 ジャケット・リン 8、9巻に登場。羅臼岳の自転車での山越えを試みた輪太郎が山中で出会う外国人女性バックパッカー。ネーミングは連載当時話題になった札幌冬季オリンピックの女子フィギュア選手から来ている。 波島周一 9巻に登場。網走市の高校生。自作の人力飛行機を飛ばす体力が無いため、輪太郎に乗ってもらおうとする。輪太郎は代償として、別行動で連絡が取れない2人宛ての伝言を、人力飛行機に書かせてもらう。 豊原工務店の社長 9巻に登場。上川町の工務店主。路肩が崩れ崖を落ちたために、フレームが歪み走行不可能になった自転車を溶接で直してもらおうと、輪太郎が頼み込むが、輪太郎の日本一周を遊びと思い込んでいる社長に断わられる。思い余って輪太郎は豊原工務店で住み込みバイトを始める。 熊次郎さん 10韓に登場。士別のばんえい競技に熱中する牧場経営者。宗谷岬で6月30日の夕日が落ちるまでに、落ち合う約束を守るために、不休で走っていた輪太郎は熊次郎の前で意識を失ってしまい、牧場で介抱されるが、熊次郎が腰痛を引き起こしたことから、思わぬ長逗留を余儀なくされる。 白沢秀男 11巻に登場。天売島で輪太郎ら一行が出会うキザな男。自転車世界一周を目指していると言うが、後でユースホステルで輪太郎ら3人を騙って現れる。
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