作品の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 21:19 UTC 版)
「ほんとにあった! 呪いのビデオ」の記事における「作品の流れ」の解説
2003年頃より本編が開始前に視聴者に注意を促す文面が流れるのが一般的となっている。 (リング編より) 本作では出演している御本人もしくは…御遺族の方から希望があった場合のみモザイク等の処理を行っております (Special 5より) 本編の映像に画像が乱れる箇所がありますが製品上の異常ではありません。 (13巻より) 本作では画面にノイズや異音が入場合がありますがビデオテープの異常ではありますせん。 (14巻より) 本作では画面上にノイズが見える、異音が聞こえる等不可解な箇所があるかもしれません、、が、製品の異常では、 ありません。 (15巻より) 本作では画面にノイズ等の乱れが見える、異音が聞こえる等の不可解な箇所があるかもしれません、が、製品の異常では、、、ありません (16巻より) おことわり本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承下さい。これからご覧になる映像は、一般投稿者より送られてきた映像を集めた作品ですご覧に頂いた後、不可解な出来事などや、霊的現象が起きた場合こちらでは、その現象について一切の責任を負いかねます。本作品は、お払いを済ましております (17巻より) おことわり本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れノイズなどが生じる場合がありますが、ディスクの故障ではありませんのであらかじめご了承ください。これからご覧になる映像は、一般視聴者より送られてきたビデオ・映像を集めた作品ですがご覧に頂いた後、不可解な出来事などや、霊的現象が起きた場合こちらでは、その現象についての責任を一切、取ることはできません本作品は、お払いを済ましています (18巻より) おことわり本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介している為、画像の劣化により乱れやノイズなどが生じる場合があります。あらかじめご了承ください。投稿されてきた映像をご覧になった後、不可解な現象、又は霊的現象が起きてしまった場合においても、一切の責任を負いかねます。本作品は、お払いを済ましております。 (19巻より) おことわり本作品は、一般視聴者からの投稿された映像によって構成されており、一部の映像の乱れ・ノイズ等が生じる場合がありますがこれはディスクの故障ではありませんのであらかじめご了承ください尚、本作品を見た・聞いた事により起きた心霊現象や不可解な現象につきましては、こちらでは一切の責任を負いかねます。その為、紹介する映像によっては、自己の責任でご覧ください。本作品をご覧になっている途中に霊的現象と思われ兆侯が起こった場合又、体調に影響がでた場合などの緊急時は直ちにディスクを止める事を勧めます。本作品はお祓いを済ましています。 (20巻〜21巻より) おことわり本作品は、一般視聴者によって投稿された映像により構成されており、そのため一部の映像の中に劣化・ノイズ等が生じる場合がありまが、これはディスクの故障によものではありません。あらじめご了承ください。本作品の中には、投稿者の証言の中で、見た事により、悪影響を及ぼす恐れのある映像が収録されています。鑑賞中、体調に影響又、不可解な現象が起こって時は、直ちにディスクを止める事を、お勧めします。紹介する投稿映像を見た・聞いた事によって起きてしまった、心霊現象や不可解な現象の一切の責任は、負いかねます。そのため、紹介する映像や音声によっては、自己の責任で鑑賞してください。本作品は、お祓いを済ませております。 (22巻より) おことわり本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。これからご覧いただくのは、一般の視聴者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後不可解な出来事や霊的現象が起きた場合こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品はお祓いを済ませております。 (23巻〜54巻、56巻〜94巻より) おことわり本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。これからご覧いただくのは、一般投稿者より投稿していただいた映像です。ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。本作品はお祓いを済ませております。 55巻は劇場公開作品のため、視聴者に注意を促す文面ではなく、「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズを紹介する文面が流れる。 (55巻より) 呪いのビデオ制作委員会は1999年の発足以来不可解な映像を一般の方々から募集し調査検証を行ってきた。『ほんとにあった!呪いのビデオ』とは一般視聴者から送られてきた心霊映像とその調査の過程を収めたドキュメントシリーズである。 上記の巻頭テロップの後、後述する投稿映像の流れの通りに最初の投稿映像が流され、その後に初めてタイトルが表示される。お祓いは都内にある神社で年に数回スタッフが投稿映像をまとめて持参して行っている事が、25巻で説明されている。 作品の進行は、映像とナレーションを用いて行われるドキュメンタリー色を強調した表現を初期作品より打ち出してきた。現在では疑似ノンフィクション作品ではごく一般的な手法であるが当時としては画期的であり、今日において他社の類似作品においても本作品の作品の流れは多少の差異はあれど踏襲されている。ナレーションに関しては初代の高橋眞三樹が行っていた時期に既に原型が完成していたが、このナレーションをより発展させたのが、現在担当する中村義洋である。投稿映像を紹介する流れは、例えば最初に「これは投稿者がとある海岸で撮影した物である」と言った形で、大まかにその映像を投稿された概要から説明される。その後に映してしまったとされる心霊現象について「投稿者が語るには何か得体の知れない物を映してしまったと言うのだが…」のように語り、最初の流れを一旦は閉める。投稿映像のみを紹介する場合はそのまま映像が紹介されるが、ドキュメンタリー風投稿映像の場合は上記に加えてスタッフと投稿者との会話のやり取りや現場検証を行う。このやり取りに現在では「演出補」(演出助手とも。詳細は後述)と呼ばれるスタッフが行っているが、初期はこの役割の者が居なかった為に構成・演出の中村と鈴木が兼任で行ったり、「リポーター」という名目で北川らが投稿者とのやり取りを行う場合もあった。これらやり取りを終えて大方の内容が視聴者に伝わると投稿映像に切り替わり、「それでは、問題の映像(箇所)をご覧頂こう…」と語って心霊現象が映し出されている箇所の映像を流す。 その後、「Replay(映像リプレイ)」が流されて「お分かり頂けただろうか?」「お分かり頂けたことと思う…」「お気付きになられたであろうか?」などと語って、投稿映像を再生し直してその心霊現象がどの辺りにどのように映し出されているかを語り始める。リプレイは最初に流した映像よりも再生時間を短くし、心霊現象の箇所を更にピンポイントに再生している。更にその後、スローモーションやアップで心霊映像をリプレイする。この場合、以前は「それでは、もう一度ご覧頂こう…」と言うのが通例だったが、近年の中村はあえて何も語らずに投稿映像を流し続ける手法を使用し、沈黙の効果を最大限に活用したり投稿者や映像の中に映る人物のその後などを語る例もある。そして、問題の映像が最も鮮明に映し出されている箇所で静止し「まさかこれは、撮影した○○さんを死の世界に引きずり込む為に現れた霊とでも言うのだろうか?」などと、投稿者とのやり取りやそれが撮影された状況、あるいは曰く付きの現場などの舞台背景から映像に映り込んだ謎の被写体の心境を、中村義洋が代弁するかのように語ってその話を閉める。最後に「…とでも、言うのだろうか?」と語りを閉めるのが、近年の『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズの大半の通例となっている。中には心霊映像よりも不可解な音声が本題になっている場合もあり、その場合はスローモーションや早送りにする事で人間の声のように聞こえる物も存在。この場合は敢えて音声を大きく編集されてリプレイされる。音声の場合でも同様に閉めの言葉は「…とでも、言うのだろうか?」が決まり文句となっている。 これらの作品が通常版では約60〜80分、スペシャル版で約90分が流れ、中村の語りと共にクレジットが流れて本編がすべて終了。その後、「『ほんとにあった!呪いのビデオ』一般募集のご案内」のテロップが表示され、一般公募を募る。投稿映像の送り先住所は第1巻から共通して同じ住所であるが、この所在地には製作を担当しているパル企画の分室(コピーライツファクトリーが管轄)がある。応募資格については年齢・性別ともに一切不問であり、常に続編が想定されている為に締切日も設けられていない。必ずしも投稿作品が「映像」である必要性はなく、いわゆる「心霊写真」でも良しとされる。ただし、心霊写真による投稿が本シリーズを通して採用されるケースは極めて稀である(『パート3』「心霊写真が撮られた現場にて」のみ)。 一般応募された投稿映像の扱いに関しては、その返却は一切しないと言うのが原則である。テロップ上にも「尚、送っていただいたテープや写真は返却いたしかねますので、ご了承の上、ご応募ください。」とある。37巻ではスタッフルームに不審者が押し入り、これらのビデオを譲るように迫られたが、この際に中村がナレーションで第三者はおろか、本人であっても原則として返却不可であると語っている。よって、投稿の際には自身でダビングテープなどの予備データを作成する必要があり、仮に不可解な映像云々は別として自身が大事な映像であると思うならば、その保存にはくれぐれも注意が必要である。 投稿映像が本作品に採用されると、賞金が設定されている。71巻現在での賞金額は最優秀者8万円、優秀者5千円の2段階である。この賞金額は非常に変動しやすい事で知られており、31巻から35巻までの間や44巻では最優秀者1万円、採用5千円という賞金額が最も低い時期であった。なお、最も高かった時期は39巻の最優秀者20万円、優秀者10万円である。投稿者に贈られる賞金は最新巻に記載されている賞金となる。したがって、初期作品のリメイク版は当時の賞金(最優秀者5万円、優秀者1万円)に設定されたテロップに差し替えて再発売された(※:この一般公募案内テロップは『呪海スペシャル』『THE MOVIE 1』など、一部の作品には表示されない)。なお、投稿映像が採用された場合は採用の程度を問わず賞金とは別途に粗品も授与されていたが、近年では最優秀者にのみ「ほん呪特製Tシャツ」を粗品として渡される模様。 作品の傾向については以下の分類に分けられる。
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