作品の概要と出版状況とは? わかりやすく解説

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作品の概要と出版状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/09/26 09:33 UTC 版)

けむりのゆくえ」の記事における「作品の概要と出版状況」の解説

著者早川良一郎本書発表するまでは、サラリーマンとして日本経済団体連合会事務局勤めていた。早川若き日医者志してイギリス留学した挫折し帰国経団連定年退職するまで30年奉職50歳ごろから英国留学時の逸話などを基に随筆書きはじめる。約3年ののち、書き溜め随筆自費にて製本し、『A STUDY OF SMOKING』と名付け1973年昭和48年)に199部のみ出版した本書にはペン通し番号記載され、主に早川の知人進呈された。 1974年昭和49年)、本書第22回日本エッセイスト・クラブ賞を受ける。限定出版であったことから、再出版要望寄せられたのを機に、『けむりのゆくえ』と改題挿絵装訂辻まこと担当し同年11月装いあらたに文化出版局から一般流通書籍として出版された。早川自身ロンドン留学時代サラリーマン時代懐古し、日常生活何気ない出来事題材にした随筆中心に実在知友モデルにしたと思われるパイプ愛好家である架空の人物主人公にした逸話挿みこんだその内容は、1970年代80年代熟年世代共感持って受け入れられ、名随筆として愛読された。また、パイプ話題多く取り上げられていることから、喫煙者にも好評であった早川本書刊行後随筆家として活動し、数冊の著作残している。 1980年代絶版状態が続いたが、早川が歿して5年経った1997年平成9年)に、自身早川の随筆愛読者であるという、ドイツ文学者池内紀編集担当し装訂田淵裕一担当した叢書池内紀ちいさな図書館”の一冊として、五月書房から再版された。その後数年市場流通していたが、現在は再び絶版となっている。

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作品の概要と出版状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/29 22:41 UTC 版)

ちんちん電車 (随筆)」の記事における「作品の概要と出版状況」の解説

1966年東京路面電車廃止決まり獅子文六は、東京市街電車開通した1903年明治36年)、慶應幼稚舎在学中だった頃から寄宿舎からの里帰りにしばしば乗っていた「ちんちん電車」への愛惜をこめて、当時電車まつわる逸話を、大正昭和時代風俗街並み等を回想しながら17章わたって綴った。 「ちんちん電車」は1966年吉岡堅二六浦光雄が挿絵原弘装幀担当し書き下ろし単行本として朝日新聞社から出版された。1970年代から長らく絶版状態にあったが、2006年河出書房新社から再出版され、大正昭和時代東京交通事情路面電車有り様を今に伝える名随筆として親しまれている。

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