随筆家として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 08:37 UTC 版)
1960年代末ごろから趣味関連の随筆家としての活動が主になっていく。その中でも『宝石と宝飾』など、東京書房社から刊行された一連の限定出版書籍のいくつかには梅田が愛用の万年筆で署名している。この時期には50冊におよぶ著書を発表した。 1980年(昭和55年)に還暦を迎えた梅田は『嫁さんをもらったら読む本』を上梓。梅田はあとがきで、それまでの破綻の多かった結婚生活を反省し、ふたりの子供をはじめとする後の世代への遺言であると述懐し、自身の活動に一区切りをつけようとした。続けて、自身の収集家としての活動の集大成として、1884年にウォーターマンが万年筆を発明してから100周年となる1984年(昭和59年)までに『万年筆100年史』を執筆する計画を打ち出すが、果たせずに生涯を閉じた。
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