随筆家時代
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1965年(昭和40年)以降は、親から譲り受けた「梅田ビル」を拠点に作家活動に専念、風俗についての研究を始め、萬物収集家を自称。若者たちに呼びかけて『雑学の会』を主宰し、古今東西の雑学を収集した。その一方で『おんなの有料道路』(オリオン社 1965年)、『紳士のライセンス』(読売新聞社 1969年)など、風俗やトレンドに関する著作の執筆を始める。 1970年(昭和45年)以降の梅田は幼少時から関心を寄せてきた万年筆、時計、カメラなどの物の歴史に関する著述や海外文献の翻訳、パイプ・タバコ・ウイスキーなどの嗜好品や雑学に関する随筆集、実用書やゲーム関連書など、約3年間に30冊におよぶ著書を発表。1972年5月には西洋骨董の同好会『GEMの会』を結成し、アドバイザーとして会の運営に携わった。1970年代半ばには取材のため数回にわたってふたたび渡欧。1975年(昭和50年)には、梅田ビルを拠点に(株)アンティック社を設立し、西洋骨董情報誌『アンティック情報』を創刊する。 1978年(昭和53年)プラチナ萬年筆株式会社と共同で、コラボレート万年筆『プラチナ#3776』を開発。発売後6ヶ月で15万本もの売り上げを記録し、万年筆愛好家たちの話題となった。1979年(昭和54年)には、多年に及ぶ文化史研究、雑学収集の成果を集大成した著書『博物蒐集館』全5巻(青土社)を上梓する。
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