人気の上昇、第一線での活躍(2007年 - 2015年)
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2007年、映画『恋空』の大ヒットでブレイク。本作で第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。アミューズのハンサムライブでは、唯一のソロで「TRUE LOVE」をギター弾き語りで歌唱した。 2008年、映画『奈緒子』で第63回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞を受賞。テレビドラマでは若手俳優の登竜門であった『ごくせん』(日本テレビ)第3シリーズでメインの生徒役をつとめ、『ブラッディ・マンデイ』(TBS)ではテロ組織と対決する天才高校生ハッカー役で連続ドラマ初単独主演を果たす。好評を博した同作は2010年に続編も作られた。 2009年、堀越高等学校を卒業。同年、初舞台『星の大地に降る涙』で主演を務め、歌やダンス、殺陣にも挑戦し、「19歳とは思えない」と言われるほどの圧倒的な存在感・パフォーマンスで大きな注目を集めた。また平凡な高校生と侍の二役を演じ分けた『サムライ・ハイスクール』(2009年10月期、日本テレビ)の主演、続いて『ブラッディ・マンデイ Season2』(2010年1月期、TBS)と、2クール連続でドラマに主演。これは極めて異例であり、20歳にして10年を越えるキャリアに裏打ちされた演技力は群を抜いていた。同年、第33回エランドール賞 新人賞を受賞している。 2010年2月、佐藤健との共同企画作品、DVD「HT 〜N.Y.の中心で、鍋をつつく〜」を発売。発売初週で12,000枚を売り上げ、3月1日付のオリコンDVDランキングで総合5位を獲得。日本人男性俳優の「アイドル・イメージ作品部門」で歴代最高順位を記録した。同年、絶大な人気を誇る少女コミック の実写映画『君に届け』に主演。三浦が演じる高校生の”風早”役は、爽やかすぎる好感度大の超人気キャラクターであり、公開前はネット上でキャスティングに対する否定的な声も散見された が、三浦の好演に作者も”リアル風早”と太鼓判、映画観客動員ランキングで初登場第2位、ぴあ初日満足度ランキングで第2位のヒットとなった。 2011年、『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ)で初めて月9ドラマに主演、20歳ながら教師役を演じる点でも話題となった。 2012年、3月より『海盗セブン』、12月より『ZIPANG PUNK〜五右衛門ロックIII』と、ミュージカル2本に出演。なお、この頃出演した「タウンワーク」(リクルート)のCMではアカペラでの歌唱を披露した。撮影現場では三浦の歌唱力に拍手が起きたといい、同CMのYouTube動画は約2週間で13万回以上再生され、SNS上でも「本当に本人が歌っているのか」等の反響があった。 2013年、民放の連続ドラマ史上記録的ヒットとなった『ラスト♡シンデレラ』(フジテレビ)に出演。三浦が演じる佐伯広斗役のビジュアルと艶然とした色気は大きな話題となりヒットを牽引、最終回の三浦の出演シーンで瞬間最高視聴率20.9%を記録した。同作品の撮影終了後、短期留学として1か月ほどニューヨークに滞在している。また、同年の出演映画『永遠の0』では第38回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。その他、同年より Weibo(新浪微博)の公式アカウントを開設した。 2014年、「命を題材にしたドラマをやりたい」と自ら企画を提案した『僕のいた時間』(フジテレビ)で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し苦闘する主人公を熱演。前作『ラスト♡シンデレラ』と全く異なる役柄を演じ、両作品合わせて第51回ギャラクシー賞個人賞を受賞した。同年、「常に自分が踏み入れたことのないフィールドを目指したい」と、日本・中国合作映画『真夜中の五分前』に主演。オール上海ロケで日本人キャストは三浦のみ、ほぼ全編中国語の台詞であったが、監督や海外の共演者から絶賛される中国語を披露した。「努力をして関わることで新しい景色が確実に見えたし、そこで新しく生まれる思考もあった。この経験が今後の自分の役者人生の財産になった」と述べている。本作は、上海での舞台挨拶ではスタンディングオベーションで迎えられ、中国で約4000スクリーンで公開されるなどのヒットとなり、韓国では第19回釜山国際映画祭でワールドプレミアとして上映、5,000人のファンが詰めかけた。 2015年、 大竹しのぶとダブル主演 したテネシー・ウィリアムズの傑作戯曲『地獄のオルフェウス』で、初のストレートプレイに挑戦。批評家の阪清和は「三浦がいかに豊かな表現力を秘めているかを証明した」と評している。映画では『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』に主演、規格外のワイヤーアクションに挑んだ。これについてアクション監督の田渕景也は、日本屈指のアクション監督たちが集う「アクションサミット」の場で、「今の日本のスタントマンが分かっておいたほうがいいと思うのは、”みんなは彼(三浦)に勝ってるのか?”ということ」「ほぼ一発OK。しかもノーテストでやった。実際にやったら(現場のスタントマン達は)誰も勝てなかった」と語っている。また、同年に月刊誌「プラスアクト」の連載『日本製』をスタート、初回は鹿児島県で同年12月に掲載された。この人気連載と日本全国47都道府県の旅は2019年までの5年間、続くことになる。
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