京都編「映画村奮闘」パートとは? わかりやすく解説

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京都編「映画村・奮闘」パート(1983年 - 1993年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 12:56 UTC 版)

カムカムエヴリバディ」の記事における「京都編「映画村・奮闘」パート(1983年 - 1993年)」の解説

るいと錠一郎長男桃太郎誕生してから7年後1983年昭和58年4月初旬高校三年生になったひなたは同級生らが将来見据えて進学などを決める中、家庭経済事情進学諦めつつも進路が決まらずにいた。ある日独り店番をしていると「無愛想な男」が来店し回転焼き焼けないひなたを嘲笑するなど悪印象残して立ち去る後日同級生藤井小夜子提案家業の手伝い進路考えたひなたは、るいに教わり初め回転焼き作る大失敗し、将来悲観し落ち込む。気が付くと癒しの場である映画村到着したひなたは、「ミス条映コンテスト参加者募集ポスターを見つけてひらめき応募する書類選考通過し最終選考会に進んだひなたは、演技審査で「侍に告白され茶屋の娘」を演じることとなるが、相手役演者五十嵐文四郎が「無愛想な男」と気づき演技中であることを忘れて刀を奪い相手斬り倒す芝居をする。その結果コンテストには落選するが、後日ベテラン大部屋俳優・伴虚無映画村アルバイト誘われる。「このままでは滅び去る時代劇救ってほしい」と懇願する伴の言葉に、責任重大さ感じたひなたは当初辞退するも、五十嵐再会して言い争う内に考え変わり翌日から映画村俳優会館休憩所アルバイト始める。 時代劇関係者集う環境を「パラダイス」と感じながら働くある日幼い頃からのファンである時代劇ドラマ棗黍之丞シリーズ」の嘗てレギュラー女優美咲すみれ映画村訪れる。時代劇ドラマ撮影現場見たひなたは、監督脚本変更要求するすみれのわがままを作品上への熱意勘違いして感動する。そして、協力のつもりで茶道作法間違い指摘したことがすみれの気に障り撮影中断する現場で出番待ちをしていた五十嵐苛立ち、ひなたに時代劇ドラマ撮影現実突きつけ口論になるうちに「棗黍之丞シリーズ」ですみれが出演した名場面に話が及び、意気投合し盛り上がる二人現場追い出されるが、当時思い出して懐かしむすみれとスタッフとの間で談笑始まり殺伐としていた現場和やかな空気に変わる。撮影が無事終了し初心思い出しドラマ出演へのこだわり捨てたすみれは、ドラマ台本サイン入れてひなたに渡し、侍のように潔く現場後にする翌年の春、高校卒業したひなたは映画村就職業務部配属され五十嵐小競り合いしながら充実した毎日送っていた。ある日二代目桃山剣之介が、父である初代桃山剣之介遺作世間駄作評され映画妖術七変化 隠れ里決闘」を自身主演再映化する発表する。それについての記者会見の場で敵の小野寺左近役をオーディション決めると知った五十嵐応募決め当時この役を演じた伴に稽古懇願する断られる一方ひなたは、すみれの口から桃山親子不仲や「妖術七変化」の制作経緯の噂を聞く後日、謎の振付師からもらったチケット五十嵐一緒に妖術七変化」のリバイバル上映を観に行きひょんなことから一家団欒に彼も交え食事をしたひなたは、時代劇俳優大成目指し努力する彼を知り、気づけば応援していた。五十嵐は再び伴に頭を下げ、ひなたも説得協力する。しかし再度断られ、伴もオーディションを受ける事とともに、「妖術七変化制作の経緯真相と、自分セリフ回しが下手で初代遺作駄作となった後悔聞く五十嵐と伴は順調に審査通過していき、参加者二人一組殺陣披露する最終審査では二人が刀を合わせることが決まる。その前日、ひなたは密かに練習してきた回転焼き作り出来立て彼に渡し応援する最終審査当日様子覗き見ていたひなたは、二代目剣之介が語る今回オーディション意図や、初代剣之介当時伴を選んだ真意聞く。そして審査終了後二代目剣之介呼び止められ黍之丞を演じることに迷う中、サイン会でひなたから質問されたことや、その時もらった回転焼き食べたことで父の思い気づき妖術七変化再映画化に繋がったことを打ち明けられる五十嵐左近役には落選するも名前とセリフのある端役をもらい稽古打ち込む一方その頃、ひなたは仕事忙殺され互いにすれ違い日々が続く。寂しさ限界となり、やっと五十嵐会えたひなたは、同じ思いをしていた彼に抱きしめられる後日、ひなたは五十嵐告白され相思相愛となる。 「妖術七変化再映画化は成功するが、その後スポンサー離れなどから時代劇次々と終了し、それに比例して条映が自社映画制作費調達のために開設した映画村来客数も下降していた。1992年五十嵐励ましながら映画村働き続けるひなたは、来客増加仕事減った大部屋俳優らに活躍の場与えるため、映画村内にお化け屋敷開業させることを思いつき運営始め、この企画順調な滑り出し見せる。その頃五十嵐は、斬られ役大部屋俳優から栄進出来ないまま8年となり焦燥していた。そんなある日、彼はやけ酒をあおり酩酊し、偶然その場居合わせた人気時代劇俳優星川太朗暴言吐き、条映から「破天荒将軍」への一年間出演禁止処分が下る。監督の轟強から「星川に気兼して他の監督出演させないかもしれない」と告げられ絶望した五十嵐は、東京実家で働くことを決め、ひなたに対して結婚前提帰郷同行求める。しかし彼女に夢を諦めることを反対されると共に明るく励まされ辛くなり、別れを告げる。そんな彼に自身過去重ねた一郎は、自分選んだ道ならきっとひなたの道になると五十嵐語り穏やかに送り出す一方、ひなたはひどく落ち込むが、るいが歌う「On the Sunny Side of the Street」と自分名前の由来聞き笑顔取り戻す。 1993年4月お化け屋敷好評ながらも時代劇終了止まらず映画村への来客数は更に減少する。ひなたは更なる打開策として外国人向けツアー提案するが、英語に対応したガイド高額な人件費理由却下されるその後小学生時代ラジオ英語講座わずかながらも学習した経験思い出し自身ガイドしようと考え五十嵐との結婚資金だった定期預金崩し英会話教室に3ヶ月通ったり本を買ったりとさまざまな術を試行錯誤するが実用的な会話は身に付かないそんな中長年の恋に敗れた桃太郎自棄になり、ひなたが欲しがっていたCDプレイヤー万引きする。ひなたは桃太郎対す怒り任せて自身現状打ち明けた挙句姉弟喧嘩発展し二人を見かねたるいは仲裁に入る。そこにトランペットを手にした錠一郎現れ、ジャズトランペッターだった過去初め子供達明かし挫折から10年間、密かに復活へ希望持ち続けたことを語り、それでも人生続いていくと諭す

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