京都芸術大学の学生
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「ミュジコフィリア」の記事における「京都芸術大学の学生」の解説
漆原朔(うるしばら さく) 本作の主役。美術学部映像学科に入ったものの、サークル「現代音楽研究会」に半ば強引に入れられたのをきっかけとして現代音楽に再会する。母の君江(きみえ)と二人暮らし。幼い頃、貴志野家で大成と暮らしていたことがあるが、その後家を出たという過去を持つ。朔と大成が腹違いの兄弟であることは、小夜以外のメンバーは知らない。その小夜に子供の頃から恋心を抱いている。 青田完一(あおた かんいち) 作曲科の3回生。入学式の前日に学内で朔に声をかけた一人。他科や他校からも「アオカン」と呼ばれるなどの“知名度”を有している。偶然性を取り入れた《DIYのための協奏曲》や、弓の代わりに蠅たたきで弾く《五月蠅(さばえ)の飛行》など、奇抜な作風を特徴とする。 アラマキ 青田とともに、朔を現代音楽研究会に誘った女性。青田の《Invention I》や《四苦》で打楽器を担当。 布由(ふゆ) 作曲科学生。大河原ゼミに所属。 高田珠(たかた たま) 作曲科学生。朔らとともに「秋吉台の夏 現代音楽セミナー&フェスティバル」に参加し、湯浅譲二の前で自作を披露する。 正一(しょういち) 作曲科学生。常に頭にハチマキを巻いており、皆からは「ハラショー」と呼ばれる。 浪花凪(なにわ なぎ) 朔が弾いていたピアノの下から、いきなり顔を出すという大胆な行動で彼と初対面をする。ピアノ科に所属していながら、青田完一の《Invention I》のソプラノを担当することになった。朔との出逢いによって、ピアノとは違う道に転じるようになる。 小夜(さよ) 子供の頃から朔や大成と親交がある。大成とは数年前から恋人関係である。大学ではヴァイオリンを専攻。 貴志野大成(きしの たいせい) 朔の異母兄。2歳の頃に連れてこられた朔としばらくの間同居していたが、現在では兄弟の仲は冷えきっている。現代音楽研究会の部長であり、作曲科4回生。ストラスブールの現代音楽祭に出品し、「秋吉台の夏」では招待作曲家に選ばれるなど、内外から将来を期待されている人材である。
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