交換船とは? わかりやすく解説

こうかん‐せん〔カウクワン‐〕【交換船】

読み方:こうかんせん

交戦国互いに在留民や捕虜交換するために派遣する船。


交換船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 20:52 UTC 版)

交換船(こうかんせん、英語: Exchange and repatriation ship)とは、第二次世界大戦当時に、開戦により枢軸国連合国双方の交戦国や断交国に取り残された外交官や駐在員、留学生などを帰国させるために運航されたのことである。


  1. ^ 『日米交換船』鶴見俊輔・加藤典洋・黒川創(新潮社、2006年3月)pp253-261
  2. ^ 『ベルリン特電』江尻進(共同通信社、1995年)
  3. ^ 『伊号潜水艦訪欧記ヨーロッパへの苦難の航海』伊呂波会(光人社NF文庫、2006年)
  4. ^ 『外交官の一生』石射猪太郎、読売新聞社
  5. ^ 『日米交換船』新潮社,pp124-125
  6. ^ 『石射猪太郎日記』中央公論社,1993年,p.505, ISBN 9784120022302.
  7. ^ 海老名熱実「1942日米交換船とその時代」展パンフレット。日本郵船歴史博物館,2012年
  8. ^ 『日米交換船』新潮社, pp171-182, pp343-351
  9. ^ 『米国人記者が見た戦前のシナと日本』ジョン・B・パウエル著(中山理渡部昇一監修、祥伝社 2008年)
  10. ^ 『横浜製フォード、大阪製アメリカ車』サトウマコト著 230クラブ刊, 2000
  11. ^ 『長崎の原爆で終わった抑留』, pp100-101、訳者大橋尚泰による解説箇所。マリー゠エマニュエル・グレゴリー(えにし書房, 2022)


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交換船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 07:39 UTC 版)

浅間丸」の記事における「交換船」の解説

占領地拡大に伴い1942年5月開戦により交戦国断交国に残され外交官民間人企業駐在員留学生研究者、それらに帯同した家族など)を帰国させるための交換船に関する協定結ばれ日本とその同盟国、およびアメリカとその同盟国の間で1942年6月1943年9月の2回、日本イギリスおよびイギリス連邦諸国との間では1942年8月1回交換地となる中立国向けた交換船が運航されることになり、第一次日米交換船として浅間丸使用されることになった。なおこの際に、軍役に就いている船舶による中立国への入港国際法上禁止されていたため、一時的に軍役外れて日本郵船へと戻ることになった1942年6月17日に、同じく交換船として運航されたコンテ・ヴェルデとともに横浜出航し上海香港サイゴンで、同地を含む日本勢力圏内に住み抑留されイギリス人アメリカ人などを乗せて交換地のポルトガル領東アフリカ(現:モザンビーク)のロウレンソ・マルケス向かい7月22日ロウレンソ・マルケス入港した7月26日に、アメリカ側から来たグリップスホルム(スウェーデン船籍)によって運ばれて来た、アメリカブラジルメキシコパナマなどの中南米連合国(その多く開戦後日本との国交断絶した)に住み拘留され日本人と、日本同盟国タイ人乗せてシンガポール昭南)に向け出航し8月20日横浜帰港した

※この「交換船」の解説は、「浅間丸」の解説の一部です。
「交換船」を含む「浅間丸」の記事については、「浅間丸」の概要を参照ください。

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