七包丁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:53 UTC 版)
「ミスター味っ子の登場人物」の記事における「七包丁」の解説
いずれもアニメ版のみの登場(阿部一郎と関場は原作にも登場するが別設定)。 阿倍一郎(あべ いちろう) 声:大滝進矢 三友商事の社員食堂である、フライ専門店「レストラン アベ」のオーナーシェフ。二郎の実兄で「味将軍の懐刀」と称される。弟が降格する原因を作った陽一にリベンジを仕掛ける。研究熱心で、偵察員からの陽一の研究姿やアイデアに対して素直に感心することもある。また評判の社員食堂に現れ、その問題点を指摘しヒントを与えている。陽一との決戦では奥の手として使用した調味料が仇となり敗北。 アニメでは二郎と同じく「阿部」と改名、東大医学部卒のドクター・シェフという設定で、七包丁の最強の料理人でもある。料理を作る前に「料理カルテ」を作り、手術着を厨房着にし、メスで材料を刻むなど、手術感覚で調理する。助手がついているが、独善的な性格により、材料を差し出すことしかさせない。すき焼き勝負の時、勝負に負けた挙句、余ったネギを無造作に捨てた事を指摘した審査役のバルツ国王に「料理人不合格」の烙印を押されてしまう(敗退料理人にこのような烙印を押されたのは彼のみ)。グループ離脱後はコックになろうとするがどの店も相手にしてくれず、場末の定食屋で適当な料理を作って生活するまで落ちぶれてしまった。そこで偶然出会った味皇と未知の味を探す「味遍路」をするも、味皇が記憶喪失になった事で気が触れ、無味乾燥な料理を広める「無責任料理計画」に暗躍する。性格も原作とは違い、弟の二郎をクズと罵っていた。しかし最後のサンドイッチ勝負で敗れて孤独になってしまった時に真っ先に駆け付けて一緒に自分のサンドイッチを美味しそうに食べてくれた弟に感激して和解する。 なお「東大医学部卒業」「メスで材料を刻む」という設定は、1988年にアニメ雑誌『アニメージュ』(徳間書店)で行われた「ヘンタイ料理人募集」により一般公募で決められ、これに原作に登場した同キャラと組み合わせてこのキャラが誕生した。 大石老師(おおいし ろうし) 声:徳丸完 グループの長老。瀬戸内海の空豆島に設けられた養成所「食の穴」で、12人の教え子、通称「瀬戸内少年料理団」(後述)の先生をしているが、高齢のため寝たきりとなっている。 味将軍の「陽一打倒」の命を受けるも、高齢のため辞退しようとするが、結局は料理団リーダー・ユウタの独断で、料理団が陽一達と戦うこととなる。そのため七包丁で唯一陽一と戦っていない。 クワイ・チャン・カモン 声:たてかべ和也 中国の僧侶風の料理人。得意料理は中華料理。四字熟語を並べて言うのが得意。口癖は「食い改めよ!」と「見て驚け!」。モットーは「人の物は俺の物、俺の物も俺の物」。 味将軍の「香港料理界乗っ取り」の命を受け、正体を隠して料林寺で修行、料林寺の幹部の一人となり、劉虎峰を騙して野望を達成しようとするも正体がばれ、陽一と杏仁豆腐勝負するも敗れて、破門&下山(だがこれは、味将軍の日本制圧のための陽動作戦だった)。グループに戻り、ユウタと共に阿部一郎のアシスタントとなり、すき焼き勝負をするも、大して活躍の場も無く敗れ、グループ再生と同時にグループからも破門される。 破門後はインド山中でインド料理を極め、同じく破門された元マネージャー・毛利と共に、味皇ロボットを楯にした「味皇料理同盟」を松本市で旗揚げし、信者を集めるが、味頭巾に馬脚を現されて退散。後に毛利、大虎と共に阿部一郎の「無責任料理計画」に暗躍するが、ロボコックの料理を認めて改心する。なお最終回では、記憶が戻った味皇と陽一から発せられた虹を、中国から劉虎峰と共に見ていた。 ロボコック・サリー 声:土師孝也(初登場時は台詞無し) 一見ロボット風だが、実は最高のコンディションで料理を作るべく、自分の体をメカアーマーで覆った料理人。 七包丁第一の刺客として、陽一と丸井の味探しに乱入して、料理を披露するも敗れ、その後、俵三四郎博士(後述)がオーナーを務めるグルメ特急に侵入し、陽一・俵とフルコースを挑むも、最後のデザートで敗れる。味頭巾の説教で自分の求めた味を探すべく、味探しのためグループ離脱、後復帰して、カモンを改心させる。 ゴッドハンド大虎(ゴッドハンドおおとら) 声:渡部猛 寿司の名人。金沢市の出身で、身長10mの巨漢。必殺技は、巨大な手で一度に8カンの寿司を作る「マッハ握り」(物凄い速さで握るので、周囲には衝撃波が走る)。また、名前のとおり虎に変身する描写もある。 兼六園で行われた握り寿司コンテストに、デュークとロビン(後述)と共に参加、優勝するためにトロや海苔を買い占めるも、陽一の握り寿司に負け、味頭巾の説教で猫になってしまい退散。その後行方不明となるが、毛利・カモンと共に阿部一郎の仲間となるも、阿部二郎・及川のコンビに負け改心。 なお、原作の寿司勝負で彼と似た寿司虎の大将が登場するが、こちらはアニメほどの巨漢ではない(ただし、トロと海苔の買い占めは行なっている)。また、原作では味将軍グループの一員ではない。 武智村正(たけち むらまさ) 声:曽我部和恭 日本蕎麦の達人。江戸時代の浪人を思わせる料理人で、腰の日本刀で瞬時に蕎麦を打つ。 大晦日に年越し蕎麦勝負を挑み、グループの強力な機動力で圧倒するも、蕎麦が凍るミスで逆転。味頭巾の説教&制裁で、再修業のため離脱。その後復帰し、新生味将軍グループの第1号店の店長を任せられるが、その店はウェッキーひとし(後述)部隊に乗っ取られる。 北の悪魔・関場武雄(きたのあくま・せきば たけお) 声:沢木郁也 札幌市に現れ、特製フランクフルトを広めようとした。その正体は味皇料理会ドイツ料理部主任・関場武雄。 元々関場は、先代七包丁に育てられながらも、自由な料理が出来ないため、包丁を捨てようとしたところを味皇に咎められ、味皇料理会に移籍したが、味将軍の命に逆らえず、脱会覚悟で七包丁と化す。 陽一との味勝負に負けた後はグループを離脱し、とある料理店で修行をしていたが、そこで味皇に出会い、「味皇料理同盟」の話を聞かされて松本市へ直行、陽一・一馬に協力して味勝負に勝利し、味皇料理会に復帰した。
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