ルーシ帝国
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「蒼き革命のヴァルキュリア」の記事における「ルーシ帝国」の解説
クローディアス・パウロヴィッチ・キエフ 声 - 磯部勉 小国だった「ルーシ王国」を一代でヨーロッパ五大帝国の一つに数えられる大帝国にした乱世の覇王。四将たちと計らい父親も兄も謀殺して皇位についた。 凄まじい野心の持ち主で「乱世に生まれたからには覇を」との野望に加え、卓抜した軍才と政治手腕を併せ持つ。「死神」ブリュンヒルデを従え、他国の技術を参考にして密かに蓄えていた軍事力を背景に急速且つ強引に勢力を広げる。 当時皇太子だった10年前、突如として孤児院に大軍で襲撃をかけ、孤児院の先生にしてアムレート達の姉代わりでもあったマリアを彼らの眼前で強引にさらったばかりか、後の帝国四将らに命じて孤児院を徹底的に破壊して焼き尽くし、辛うじて生き延びたアムレートら五人を除いた院長や全ての孤児の命を無残に奪い尽くした。 ルーシにとっては傑出した英雄だが、自国民の兵士を平然と犠牲にする(それも敵をおびき寄せるためにわざと自軍部隊を集中させて味方もろとも葬る)という在り方は自国兵士の犠牲を最小限にしようと身体を張って最も苛酷な戦場で戦うアムレート、オフィーリアとは対極にある。アムレートら五人の大罪人にとっては自分達から全てを奪った男であり、倒すべき最大の怨敵である。 ギルーシュ・ベンケンドルフ 声 - 玄田哲章 ルーシ帝国四将No.1にして筆頭。強面の陸軍元帥で、陸軍大臣を兼務。孤児院襲撃事件にも参加したアムレート達の仇の一人。 クローディアスとは乳兄弟であり、彼が皇太子の時から仕えている忠臣。No.1だけあって武勇に優れ、統率力にも秀でている。四将最後の犠牲者となり、これによって四将は事実上壊滅した。 移動能力や機動力を捨てた代わりに堅牢性、防御力、攻撃力を最優先にしてカスタマイズされた専用の人型重咒機「ガーディアン」を操る。 ヴィクトール・チマシェフ 声 - 谷昌樹 ルーシ帝国四将のNo.2。陸軍参謀本部のトップ。階級は大将。内務大臣を兼務。後退した頭髪と片目を覆うアイパッチが特徴。孤児院襲撃事件にも参加したアムレート達の仇の一人。 帝国四将の中で最もクローディアスに心酔しており、更に彼を崇拝する様はある種の狂気を孕む。クローディアスに対してのみ物凄く礼儀正しいが、それ以外の者に対しては嫌味たらしく陰湿で、なおかつ慇懃無礼な敬語口調で話し、クローディアスのためなら破壊や虐殺も嬉々として実行する、残虐非道な冷血漢。ヴィアン会議において皇帝代理として出席した際は他の列強の外交特使を愚弄するかのような振る舞いも見せる。四将3人目の犠牲者となった。 隠密性と踏破能力、自身の作戦能力(搦め手を最も好む)を重視した双頭蛇型の専用重咒機「スネーク」を操る。 グスタフ・メクレンブルク 声 - 関俊彦 ルーシ帝国四将のNo.3。海軍のトップ。階級は大将。孤児院襲撃事件にも参加したアムレート達の仇の一人。 元は陸軍に所属していたが、類稀な咒機運用技術をクローディアスに見出され、新設された海軍を任される。「陸軍に戻りたい」と口癖のようにぼやくが、北ヨーロッパの制海権を掌握するまでに海軍力を拡大させている。だが、どこか軽薄で飄々として洒落っ気がある性格で、それゆえに底の見えない、食えない男。自軍についても自身についても「所詮は駒」という認識で、どうせ死ぬのだから生きているうちにせいぜい楽しまなければという達観した考えの持ち主。四将2人目の犠牲者となったが、その遺体はマクシムに回収された後、クローディアスが彼の棺でユトランドに憎しみを持つきっかけとなった。 輸送能力を強化した専用の鯨型飛行重咒機「ホエール」を操る。 バルデュス・グリッペンベルク 声 - 野島健児 ルーシ帝国四将のNo.4。陸軍大将。ギルーシュの補佐役で、外務大臣を兼務。孤児院襲撃事件にも参加したアムレート達の仇の一人。 四将の中では最年少。末子気質の人たらしだが対人スキルは非常に高く、降伏交渉を含めた版図拡大に大きく寄与している。外交能力に長けているがゆえにTPOを弁えた口調をしているが、基本的に甘え上手。逆に軍人然としている訳でもないが、戦場では適度に粗野な感じになる。 四将最初の犠牲者となったが、その死後彼の卓越した手腕は他の四将たちや皇帝に改めて高く評価され、クローディアスが彼の棺に報復を誓う様子も見せる。 攻撃能力を徹底重視した竜型(形状としては竜脚下目型)の専用重咒機「ドラゴン」を操る。 ブリュンヒルデ 声 - 坂本真綾 『死神』と呼ばれる不死のヴァルキュリア。青白い髪で、赤い目、赤い鎧を身に纏い、大きな鎌を持っている。「指輪」の契約によりクローディアスに与する。クローディアス皇帝と四将に拉致されたマリア・シュマイケルを依代としており、本作の最大の脅威だった。過去の歴史においてもラグナイト適正の高い乙女を依代に召喚され使役されていたが、その依代の心は怨嗟の果てに絶望し消滅していた。しかし、それとは一線を画するマリアを気にかけている。 マクシム 声 - 鈴村健一 帝国の若き将。後、四将。帝国に併呑されたイプセリアの元第二王子レアティーズ・ハン・クリミアス3世。クリミアス王家は彼を除いて悉くルーシに処刑されたが、クローディアスは彼に目を掛けた。以来、クローディアスに忠誠を誓い。仕えるにあたって、自ら志願して「咒体」と呼ばれる改造手術を受けた。その恩恵による超人的な身体能力と二丁拳銃の咒構武器を用いてアムレート達に猛然と戦いを挑む。敗北の際にオフィーリアから素性を問われて逃走を図る。 敗将としてイプセリア陥落を報告した際に、バルデュスの死で空席となった四将に抜擢される。その後、オフィーリア暗殺を命じられるが躊躇ったため、ヴィクトールが引き受けた。施政を半ばユトランドが引き受ける形で自治権を回復した祖国の実情を目の当たりにして苦々しく思い、それを『解放』と称するユトランドの欺瞞を責める。幾度もアムレート達と戦いを繰り広げ最終的に敗れた。そしてクローディアス皇帝の元を去る時に咒体と四将の地位とマクシムの名前を返上した。解放戦争の後にクリミアス王家が復活を果たした後にイプセリアの国王として即位した。 レオニード・スミノフ 声 - 桐本拓哉 帝国軍中佐。「マルガリータ」ことバイオレットの情報源。婿養子で家庭環境に恵まれず、癒やしを求めて彼女に心を許す。ところが彼女と旅行へ行く約束していたが突然姿を消したことにより自ら最前線行きを望み、第二次コヴァロティス会戦にて戦死した。
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ヨーロッパ大陸北にある絶対君主国家。ヨーロッパ五大帝国の一つ。面積約2280万㎢、人口6900万人、首都ザントベルク。
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