フォー・リバース (Four Rivers) のメンバー
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「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」の記事における「フォー・リバース (Four Rivers) のメンバー」の解説
井口美恵子(いぐち みえこ)ギター (G) & リードヴォーカル (Vo) 主人公。旧姓・麻生、フォー・リバースの名目上のリーダー(実質は連絡係兼調整役)。1951年生まれ、東京都国分寺市出身の44歳。身長152cm、体重52kg、バスト80cm、ウエスト&ヒップは決して口外できない。自称「地味で真面目だけが取り柄」で、学業成績は優秀であった(音楽と体育を除く)、いわゆる優等生タイプ。中・高は三多摩では有名な共学の私立一貫校で、大学は神保町にある4年制女子大・英米文学科で、当時は全共闘が大騒ぎしていた頃であったが、いわゆるノンポリであった為、そのような活動には縁がなかった。大学卒業後、キノシタ製薬の総務部に入社し、26歳直前で総務部の上司に紹介された現夫の幸輔と結婚の為寿退社。以後専業主婦として平凡な家庭生活を送っていたが、今では4歳年上の真面目で無口な夫・幸輔の家庭に対しての無関心さや、志望高校の受験に失敗し、引きこもり同然となっている息子・真人の存在に日々ストレスを感じるようになっていた。 彼氏に騙されて40万円の借金を抱えたかおりに、幸輔から40万円を貸してくれるよう頼んで欲しいと泣きつかれ、幸輔から貸し出しの承諾を得るが、万が一かおりが返済できない時の為にコンビニ「フォー・リバース」でパートをすることになる(パートに出たかった一番の理由は予備校に通う以外ほとんど外出しない息子・真人の存在から逃避したい為である)。 楽器演奏の経験は小学校高学年までのピアノのバイエル程度でエレキギターは全くの素人である。 学業としての音楽は苦手だが、歌自体はうまい。また他のメンバーのヴォーカルとしての適性との兼合いもあり、新子から無理やりリードヴォーカルに指名される。 使用楽器は販売価格約11万の中古のフェンダー・ストラトキャスター、リッチー・ブラックモアモデル(ホームベース形ピック)を5万円で新子から購入した。 友坂かおり(ともさか かおり) キーボード (Key) 美恵子と同じ1951年生まれ(美恵子とは生まれた病院が一緒で、お互いの母親同士が親しい仲である)。身長162〜163cm、体重50kg弱、バスト88cm、ウエスト58cm、ヒップ88cm、東京都国立市出身の44歳。美恵子曰く「派手で自由奔放で男にやたらもてる」。中学に入ってから今日まで常に男遊び三昧の日々で、2股などは序の口、高校の時には6股をかけていたぐらいである。美恵子とは小学校を除いて私立の幼稚園から中学・高校まで同じ学校に通っていた(小学校当時、美恵子は国分寺市、かおりが国立市に別れて住んでいた為、別々の公立小学校だった)。高校卒業後は専門学校へ進み代官山で一人暮らしを始める。2年後に卒業してからは、宝石・装身具の販売会社に入社。20歳で最初の結婚(不倫の末の略奪婚だった)をするも3年後に離婚、31歳で2度目の結婚をし8年後にまたも離婚。現在では国立の実家近くにマンションを借り、2人の元夫からの慰謝料で悠々自適に暮らしている。 美恵子にとっては幼馴染にして悪友。美恵子と顔を会わすたびに(3度会う内2度は)金の無心をしている。 マルチ商法のサラリーマンである現在の彼氏に騙されて、40万円の借金を抱え、美恵子に幸輔から40万円を貸してくれるよう頼んで欲しいと泣きつく。 美恵子や雪見と一緒にカラオケに行ったことで何の根拠もなく、いきなり「バンドやろうっ!」と言い出した張本人である。 楽器演奏は中学までのピアノの経験があり、新子以外で唯一、一応楽譜も読める。 新子曰く「音痴で、声質が高すぎで矯正に時間がかかり、キーボードがリードヴォーカルのバンドはカッコが悪い!」との理由でリードヴォーカルの候補から外された。 美恵子の息子・真人の出産予定日より1か月早く陣痛が起き、その場に居合せたかおりが無免許で井口家の買ったばかりの新車を運転して美恵子を病院へ連れて行った事を恩に着せ真人のことを「まーくん」と呼んでいるが、美恵子はそう呼ばれるのを嫌がっている。 現在は免許を取り、自慢の愛車ユーノス・ロードスターに乗っている。 使用楽器はプロ用のキーボード・ヤマハFX-201985年製・中古だが80万円もする。なお、新品では220万円(漫画版では新品で250万円)。 立花雪見(たちばな ゆきみ) ドラムス (Ds) 1961年生まれ、身長150cm弱、岡山出身の34歳、国立在住。岡山の短大を卒業後に地元のデパートに勤務。実兄の同級生である7歳年上の夫とは22歳の時、いわゆるできちゃった結婚で結婚した。自動車ディーラーから証券会社に転職した夫について大阪、奈良、和歌山と転々とし、2年ほど前に夫の本社栄転で東京へ来た。各地を転々とした為、友達がなかなか出来ずそれがストレスになり、コンビニ「フォー・リバース」でちょくちょく万引きを繰り返すようになり、それを見つけた美恵子に捕まりこんこんと説教される。後日コンビニ「フォー・リバース」に菓子折りをそえて詫び状を送ったが、迂闊にも美恵子がかおりに詫び状を見せてしまい、詫び状の文章に勝手に憤慨したかおりに携帯電話で呼び出され、ひと悶着することになる。その後3人でカラオケに行き洋楽(クイーンやディープ・パープル等)を歌い、美恵子とかおりの青春時代を思い出させることになる(これがバンド結成のきっかけになる)。 以後はどさくさまぎれな感じで美恵子やかおりと付き合うことになる。 楽器演奏は小学生の時に小太鼓を少々程度なので、ドラムスは全くの初心者である。ドラムの演奏だけで一杯一杯の状態の為、リードヴォーカルの候補には最初から入っていない。 広田新子(ひろた しんこ) ベース (B) &コーラス フォー・リバースの実質的なリーダー。1949年生まれ、身長約170cm、46歳(本人が自己紹介の際、年齢を7歳サバ読みしており、実は1942年生まれの53歳)、西国分寺在住。コンビニ「フォー・リバース」の窓に貼られた「急募・ベーシスト(40歳以上の女性限定)」の貼り紙を見て応募してきた、ギター歴30年(うちベースは20年)の自称・元プロのスタジオミュージシャン。夫も業界では名の知れたスタジオミュージシャンだったが、昔気質のロックンローラーだった為、酒に溺れ12年前に他界(以上キャリア以外は、ほぼ全て新子が美恵子たちに自己紹介する際、バンド内でのリーダーシップを取りたいが為についた嘘である)。元プロのふれこみも嘘で、本当はアマチュアであり、実際には夫は健在で、スタジオミュージシャンをやっていたことは真実だが有名ではなく、20代の終わりには業界を辞めて、今では文房具屋の店主をしている。 キャリアだけは長いのでヴォーカルもやっていたが、その為に声が潰れて魚屋のおばさんの売り込みのような声になってしまい、ワンコーラスなら歌えるが、フルコーラスやリードヴォーカルでは歌えなくなってしまっている。 極度の上がり性の為、今までプロになる為のオーディションにことごとく落ちている。 身に着けている服や音楽に対する考え方が古く、美恵子曰く「1970年代の遺物」。 フォー・リバースで唯一まともな楽器演奏の経験者で、残りの3人、特に楽譜の全く読めない美恵子と雪見に対しては「音を体で覚えるしかない!」と言ってスパルタ&軍隊式レッスンで鍛え上げる。 使用楽器はフェンダー・プレシジョンベースのラウンドローズボード。
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