ソーヤ隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 04:57 UTC 版)
「エウレカセブン (ゲーム)」の記事における「ソーヤ隊」の解説
89駐屯地区において新設された、KLF特殊機動部隊。当初のメンバーは、司令官のウィルソン、隊長のサヴィル、LFOライダーのショーンとペズの四人であったが、後にNW(ニューウェーブ)からの繰り上げ卒業でサムナ、そのひとつき遅れでフッキ、ジリアン、スティーブンが配属された。ベスタで発生していたLFO狩りの検挙や盗賊団ギルズの討伐など、多くの戦果をあげたが、ホランド叛乱の余波を受けてウィルソンが左遷。さらにセナンでの任務において、サムナの離反とサヴィルが戦死したことにより、任務後間もなく解体されている。 サムナ・スタージョン 声 - 下野紘 詳細は「登場人物#主要人物」を参照 フッキ・ズィーフ 声 - 高木渉 詳細は「登場人物#NW(ニューウェーブ)」を参照 ジリアン・ハミルトン 声 - 中村千絵 詳細は「登場人物#NW(ニューウェーブ)」を参照 スティーブン・ビッスン 声 - 森田成一 詳細は「登場人物#NW(ニューウェーブ)」を参照 ショーン・バンクス 声 - 真殿光昭 フッキと同じくベスタのダウンタウン出身のLFOライダーで、サムナ達の先輩にあたる。少年時代にベスタカップで、二年連続チャンピオンになった経験を持つ実力者。同時に札付きの不良少年としても有名で、当時不良たちの仕切り屋だった自分に対して、一匹狼の姿勢を取っていたフッキとはこの時期によく衝突を繰り返していた。リフの腕を買われて、塔州連邦軍にスカウトされたことをチャンスととらえており、自分のために貪欲に活動している。“勝負に卑怯もクソもない”という考えの持ち主でありながら、「酒やチョコだのを喰らってLFOに乗るのは邪道」と一喝するなど独自の拘りを持つ。 NEW WAVE 20歳。ソーヤ隊に配属されてきたサムナに対し、当初は挑発的な態度を取っていたが、次第に彼の実力を認めていき、最終的にはよき先輩の一人としてサムナと接するようになっていく。フェクダでの任務では、自分たちが与えられていた任務がデコイであることを秘匿された上、その任務で危うくペズが死にかけたため、合同作戦として現場で指揮を執っていた上官のホランドに喰ってかかろうとした。ベスタでの任務では、とある事情によりベスタカップへと参加するが、サムナに敗れ優勝を逃している。その後、義理があった後輩のウェスがLFO狩りの実行犯として疑われたため、サムナ達に「証拠がない」と説明して、彼を庇い続けていた。しかしその結果、彼を犯人と断定したフッキと言い争いになり、危うく仲間割れを起こし掛けてしまうが、サムナとウェスの仲介によって仲間割れは回避された。 NEW VISION 25歳。情報部直属のKLFライダーとなっており、元ソーヤ隊メンバーの中ではスティーブンに次ぐ出世頭になった。だが、スティーブンによって手渡されたCFSを使用してからは、人の真似をするのが一番嫌いだった以前と態度が一変し、親友であるペズの制止も聞かずにCFSを多用するようになる。ストーリー中盤以降は、スティーブンの命令でサムナを追い詰めるもルリの乱入によりトドメをさすことができなかった。しかし戦闘後、空域を離脱した二人を追跡し続け、ジャンプカタパルト上空においてサムナと再戦。彼に勝つためにペズの制止を振り切ってCFSを使用するがそれでもサムナには勝てず、最後は死ぬ前に彼を道連れにしようと特攻するも途中で機体が耐え切れずに爆死した。なお、シチュエーションモードにおいてショーンが敗北するとCFSを使用した自分の選択を後悔した発言をする。 名前の由来はハッピーマンデーズのメンバー、ショーン・ライダーより。 ペズ・ウェルズ 声 - 加瀬康之 ショーンの幼馴染。喧嘩っ早いショーンをなだめる役回りで、少年時代からいつも二人でつるんで行動していた。凄腕のLFOライダーであるが、彼自身は機械いじりの方に興味を持っており、故障したLFOを修理出来るほどの技術を独学で習得している。普段はそれほど表立つことはないが、相棒であるショーンのフォローやサムナ達へのアドバイスなど、メンバーの中では影のまとめ役として行動している。 NEW WAVE 20歳。ソーヤ隊に配属されてきたサムナに挑発的に接したショーンとは対照的に比較的穏やかに接し、初めから友好的な関係となった。フェクダ採掘所での警備任務中、突如発生した地殻変動に巻き込まれた影響でLFOが故障。その場から身動きが取れなくなってしまうが、命令違反を侵しながらも救援に駆け付けたサムナのおかげで九死に一生を得た。次のベスタでは、とある事情からベスタカップに参加したショーンに(賭けるように言われた為)賭けたものの彼が優勝できなかった為、スティーブンと共に大損している。 NEW VISION 25歳。ショーンの部下になっており、彼のもとで行動している。しかしショーンがCFSを使用するようになり始めてからは彼の身を案じ、CFSの多用を禁じるように説得し続けていた。その後、スティーブンの命令によりショーンと共にサムナと戦闘。ジャンプカタパルト上空での再戦の際に、CFSを使用しようとしたショーンを止めようとするも逆に返り討ちに合ってしまう。サムナとの戦闘後はスティーブンの元へ戻り、サンダークラウドの通信士となっていた。しかし、ショーンが変貌する原因を作ったスティーブンの仲間になったつもりはなく、サンダークラウドへ攻めてきたサムナ達に侵入経路を教え、その手助けをした。だが、その直後にスティーブンの凶弾に倒れ、後のことをサムナに託し死亡した。 名前の由来はハッピーマンデーズのメンバー、ペズ。 ニー・ウィルソン 声 - 田中正彦 ソーヤ隊の司令官。40歳。塔州連邦軍にLFOをKLFとして軍事目的で導入させた張本人であり、ソーヤ隊を発足させるために有能なリフボーダーを片っ端からスカウトしていた。昼行灯な言動も多いが頭の相当切れる人物であり、食えない人物である。ピートを始め部下の信頼も(性格はともかく)厚い。また、ホランドの言葉から察するに彼とも面識はある模様。 NEW WAVE序盤では、スタージョンの名を持つサムナをソーヤ隊の戦力強化とKLF反対派への牽制のためにソーヤ隊に招いたが、最終章直前にホランド叛乱の影響を受け、ソーヤ隊から左遷されてしまった(左遷先は不明)。 ピート・サヴィル 声 - 竹田雅則 ソーヤ隊の隊長。35歳。サムナやルリ達の直接的な上司。隊長であるためKLFでの戦闘はほとんどせず、もっぱら隊の指揮に専念しているが、ライダーとしても優れた腕を持つたたき上げの軍人。サムナ達からは、「サヴィル隊長」と呼ばれている。 NEW WAVE終盤では、ホランドの叛乱の余波を受け左遷されたウィルソンに代わって、ソーヤ隊全体の指揮を執るようになる。セナンでの任務中、塔内に保管されていたニルヴァーシュを強奪しようとするルリの前に現れ、サムナにヴォダラクのテロリストとして彼女を始末するよう指示した。しかし、サムナが指示を無視して強奪に協力したことから塔屋上で彼を拘束するよう他の隊員たちへと指示を出した。塔屋上では、ニルヴァーシュに乗り換えてフッキとジリアンを倒したサムナの前に、調整を終え完全版となったモンスーノ・プロトタイプに搭乗した状態で再び現れ、最後の難関として立ちはだかる。戦闘中、当初はKLF反対派への牽制の為だけにスタージョン家の人間であるサムナが欲しかったが、現在ではそれを抜きにして評価していることを告げ、自分たちの元に戻るように説得し続けた。しかし、既に決心を固めた彼にその声は届かず、リフボードを使用した空中戦の末にサムナに敗れる。最後には、自分と道は違えど信念を貫いて行動したサムナの覚悟を認め、機体ともに爆死した。 ドッティ 声 - 秋元羊介 ソーヤ隊のLFO整備主任。老年の見た目とは裏腹に、505への武器換装や整備を一手に引き受けている。ソーヤ隊のパイロット達とは、良好な関係を築きつつ彼らをサポートしている。職人気質で堅物な人物だが、サムナのことは気にいっており、彼にLFO用のリフボードが最初に支給された時には自分のことのように喜んでいた。 NEW WAVE 急遽ソーヤ隊に入隊したサムナのために、予備パーツからホワイトカラーのtR505を組み上げた。その後は、LFO用のリフボードを用いた初演習を行うサムナに付き添い、彼のライディングを「ホランド以来の腕」と評した。 NEW VISION 軍を退役してジャンク屋を営んでいる。軍との関係がなくなったためか、サムナは彼の元に訪れて505関連の情報を仕入れようと考えていた。そのため、軍離反後もサムナが生きていることを知っている数少ない人物の一人。サムナのことは今でも信じており、彼がなぜ軍を離反したのかはあえて聞かないようにしている。現在は、野良LFO試合の観戦を唯一の楽しみとしており、野良LFO試合のトーナメントに出場を決意したサムナを「デスモンガー」というリングネームでエントリーした。軍は退役したものの整備士として腕は全く衰えておらず、サムナが回収してきた505を最新型のLFOとも互角に張り合えるほどに改修した。
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