ソーラマトゥル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 05:10 UTC 版)
昔ながらの欠くことのできないソーラマトゥルの献立は以下の通りである。生鮮食品の手に入りにくい季節の祝宴のため、料理のほとんどは保存性の高いものである。 ケーストゥル・ハウカール (Kæstur hákarl) 腐敗臭の強い発酵したサメの肉。 スュールサジル・フリューツプンガル (Súrsaðir hrútspungar) ヒツジの陰嚢(睾丸を含む)を熟成させたもの。 スヴィズ(Svið) ヒツジの頭部を炭焼きにしたもの。 スヴィザスルタ (Sviðasulta) 前述のスヴィズのコンフィ。 リフラルピールサ (Lifrarpylsa) ヒツジのレバーで作るソーセージ。 ブロウズミョール (Blóðmör) 一種のブラッドソーセージ。リフラルピールサと同じ製法で作られるが、血液が入っている。名称は「血と脂肪」の意で、またスラウトゥル(slátur、「虐殺」)とも呼ばれる。 ハルズフィスクル (Harðfiskur) 叩いて柔らかくした魚の干物。たいていはタラ、コダラまたはタイセイヨウオオカミウオ(Anarhichas lupus)である。バターを添えて供する。 ハンギキョット (Hangikjot) 子ヒツジの脚を燻したもの。「掛けられた肉」の意。 ルンダバッギ (Lundabaggi) 脂肪の多いヒツジのともばら肉を巻いて乳清に浸けたもの。 セルシュレイファル (Selshreifar) アザラシもしくはオットセイの足ひれ。アザラシ等を料理の提供者自身が捕獲した場合のみ供される。 ルグブロイス (Rúgbrauð) アイスランドの昔ながらのライ麦パン。蒸したセイット・ルグブロイス(Seytt Rúgbrauð)と焼いたオフンバカズ・ルグブロイス(Ofnbakað Rúgbrauð)がある。 フラットブラウズ(Flatbrauð)、フラットキョクール (Flatkökur) ライ麦の平焼きパン。 カルトョフルスタッパ (Kartöflustappa) マッシュポテト。 ローフスタッパ(Rófustappa) マッシュしたルタバガ。 その他、乳清に浸けた鯨の脂肪などがある。 近年、若者を中心に伝統的なソーラマトゥルの料理を嫌う者が増えているため、レストランのソーラブロートでは鶏料理、ステーキ、ピザなども供されるようになった。しかし伝統的なソーラブロートの愛好者はこれを邪道と考えている。
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