ニルヴァーシュ
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「交響詩篇エウレカセブン」の記事における「ニルヴァーシュ」の解説
物語の中心となる二体のLFO。その名が示す通り、始まりと終わりを司る。 ニルヴァーシュ type ZERO(通称 ニルヴァーシュ) エウレカとレントンの搭乗機。世界最古のLFOゆえにtype ZEROという。 単座式が多いLFOの中では珍しく、左右に座席が並んだ複座機。外観は白地に赤いラインのカラーリング。 使用する武装はブーメランナイフ×2。SOF所属時代は大型のビームライフルを装備していた(PS2『アナザーセンチュリーズエピソード3』では隠し武器として使用できる)。当機の専用リフボードは名工の手によるもので、旧型機ながらその飛行速度はターミナスシリーズを凌駕する。 F-1に登場するようなレーシングカータイプのビークル形態に変形可能でその際、リフボードはリアウイングに変形する。 レントンがコンパク・ドライヴと「アミタ・ドライヴ」を装着し、「セブンスウェル」現象を発生させた。ニルヴァーシュ type ZERO spec2 ニルヴァーシュ type ZEROのスペックアップ機。 アーキタイプの成長に伴い、機体を全面リニューアルした。グレッグの助言に基づき、新たに高速飛行形態への変形機構が追加された。主にメイン操縦をレントンが、高速飛行形態の操縦をエウレカが行う。 武装は2本のブーメランナイフ。リング状の七色の光「チャクラ」を使い、LFOのアーキタイプを傷つけずに機械部分のみを破壊する攻撃法「セブンスペクトラム」の使用が可能。アクセルが作成した専用ボードは肩部に分割して装着することができ、高速飛行形態時は機首となる。 ニルヴァーシュ type ZERO spec3 ニルヴァーシュ最終にして最強の形態。 エウレカを想うレントンの叫びにニルヴァーシュが反応、アーキタイプと備え付けられた機械類が融合し顕現した。LFOらしからぬ有機的なフォルムが特徴で意志を持ち言葉を喋る。コックピットから操縦桿などの操作機器は消失し、全方位モニターで囲まれている。操縦者の体を支持するリング状のアーチが配され、操縦者の動きにシンクロした動作をとる。自らトラパー粒子を放出し、リフボードなしでの超高速飛行が可能。左右の瞳の色が異なるが、左目はレントンの瞳の色に、右目はエウレカの瞳の色に対応している(劇中、レントン単独で乗った時は左目のみ、エウレカ救出後は両目とも点灯した)。 武装は胸部に備えた大出力の、大口径トラパルザー砲一門。 ニルヴァーシュ type the END(通称 ジ・エンド) 塔州連邦軍、アネモネ機。LFO技術の集大成にして最強のKLF。表向きは単に軍事用だが、実はデューイが推し進める「アゲハ構想」の基幹を担う存在。 機体色は黒、腹部関節と肩部のレーザー砲門の部分は赤。戦闘性能は極めて高い。アーキタイプはニルヴァーシュと非常に似ている。専用リフボードは左右に分離してスキーのように滑空できる特殊な仕様。 武装は両腕に収納された2本のブレード、有線リモートでオールレンジ攻撃が可能な大型クロー2基、屈曲しながら敵を追尾するホーミングレーザー18門×3基、胸付近にある2門のトラパー波放射特殊兵器「バスクード・クライシス」(相手の心身にダメージを与える)。またトラパー波拡張機構を備えたモンスーノ type VC106機と共同で膨大なトラパー波を圧縮・反転させ、広域に球状の高エネルギーを放射する対コーラリアン兵器「バハルックスウェル」が使用できる。腕のクローの代わりにオラトリオNo.8の照準ビーコンとなるドリルミサイルの装備も可能。 本機のベース機はtB303で、特異な形状、腕の位置、足の大型ホイールやコックピット、バーニアの位置など、多く名残を残している。 type ZEROとの最終決戦時には、自分の本当の気持ちを解き放ったアネモネに呼応して覚醒、禍々しかった外装から白銀色のボディカラーに変化し、目の色も赤から慈愛に満ちた穏やかな緑色の目になった。
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