スフェルイェット民国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:08 UTC 版)
「伝説の勇者の伝説」の記事における「スフェルイェット民国」の解説
キファ・ノールズ 声 - 大浦冬華 赤髪、赤瞳の美女。エスタブール帝国出身であり姉のナイア(声 - 寿美菜子)と妹のレミル(声 - 高森奈津美)と共にローランドへ送りこまれたが、姉を殺され妹を人質に取られ、エスタブールを罠に嵌めるための二重の間者として利用されていた。学院時代からライナの優しさに気付いており、弁当を作るなどして想いを寄せていた。 王立特殊学院でライナ、シオンと出会い、一時は平穏な日々を過ごすもののローランドとエスタブールの戦争が始まり、戦場において離反しシオンの部隊全滅の原因を作ってしまう。戦後ローランドによって投獄されるが、ライナがした国との取引により解放されシオンにライナを頼み出国した。 その後、ライナを救うためライナの複写眼の謎を追って向かったストオルでガスタークの王レファルに出会う。そこでレファルの持つグロウヴィルに共通点を見出しガスタークへ渡る。しばらくは魔眼について調べつつレファルに振り回されながら過ごしていたが、スイとクゥが帰還した際にライナの関係者だったことがばれ、間者の嫌疑をかけられて捕らえられてしまう。しかしレファルにライナをローランドからガスタークに連れて来てほしいと解放され、今正にローランドを出国しようとしていたライナと三年ぶりの再会を果たし、以後、彼らと行動する。 学園時代から優等生で、ローランド系とエスタブール系の魔法をいくつか扱えるものの、ライナやフェリスたちが強すぎるだけに戦闘能力では劣る。その代わり数年間大陸を旅していた経験から各国の事情にも詳しく、元スパイだけあって諜報や潜入活動に長けており、スフェルイエットに入った際は、監視役のハーミットの目を掻い潜って同国の情報を収集していた。そうした知能・諜報面の能力はトアレ・ヴォイス・ピアなど接触した人物から高く評価されている。 ライナへの好意を寄せており、別れの際に彼に口付けしたり、他人のいる前で「ライナのことが好き」「自分が愛しているのはレファルではなくライナ」「ライナと共に死ぬのが夢」などと発言したりする一方で、彼の相棒であるフェリスには嫉妬心と対抗心を抱いているが、邪険にすることはなく、さん付けで呼ぶなど、基本的に親しげに接している。その一途さと健気さから、第二回人気投票ではフェリスやミルクを上回る4位となった。 誰からも好意を寄せられる快活な性格で、特にレファルには出会って以来熱烈に好意を寄せられるが、レファルの人間性に好意は抱いても恋愛感情には至らず今もライナだけを一途に想い続けている。トアレの好意には気付いていない。 ガスタークとゲイルフィックラントの戦争の最中、彼女がグロウヴィルの射程圏内にいると知ったレファルがオルラ兄妹を救出のために向かわせるも、本人は最期までライナの側にいることを望み、レファルの誘いを拒否。同時に彼との約束も反故にした。その後、リルによって複写眼を奪われたライナが死に瀕しても頑として離れず、ガスタークとは完全に決別した。 三年間も離れ離れだったライナの元へ戻り、彼のために働くことに心躍らせていた矢先、彼がレムルスに拉致されたことを知り、ライナ救出のため、フェリスとともにシオンを頼ろうと彼のもとへ向かうが、途中ピアに襲撃され、彼女に従う。 アルア 声 - 矢島晶子 ルーナ帝国レジット村出身で複写眼(アルファ・スティグマ)保持者の少年。 領主の命でルーナ兵に殺されそうになった幼馴染の少女ククを見て複写眼を初めて発動、魔法を使用してククを救う。しかしそれにより複写眼の保持者であることが判明しルーナ兵に捕らえられ山奥で研究と称され拷問を受ける。その最中目の前で父親(声 - 千葉一伸)を殺されてしまい(母親はすでに殺されていた)あわや暴走しそうになったところをライナに阻止され救われた。 その後スイとクゥに人質に取られたククを助け出すためライナに魔法の講義を、フェリスに体術の訓練を施される。その当時の実力はルーナ帝国軍の魔導兵2人を相手に渡り合えるほど。訓練に対して意欲的であり、フェリスに体術を、同じ複写眼の保持者であるライナに魔法を訓練されたため成長が凄まじく、そのまま一年も訓練し続けていれば同じ頃の自分を上回っていただろうとライナに感じさせた。 クク救出の後はライナの勧めでククと共にローランドに移住し、現在はフェリスの実家であるエリス家にやっかいになりつつククを守るため自主的に修行を続けている。ライナ、フェリスそれぞれを先生と呼び、特にライナのことを慕っている。ただしその割にはフェリスのライナいじめに乗っかるなど、ライナいわく「世渡りが上手い」。 ライナとフェリスがローランドを脱出した後、イリスに連れられ、二人にやや遅れてククと共にローランドから逃亡。以後、ライナと行動を共にする。 なお、前述の通りルーナ帝国出身であるが、「大伝説の勇者の伝説」では何故かネルファ出身となっている。また、アニメ版では、ライナが名乗っていないにも拘らず、何故か名前を知っていた。 クク 声 - 早見沙織 ルーナ帝国レジット村出身の少女でアルアの幼馴染。 領主が重税を課した中、村の中で最初に家が税を払えなくなり目の前で父親を殺され、さらに自分も殺されそうになった所をアルアに助けられる。スイとクゥに人質として誘拐されるも無事救出され、その後ライナの勧めでアルアと共にローランドに移住した。複写眼についての知識がなかったため先入観を持たず、また純粋な好意もあり母親を含めた村人がアルアを迫害し、ルーナ兵に連れ去られた後もアルアを思い続けローランドに移住後も仲良くやっている。 アニメ版では、両親をともに領主の兵に殺害されている。 「大伝説の勇者の伝説」ではアルアと共にローランドを脱出。その際、キファに「アルアの婚約者」と名乗り、彼を赤面させた。 トアレ・ネルフィ 声 - 鈴木裕斗 ネルファ皇国王グリード・ネルフィの孫。暗愚で有名なスターネル・ネルフィの妾腹の子で、同じ境遇の異母兄妹たちと共に王都の一角で静かに暮らしていた。優しく面倒見の良い好青年で、異母兄妹たちはもとよりネルファ国民からも大変慕われており、貴族の圧制や専横などを王に奏上して解決するなど、国民と国を繋ぐ窓口のような役割を担っていた。 街で不良に絡まれた際、勇者の遺物探しでたまたま通りかかったライナとフェリスに助けられ、恩返しのために二人を家に招いたことで友人となる。後にシオンとも会っているが、この時は素性を隠していたためローランド帝国王とは気づかなかった。 ローランド軍がネルファに侵攻した際、狂乱したスターネルがグリードを殺し、略奪と逃亡の時間を稼ぐために捨て駒にされたネルファ軍を救うために彼らの元に向かうが、かねてからの人気振りが災いし、彼を慕う国民たちや果ては盗賊までが付いてきてしまい、途方に暮れていたところ、彼を助けるためにやってきたライナと一年ぶりに再会した。ライナの提案に従って行動を開始するも、直後にローランド軍の襲撃を受けてネルファ軍の兵士や一般人の多くが虐殺され、自身も「魔獣消し」からキファを庇い、右肩、右腕、右足を含めた右半身の三分の一程を吹き飛ばされ、瀕死の重傷を負う。最後の力を振り絞ってライナに事後を託し、息を引き取ったかに見えたが、実際は「死の転移」によって命を取り留めており、フェリスやキファを驚かせた。失った右手足には魔法処理を施された義手、義足をはめている。 現在は反ローランド連合の幹部としてライナに付き従っている。 ライナの使者としてやってきたキファに好意を抱いていたが、彼女のライナへの想いを知って身を引いた。
※この「スフェルイェット民国」の解説は、「伝説の勇者の伝説」の解説の一部です。
「スフェルイェット民国」を含む「伝説の勇者の伝説」の記事については、「伝説の勇者の伝説」の概要を参照ください。
スフェルイェット民国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:08 UTC 版)
「伝説の勇者の伝説」の記事における「スフェルイェット民国」の解説
ガスタークとゲイルフィックラントの戦争時の混乱に乗じ、ヴォイス・フューレルがゲイルフィックラント中部の商業都市スフェルランスを屈服させてその地に築いた国。ゲイルフィックラント帝国南部を制圧し、領土に組み込む。先の戦争に際し二国の兵百万を殺した「悪魔王」の君臨する国として知られている。三人の王が君臨し軍事力はそれぞれの王に対応して、三つに縦割りとなっている。ライナの率いる兵は主に旧ネルファの亡命兵、ピアの兵は蒼の公主、ヴォイスの兵は反ローランド連合から成り立っている。 盟主は「悪魔王」ライナ・リュート/「女王」ピア・ヴァーリエ/「元首」ヴォイス・フューレル。 蒼の公主 多数の国の出身者からなる傭兵団。ピア・ヴァーリエ率いる上層部は勇者と悪魔の伝説が繰り返されることを避けようと動いているが、その目的ははっきりと述べられていない。スフェルイェットと軍事同盟を秘密裏に結びその軍の出先機関の働きをしている様子。 反ローランド連合 ローランドのネルファ侵攻以前にその北上を食い止めるという名目でヴォイスが組織した軍事同盟。南大陸北部の国家が中心にできているが、連合国は政治機能や軍事力を差し出してはいない。兵団を抱えておりヴォイスの勅令によって動く。
※この「スフェルイェット民国」の解説は、「伝説の勇者の伝説」の解説の一部です。
「スフェルイェット民国」を含む「伝説の勇者の伝説」の記事については、「伝説の勇者の伝説」の概要を参照ください。
- スフェルイェット民国のページへのリンク