ガスターク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:08 UTC 版)
レファル・エディア 声 - 中井和哉 ガスターク国王。忘却欠片「グロウヴィル」の現所有者。初登場時23歳。 飄々としており掴み所のない性格をしている。「グロウヴィル」の代償として嗅覚と左目、右足を失っている。忘却欠片や魔眼に関する情報を数多く手にし、大陸を覆う闇の正体を知る数少ない人物である。 ストオルとの戦争の最中に出会ったキファに一目惚れし、ストレートに求愛し、彼女の素性がばれて幽閉された後も庇い続けていたが、リーズやスイ曰く「本気で惚れた女にはいつも振られる」らしく、結局振られたあげくガスタークから去られてしまった(本人も半ば予想していた)。ゲイルフィックラントとの戦争の最中、グロウヴィルの射程内から彼女を助け出そうとしたが、拒否される。 基本的には戦争や殺戮を毛嫌いしているが、私情よりも王として「女神」や「狂った黒い勇者」を倒すという義務を優先しており、そのため、オルラ兄弟に命じて大陸中の魔眼保持者たちを無差別に殺戮している。キファに「シオンからライナを助けてガスタークに連れて来てほしい」と頼んだのも、実際は彼女を利用してライナを自らの元に連れてこさせ、自分の手でライナを殺すのが目的であったため、彼女にも監視を付けていた。ゲイルフィックラントとの戦争の際にはキファもろともゲイルフィックラント軍を吹き飛ばそうとするなど、数々の冷酷非道とも言える行為に手を染めているが、本人はその度に深く苦悩している。 ゲイルフィックラントとの戦いでグロウヴィルを使用した際に、新たに触覚を失った。さらにライナによってグロウヴィルの力を相殺されたことによってガスターク軍が戦意を喪失。当人も危険と判断してゲイルフィックラントから一旦撤退した。 リーグルワーズ・ペンテスト 声 - 羽多野渉 レファルの右腕であり、ガスタークの名門ペンテスト家の長男。「“リーズ”」という愛称で呼ばれている。 少年時代はレファル、リルと共にストオル帝国での捕虜として暮らしていた。両親は少年時代にストオル帝国に殺され、唯一の肉親であった祖母も、グロウヴィルの復活のため生贄となったらしい。 ガスターク随一の秀才を自称するだけあって、頭脳や用兵技術は相当なもので、ライナの名を聞いた際のキファの挙動から即座に彼女がライナ・リュートの関係者だと見破ったり、六つの魔法体系を有する混成部隊を(洗脳系の遺物を用いたとはいえ)まるで一つの生き物のように纏め上げ、ピアを感嘆させたりした。また、ガスターク系の魔法も使いこなせるようだが、いまのところそれらを振るう場面はほとんどないため、実力は不明。 レファルとは幼馴染で、彼の参謀に当たる。よく子供じみた理由で人目もはばからず喧嘩をしているが、本心では彼に心酔しており、ピアに襲われた際は自分を犠牲にしてまで彼を逃がそうとした。一方、レファルとは違って女性を見下している節があり、キファに対し、度々彼女の人格や心情を踏みにじるような言動をとって、レファルに殴られたこともある。 現在はレファルと共に中央大陸に進出したガスターク軍の指揮を取っている。 リル・オルラ 声 - 勝杏里 スイとクゥの兄。ローランド帝国の担当で有力貴族とのつながりもあった。來獣の指輪という忘却欠片を使用。ライナと接触するが彼を逃がす(理由は現時点では不明)忘却欠片や魔眼等に詳しい。ゲイルフィックラントとの戦いの最中、再びライナたちの前に現れ、彼の複写眼を奪うことに成功するが、それが切っ掛けでライナは「すべての式を解くもの」として覚醒した。 スイ・オルラ 声 - 寺島拓篤 クゥの兄。彼女と共に行動している。身長172cm(182cm説も)普段は作家志望の人当たりの良いにこやかな青年だが、レファルの考えに強く賛同しており、彼の考えを否定する者には容赦しない。かつてはエレミーオの櫛を使用していた。複写眼を暴走させたライナによって左手を失う。 フロワードにより左手を再び失い、瀕死の重傷を負ってしまう。その後クゥの手によりガスタークに運ばれ、治療を受けて回復した。 ゲイルフィックラントとの戦いでレファルにキファの救出を頼まれ、クゥと共に再びライナたちと戦うが、キファはライナの側にいることを望み、レファルの申し出を拒否。戦闘に敗北し、捕らえられてしまうが、リルによって救出された。 クゥ・オルラ 声 - 伊瀬茉莉也 一見楚々とした美少女だが、かなりの饒舌かつ毒舌。身長140cm。兄スイの「面倒を見て」おり、そんな兄妹の様子にはライナ達も騙されかけた。アイルクローノの鎌という忘却欠片を使用。これを使用しているときは別人のように黙り込み、表情も消える。
※この「ガスターク」の解説は、「伝説の勇者の伝説」の解説の一部です。
「ガスターク」を含む「伝説の勇者の伝説」の記事については、「伝説の勇者の伝説」の概要を参照ください。
- ガスタークのページへのリンク