エリス家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:08 UTC 版)
ルシル・エリス 声 - 杉田智和 本作のキーパーソン。フェリスの兄であり、ルシル家の現当主。身長172cm。 父親に強姦されかかったフェリスを助けるため、両親を殺してエリス家の当主になった。本来は「レルクス・エリス」という名前だったが、リューラによって「神喰い(ルシル)」の呪法を頭に入れられ、「ルシル・エリス」となった。後に封印されていた「悪魔(エリス)」を喰らい、「すべての式を編む者」となった。 化物じみた強さを持ち、忘却欠片による攻撃さえ無効化してしまう。何かの理由によりローランドからは出ることができないのではないかと、ライナ、フロワードには考えられており、事実シオンがネルファに出向いた際はシオンに付いて行かなかった(ただし、ローランド帝国が制圧し、ローランド帝国の領土となった場所には行ける)。しかしこの予想はスフェルイェット民国の東にある神の眼保持者の集落に現れたことで覆された。(もっとも「悪魔」の力が弱まったためである可能性もある。) 常にシオンの側で彼を「女神」や刺客から守っているが、普段は幽霊のように姿が見えないため(本人曰くほとんど実体がなく、どこにも存在できない代わりにどこにでも存在できる)、定かではない。フェリスにただならぬ愛情(イリスには特に感情を持っていない)を抱いておりシオンを利用し(あるいは同意の上の利害関係で)何かを成そうとしている。 その実態の多くは謎に包まれている。たまに冗談を口にするが、シオン曰く「心臓に悪い」らしい。 「寂しがりの悪魔」の片割れである「悪魔」やωを喰らい千の魔と契約し、「女神」の分身すら喰らう絶大な力を持つが決して無敵というわけではなく、「円命の女神」には全く歯が立たなかった。 中央大陸に遠征を始めたシオンに同行し、彼を狙って襲い来る「女神」の分身たちと戦っていたが、レムルス帝国の王、レムルス・レムルド・アークエドの呪いを受けてしまい、解呪に専念している。 イリス・エリス 声 - 村田知沙 フェリスの妹であり、エリス家の末っ子。身長130cm。 長い金髪をツインテールに纏めた美少女。いつもフリルのたくさんついたドレスを着ている。明るく無邪気な天然ボケの性格で、姉のフェリスを慕っており、彼女と同様、団子が大好物。才能が無いと判断した両親によって訓練を受けさせてもらえなかったため、兄姉に比べて感情が豊か。 エリス家の一族だけあって、可憐な見かけとは裏腹にその身体能力は非常に高く、たびたびフェリスと一緒にライナを苛めていた。また、フェリスに「ライナは夜になると女を襲う野獣に変身する」と聞かされて以降、ライナのことを「野獣君」と呼んでいる。 ライナとフェリスがローランドを脱出する際、二人を追跡していたフロワードに人質にされ、フェリスともども殺されるが、ルシルによって生を移され、生き返る。その後、アルアとククと共にローランドを脱出し、ライナらと行動を共にする。
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