その他分校関係者
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「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「その他分校関係者」の解説
オーレリア・ルグィン トールズ士官学院・第II分校の分校長。元貴族連合軍の将で、ラマール領邦軍総司令。音楽や美術にも精通しており、教官としては芸術教養の授業を担当。詳細は#オーレリア・ルグィンを参照。 ミハイル・アーヴィング 登場作:「閃III」・「閃IV」・『創』 声:杉田智和 鉄道憲兵隊(TMP)に所属する軍人。《不撓(ふとう)》の異名を持つ。 来歴 子供の頃の名は「ミハイル・リーヴェルト」で、父親は旧都セントアークの楽器メーカー《リーヴェルト社》で副社長を務めており、同社社長の伯父一家の子である従妹クレア、従弟エミルとは実妹イサラも含めて兄妹同然に育つ。しかし、伯父一家の事故死に端を発して、クレアによって不正を告発された父は処刑されてしまい、父の死に伴い、姓を母方の「アーヴィング」に改める。 その後、軍に入隊し、鉄道憲兵隊(TMP)に配属される。内戦時は、西部の正規軍の立て直しに貢献し、オリヴァルト皇子とも共闘する。 「閃III」 - リーヴスにトールズ士官学院・第II分校が設立されるにあたって鉄道憲兵隊から出向し、主任教官として赴任する。数学や自然科学などを担当科目として受け持ち教鞭を振るうが、《第II分校》出向の真の目的は要警戒対象であるオーレリアの監視、そして暗躍する結社や猟兵団への対抗手段として《第II分校》を利用することにあり、逸脱しがちなリィンやランディに対してたびたび釘を刺す。 「閃IV」 - 「閃III」の《黒キ星杯》までは主任教官として第II分校の指揮を執っていたが、《巨イナル黄昏》が始まると軍務に服してトールズ士官学院・本校の特別演習指揮官となり、オーレリアやVII組と敵対関係になる。内心では士官学院の教官としての立場と鉄道憲兵隊に所属する軍人としての立場で葛藤を抱え、本校生徒が使用していた第II分校校舎が分校生たちによって奪還されると、彼らとの合流を望んだ本校生徒たちの決意を尊重して鉄道憲兵隊を一時離脱し、分校生全員と本校の希望者を連れてデアフリンガー号でリーヴスを離脱する。その後はデアフリンガー号の運用は本校の教官と生徒に委ね、第II分校生たちとともに(リィンらがパンタグリュエルの会談に向かうのに先立って)カレイジャスIIに合流する。 プロフィール 年齢:28歳(「閃III」・「閃IV」) 誕生:2月8日 出身:エレボニア帝国・旧都セントアーク 階級:エレボニア帝国軍・憲兵少佐(「閃III」・「閃IV」) 人物 生真面目で堅物な人物で、嫌味な軍人のようにも見えるが、第II分校では当初から学院生たちの安全のことは配慮しており、生徒本位で物事を考えるように態度も徐々に軟化していき、「閃IV」では最終的に鉄道憲兵隊ではなく学院側に立って戦うことになる。 表にこそ出さないものの情にもろいところがあるようで、従妹であるクレアには父を処刑台へ送ったことから母や妹とともに罵声を浴びせてしまったが、それでも憎み切れず天涯孤独の身となった彼女のことを案じている。 トヴァルとは苦労性なところや酒の飲み方の趣味が似ているため意気投合する。 ゲルハルト・シュミット 登場作:「閃II」・「閃III」・「閃IV」・『創』 声:大塚芳忠(「閃III」以降) 帝国最高の頭脳と謳われる導力学者で、機械工学の権威。ラッセル博士、ハミルトン博士と並び、C・エプスタインの「三高弟」の一人。ルーレ工科大学の学長。 自分の研究と知的好奇心を満たすことにしか興味がなく、興味を持ったものを設計し、完成させることには熱中するが、その後の用途には興味がなく、どう使うかは使う者が考えればよいというスタンス。そのため、《列車砲》のような(この作品世界における)大量破壊兵器や、帝国を二分する内戦で使用することを前提に依頼された《機甲兵》の開発についても特に何とも思っていない。主義主張に左右されるということもないため、作品中では往々にして興味の赴くまま帝国で敵対する勢力の双方に何らかの協力している。 来歴 レマン自治州でC・エプスタインの下で導力技術を学び、エプスタインの死後に帝国に帰国(1155年頃)。 帝国に帰国後、子供の頃からの腐れ縁であるグエン・ラインフォルトのラインフォルト工房とともに導力鉄道や導力砲、巨大工作機械などを次々と発明し、結果的に帝国における導力技術の発展を推し進める。また、《導力革命》以前から機械工学の権威としてその名を轟かせており、各国の企業を訪問して導力器の有効性を説いて回る。 その後、帝国軍の機甲化に関与し、一番弟子のフランツ・ラインフォルト(ルーグマン)とともに、帝国の旧式戦車、現行の装甲車や戦車《アハツェン》を設計する。 「閃I」の8年前(1196年)、一番弟子であるフランツを事故により失い、この出来事を境に、それまで以上に周囲を顧みず自分の研究に一層のめり込むようになる。 1199年、開発した《列車砲》がガレリア要塞に納入される。これに先立って旧友であるグエンはラインフォルトグループの会長職を追われるが、フランツの死から間もなく狷介さを増していたことから彼の窮地に何の手も貸さなかった。 「閃III」の4年前(1202年)に、カイエン公から新兵器の開発を依頼され、フランツが残したコンセプトを基に、《蒼の騎神》オルディーネや結社の人形兵器の関節構造などを参考に《機甲兵》の各モデルを設計し、ドラッケン試作型の完成まで開発に関わる。同時期に、パンタグリュエルの建造にも関与していると見られている。また、これもほぼ同時期に、戦術導力器《ARCUS》やラインフォルト製の魔導杖の開発にも関わっている 「閃II」 - ジョルジュの相談から《騎神》に対抗しうる武器の製作に興味を示し、ヴァリマールの太刀の製作に協力する。 「閃III」 - 《第II分校》に特別顧問の肩書で赴任。《灰色の騎士》であるところのリィンにも興味を抱いており、彼を自分の実験に協力させることを第II分校に就任する条件の1つとして要求し、それを飲ませる。分校敷地内に築かせたアインヘル小要塞をはじめとする各施設や分校生を利用して新技術の研究開発を進めつつ、新入生として入ってきたティータを新たな弟子候補として鍛えていく。 「閃IV」 - オズボーン陣営とオリヴァルト皇子の双方に協力している。《黒キ星杯》後は第II分校に戻って、トールズ士官学院・本校に助力する。リィンらがアインヘル小要塞のレベルXをクリアすると、所要と称してトールズ士官学院を一時去り、ガルガンチュア級実験戦艦の運用に協力する。同艦で、《機甲兵》から発展させた《魔煌機兵》の「最終型」として《黒》のアルベリヒがリヴァイアサンを投入するが、最終的にそれに「不可」の成績を与え、フランツの姿をした彼をどこの誰とも知らぬ別人として突き放す。その後は自分が設計に関わったカレイジャスIIに移っている。 プロフィール 年齢:72歳(「閃III」・「閃IV」) 人物 神経質で気難しい偏屈な性格をしている。研究姿勢も傲慢で独善的であることから、弟子のマカロフやジョルジュからも敬遠されている。 一方で、《蒼の騎神》オルディーネはシュミットのことを「なかなか複雑な性格をしているようだが決して情の薄い人間ではないようだ」と評しており、四番弟子のティータからも何だかんだでみんなのことを気遣っている人物だと思われている。 その有能さは何らかの特殊な要因によるものではなく、ローゼリアに言わせると「突然変異的な天才」ということになる。 他の研究者への人物評はかなり辛いが、アルバート・ラッセルに対しては対抗心を持っているほか、エプスタイン財団のロバーツ主任、ヨナ、天文学者だったトワ・ハーシェルの祖父、エリカ・ラッセルのことは高く評価している。 弟子1号はアリサの父であるフランツ・ラインフォルト(ルーグマン)、弟子2号はマカロフ、弟子3号はジョルジュで、弟子候補であったティータのことも弟子4号と認めるようになる。 セレスタン ハイアームズ侯爵の計らいにより第II分校に遣わされ、学生寮の管理人などを担当。詳細は#セレスタンを参照。 イサラ・アーヴィング 登場作:『創』 声:中原麻衣 『創』における新任主計科教官。ミハイルの妹。
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