『VIRGIN SOUL』から登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 14:50 UTC 版)
「神撃のバハムート」の記事における「『VIRGIN SOUL』から登場」の解説
ニーナ・ドランゴ 声 - 諸星すみれ 『VIRGIN SOUL』の主人公的存在。賞金稼ぎとして、王都アナティへやってきた。明るくハツラツとした性格で誰からも愛されている。 王都へ来る前に前作主人公であったファバロと知り合っており、無理やり彼に弟子入りして、賞金稼ぎに必要な技術を授けてもらった後、賞金稼ぎの証として腕輪を送られ、左腕につけている。しかし、腕輪は実際には偽物(バッカスいわく神にしか腕輪をつけさせることができない)。ファバロのアドバイスに従って、王都に出た後は、バッカスの馬車を勝手に宿屋代りに住み着いている。シャリオス17世の治世で治安が改善され、賞金首がほとんど無くなってしまったため、賞金稼ぎとしての収入が見込めなくなり、力仕事の手伝いをしたりバッカスの馬車で屋台を出したりして路銀を稼いでいる。バッカスの馬車の前で腕相撲勝負をしていた時、お忍びで変装していたシャリオスと出会い恋に落ちてしまった。また、アザゼルからムガロを預かった時は、ムガロを女の子だと思い、溺愛していた。一方、家主のバッカスは軽んじている。バッカスがムガロの正体を確認するために就寝中に近づいたときは、彼がセクハラ目的でムガロに近づいたと思い込み、露骨に軽蔑した態度をとっていた。 10年前に父親を亡くして以来、若いイケメン(亡くなった父親の享年に近い年頃)の男性に近づき、胸をときめかせてしまうと、竜に変身するようになってしまったが、シャリオスと知り合った後は、シャリオス以外の男性に胸をときめかせることはなくなった。また、シャリオスとキスした後は、自分の意思で好きな時に竜に変身できるようになった。なお、アザゼルには打ち明けているが、出身の里(EDでは『りゅうのさと』と呼ばれている)ではドラゴンに変身の条件は他人には秘密とされている。変身時は赤いドラゴンでありブレスなども吐ける。 アザゼルが率いる悪魔の集団が起こした爆破事件に関わったという誤解から牢獄島に入れられてしまうが、リタの助けで脱獄し、牢獄内で知り合ったジャンヌ・ダルクを子供に会わせるべく、天界に赴いた。寝ている間にエルに服を交換されて逃亡され、エルを追ううちに人間界に舞い戻ることとなる。 シャリオス17世がバハムートを討伐する際、古代兵器の起動に協力する。その代償として声を失った。バハムート消滅後もシャリオス17世との交際は続いている。 シャリオス17世/クリス 声 - 梅原裕一郎 『VIRGIN SOUL』の時代、王都アナティを統べる若き17代国王。 まだ若者といえる年齢であるにも関わらず、神も魔族をも恐れずにその領域を侵し、人間の時代を築き上げた王。人間からの信頼は篤いが他種族からは恐れられており、その強行的な施策から、民からの支持も物語が進むに連れて陰りを見せていく。平民として郊外に埋葬された母親の墓参りを欠かさず、その帰りにお忍びで王都を出歩くこともあり、そのことが切っ掛けでニーナと出会うこととなる。 妾腹の子であり、平民としてかつてはクリスと名乗っていた。10年前のバハムート復活の際に母親を失い、その後バハムートを討伐するための強き王として即位、母親が夢見ていた王室入りを果たす。以後、神と魔族を利用してでもバハムートを討つと誓い、冷酷な王となる。しかし、祭りの前夜祭で出会ったニーナへの恋心だけは割り切ることができず、その本心を彼女に告白し、相思相愛となった。 バハムートを消滅させるために封印を解き、自らの命と引き換えに古代兵器を起動させた。ニーナと負担を分け合うことで一命は取り留めるものの視力を失い、それでも英雄として祀り上げられ国王の座を降りることはなかった。以後、三種族の融和を進めるために奴隷制などを廃止し、王都復興に尽力している。ニーナとの交際も続いており、視力を失った自分と声を失ったニーナと、ダンスを通じてコミュニケーションを取っている。 ムガロ/エル 声-釘宮理恵 アザゼルと行動を共にしていた謎の子供で、悪魔の葬儀屋を手伝っていた。 両目の色が異なるオッドアイ。その身にはシャリオスの直属配下である漆黒の騎士団が使用する力を無効化できる不思議な力を秘めている唯一の存在。 その正体はジャンヌ・ダルクが神に祈りをささげているときに授かった子供で、生まれた瞬間から二足で立ち、言葉を話すことが出来た。また、天使の羽根が生えていた。シャリオスの配下である漆黒の騎士団に殺されそうになるが、天使の羽根を切り落とされ、奴隷の悪魔に紛れた事で難を逃れる。しかし、その後、のどをつぶされ、言葉を話すことが出来なくなった。アザゼルが奴隷を虐待する人間を殺害した際、「最初に助けてくれた人についていくように」というジャンヌの教えに従って、彼と行動を共にした。アザゼルが反乱を決意した際にはニーナに預けられ、彼女からは溺愛されていた。 「ムガロ」の名前はアザゼルが呼んでいた名であり、ジャンヌと暮らしていたころは「エル」という名前(ガブリエルもエルの名でムガロに接している)。 アザゼルが反乱を起こした時に彼を助けようとしたが、そのことで天使たちに存在を知られ天界へと連れ去られ、ガブリエルの力で天使の羽根と声を取り戻した。天界でジャンヌと再会した時には、自らの存在意義を「世界に平和をもたらす」ことと定義し、ガブリエルを軽視するような発言をするなど傲慢な振る舞いをするようになるものの、人間界に降り立った後にバッカスに「お前が生まれてきたのは母親のためだ」というでたらめな説得を受け改心。親と呼べる存在であるジャンヌとアザゼルに別れを告げて天界へ移り住むことを決めたが、出発直前に功を焦ったアレサンドの凶刃によって死亡する。 ソフィエル 声 - 坂本真綾 ガブリエルに仕える四大天使の後継候補の女天使。ある任務のため人間に扮して王都にやってくる。バッカスとは浅からぬ因縁がある。 物語が始まる7年前。王都を去り、郊外で貧しくつつましやかに暮らしていたジャンヌとエル(ムガロ)が暮らす小屋に漆黒の騎士団から逃れる形で現れ、かくまって貰った事で難を逃れている。 天界で幽閉されているムガロを逃そうと隙を見ているが、ガブリエルから神に覚醒させるための儀式を進めさせられ、エルを主力とする天界による人間界への侵攻も食い止められなかった。エルが天界から逃亡した後、エルを追って人間界に戻ろうとするジャンヌを見捨てておけず、彼女と共に人間界に向かう。その際に、かつて情によって天界を去ったバッカスに共感を覚えていた。 終戦後はリドとともに下界へ降り立っている。 ディアス・バルドロメウ 声 - 間宮康弘 オルレアン騎士団にてカイザルを補佐する副官。面倒見がよく、部下であるアレサンドのことを気にかけている。 カイザルに似た謹厳実直な男で、彼が謀反人となった後も協力を惜しまなかった。王宮の重臣を脅し、シャリオス17世が秘密裏に向かった場所を聞き出した後、帝都にいられなくなる。アレサンドの弱さゆえの行動原理を最後まで理解することはできず、分かり合うことのないまま彼の最期を看取ることになった。 アレサンド・ヴィスポンティ 声 - 小野賢章 アナティの貴族の生まれで、親のコネによりオルレアン騎士団に入団した若手騎士。 虚栄心が強く、ジャンヌ・ダルクへの憧れをもって入団したにも関わらず、うだつの上がらないカイザル率いるオルレアン騎士団の現状を不満に思っている。国王に重用されている漆黒兵団に取り入ろうと目論み、聖なる子であるムガロを殺害するという凶行に及ぶが、漆黒兵団が命をなげうった者たちと知ると怖気づき、オルレアン騎士団の指揮官の座におさまったあとも、自分が最終決戦の火蓋を切った現実を受け入れられずにいた。決戦のさなかディアスと対峙するも逃亡し、路地裏に居た悪魔の子供を保護しようとするも、その子供に刺殺されてしまう。 ギリアン 声 - 白熊寛嗣 神や魔族を押さえ込む能力を持つ「漆黒兵団」の隊長。 寡黙な男だがシャリオス17世への忠誠心は非常に高く、漆黒兵団の例に漏れず命と引き換えに超常的な力を発揮して任務に臨んでいる。一方でニーナに惹かれるシャリオスの覚悟をたびたび試すような行動に訴えることもあった。決戦時はジャンヌとアザゼルからシャリオスを守るべく前線に立ち奮戦するものの、既に肉体が限界に達していたため戦闘中に絶命する。 元は王宮の執事であり、マルチネが10年前に残したバハムートに関する資料を発見、ひいてはシャリオスが即位する切っ掛けにもなった人物。 竜族族長 声 - 野沢雅子 『りゅうのさと』に住む老婆。独特の方言で話す。2000年前にバハムートとの戦いで傷ついた神を天界に送り届けたことがあり、天界への行き方を知っている。現在でも竜に変身することができ、そのサイズはニーナの竜形態を遥かに上回る巨躯を誇る。
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