ハゼとは? わかりやすく解説

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沙魚

読み方:はぜ
別表記:ハゼ、蝦虎魚

スズキ目ハゼ亜目総称。2,200種以上の種が知られており、多く海水域で底生生活をする。ムツゴロウシロウオなどもハゼの仲間である。

はぜ【×粶/爆米/×煎】

読み方:はぜ

もち米を煎(い)ってはぜさせたもの。江戸時代年賀の客に出した蓬莱台(ほうらいだい)の下に敷いたりした。また、雛の節句菓子ともした。《 新年


はぜ【沙魚/×鯊/蝦魚】

読み方:はぜ

スズキ目ハゼ亜目総称淡水・河口から潮間帯沿岸まで分布し水底にすむ。多く全長20センチ。体は細長く、目が頭上部に並び左右腹びれ癒合して杯状をなすものが多い。ハゼ科にはムツゴロウ・ヨシノボリ・チチブ・ウキゴリ・シロウオなどがあるが、特にマハゼをさす。《 秋》


は‐ぜ【羽瀬】

読み方:はぜ

簗(やな)の一種。竹の簀(す)などを陸のほうをあけて半円形立て並べ満潮のときに入って干潮のとき逃げられなくなったを捕る。


はぜ【黄櫨/×櫨】

読み方:はぜ

ハゼノキの別名。《 実=秋 花=夏》「—の実のしづかに枯れてをりにけり/城」


沙魚

読み方:ハゼ(haze

スズキ目ハゼ類の総称


爆米

読み方:ハゼ(haze

もち米煎ってはぜさせたもの


蝦虎魚

読み方:ハゼ(haze

スズキ目ハゼ科属す総称


黄櫨

読み方:ハゼノキ(hazenoki), コウロ(kouro), ハジ(haji), ハジノキ(hajinoki), ハゼ(haze), ハニシ(hanishi)

うるし科の落葉喬木


トラギス

学名Parapercis pulchella 英名:Rosy grub fish
地方名シギス、ハゼ 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目トラギス科
色 形 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
トラギスは沿岸浅場にすみ、岩礁の陰や砂底などでジッとしていることが多い。体は細長い円筒形で尾に向かってやや平らになっている。頭部丸く、口は大きめで歯は鋭い。下あご上あごよりも少し出ている。成魚尾びれ最上部は長く伸びている。稚魚は8〜9月千葉県大原日本海西部漁獲される。肉食性海底小動物食べている。

分布:東京以南西部太平洋インド洋 大きさ:18〜20cm
漁法:釣り 食べ方: 

沙魚

読み方:ハゼ(haze

スズキ目属す魚類総称


読み方:ハゼ(haze

スズキ目属す魚類総称



読み方:ハゼノキ(hazenoki), ハゼ(haze

ウルシ科落葉高木園芸植物薬用植物

学名 Rhus succedanea


黄櫨


黄櫨


黄櫨

読み方:ハゼノキ(hazenoki), コウロ(kouro), ハゼ(haze

ウルシ科落葉高木園芸植物薬用植物

学名 Rhus succedanea


沙魚

読み方:ハゼ(haze

ハゼ科属す海種

季節

分類 動物


葩煎

読み方:ハゼ(haze

糯米を炒ってはぜさせてつくる菓子

季節 新年

分類 人事


読み方:ハゼ(haze

ハゼ科属す海種

季節

分類 動物


沙魚

読み方:ハゼ(haze

作者 立原正秋

初出 昭和44年

ジャンル 小説


読み方:ハゼ(haze

作者 香山滋

初出 昭和22年

ジャンル 小説


吐師

読み方:ハゼ(haze

所在 京都府相楽郡木津町


土師

読み方:ハゼ(haze

所在 京都府福知山市


波瀬

読み方:ハゼ(haze

所在 山口県山陽小野田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

波瀬

読み方:ハゼ(haze

所在 佐賀県(松浦鉄道西九州線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ハゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/16 23:35 UTC 版)

ハゼ亜目
トビハゼ Periophthalmus modestus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
ハゼ目 Gobiiformes
亜目 : ハゼ亜目 Gobioidei

ハゼは、条鰭綱スズキ目ハゼ亜目(ハゼあもく、Gobioidei)に分類される魚の総称。Fishes of the World 5th Edition(2016)では、ハゼ科などを含む分類階級としてGobiiformes目がある。Gobiiがハゼを意味し、formesが形や見た目を意味する。

概要

成体の体長は1cm足らずのゴマハゼから、50cmを超えるハゼクチまで種類によって差がある。よく見られるヨシノボリアゴハゼマハゼなどはいずれも5-15cmほどの小魚である。なお、ゴマハゼの仲間は、日本最小の脊椎動物である。

体の断面はまんじゅう形か円形で、水底に接して生活する底生魚が多い。ひれは体に対して大きめなこと、背びれが2つあること、2つの腹びれが融合して吸盤状になっていることなどが特徴である。この腹びれで水底や壁に貼りつくことができ、水の流れが速い環境でも水に流されず生息できる。ただし背びれが1つしかないミミズハゼシロウオ、腹びれが吸盤状でないドンコカワアナゴなどもいる。

速く泳ぐ時は他の魚のように尾びれを振って泳ぐが、普通は主に胸びれを大きくはばたかせることで泳ぐ。長い距離を持続的に泳ぐことは苦手で、短い距離をサッと泳ぐことの繰り返しで移動する。ただし水の中層でホバリングするように泳ぐキヌバリウキゴリドロメシロウオなどもいる。またトビハゼムツゴロウは水中を泳ぐことは少なく、胸びれを使って干潟の上を這って生活する特殊な魚である。

運動能力の低い底生魚ゆえ、体色は砂底や岩の色に合わせた保護色となっている種が多い。ただし温暖な海にはキヌバリ、イトヒキハゼ、ハタタテハゼなど派手な体色をもったハゼも生息する。シロウオなど透明な体色のものもいる。

テッポウエビの一種Alpheus sp. と共生するダテハゼ属の一種 Amblyeleotris sp.

スジハゼ、イトヒキハゼ、ネジリンボウなど、砂泥底に生息するハゼは、テッポウエビ類の巣穴に同居し、共生することが知られている。テッポウエビは巣穴の改修と拡張を行い、ハゼは外敵が接近した時に視力の悪いテッポウエビ類に代わって外敵をいち早く発見し、テッポウエビに知らせて共に巣穴に潜り込む。

繁殖期にはオスが穴にメスを誘い、産卵を行う。巣穴は自分で作ったり、エビカニの巣穴、捨てられた空きなど種類や環境によって様々である。産卵後はオスが卵を守る。

藻類や水底の有機物(デトリタス)を主食にする種もいるが、ほとんどのハゼは肉食である。プランクトン多毛類甲殻類、小魚などを大きな口で捕食する。

主な種類

種類数は現在発見されているものだけで2200種類(未分類も含む)を超える[1]。かつて1種類とされていたが種分化の研究が進み、何種類にも分けられるようになったヨシノボリ類などの例もある。未発見・未分類の種もあり、これからも種類が増えるとみられる。分類は瀬能ほか(2021)に従う[2]

なお、ツムギハゼは、ハゼの仲間で唯一、フグ毒と同じテトロドトキシンを持っている。

生息域

分類

ヒレナガネジリンボウ

なおカジカカサゴギンポコチなどはハゼと形態がよく似ているが、分類が異なる。

利用

食用になるマハゼ[3]などは釣り漁業の対象になる。ルアーを含む釣り餌に貪欲に喰らいつき、東京湾のような都市部の海岸や海岸近くに浮かべた船からでも手軽に数多く釣れる[4]ので、ハゼ釣りは人気がある。他の魚種を狙った釣りの、いわゆる「餌獲り」や「外道」としてもなじみ深い。

何にでもガツガツと飛びつく人、またはそのような行動を「ダボハゼ」と形容することがある。ダボハゼは特定の種類を指さず、シマハゼ、チチブ、イトヒキハゼ、ウロハゼ、または姿の似たカジカ類などを指していると思われる。

多くの種類が佃煮唐揚げ天ぷらなどで食用になり、 宮城県仙台市など一部の地方では、ハゼの焼き干し(焼きハゼ)を正月の伝統的な雑煮出汁として使われ、高級魚とされている。 ハタタテハゼやキヌバリなどの美しい種類は観賞用として飼育もされる。目にする機会も多い上に捕獲も簡単で、昔から子どもたちの水遊びのターゲットにもなってきた。なお「ハゼ」という呼称は陰茎の古称「はせ」に由来するとされる[要出典]

食用にする場合、ハゼ類は傷みやすいので活かして持ち帰るか、氷などで締めて持ち帰らないと生臭い臭いが発生して食べることができなくなるので注意する必要がある。

日本での水揚げ漁港

  • 平成14年度
1位 八幡浜漁港愛媛県
2位 柴漁港神奈川県
3位 麻生漁港(茨城県
4位 美濃崎漁港(大分県
5位 志戸崎漁港(茨城県)

脚注

  1. ^ 瀬能 2021, p. 17.
  2. ^ 瀬能 2021, p. 22.
  3. ^ 島根県松江水産事務所/旬情報:10月マハゼ(ゴズ)、2018年10月12日閲覧。
  4. ^ 【いま風 木曜日/でかける】アウトドア探検隊:ハゼ釣り(中)発展編 奥深い「合わせ」の感覚『読売新聞』夕刊2018年10月4日(2面)。

参考文献

関連項目

外部リンク


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