ナガイモ ナガイモの概要

ナガイモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/24 10:17 UTC 版)

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ナガイモ
Nagaimo.Japan.JPG
ナガイモ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉植物 monocots
: ヤマノイモ目 Dioscoreales
: ヤマノイモ科 Dioscoreaceae
: ヤマノイモ属 Dioscorea
: ナガイモ Dioscorea polystachya
学名
Dioscorea polystachya Turcz.
和名
ナガイモ(長芋)
英名
Chinese yam , Nagaimo
ながいも、塊根、生[1]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 272 kJ (65 kcal)
13.9 g
食物繊維 1.0 g
0.3 g
2.2 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
(0) μg
チアミン (B1)
(9%)
0.10 mg
リボフラビン (B2)
(2%)
0.02 mg
ナイアシン (B3)
(3%)
0.4 mg
パントテン酸 (B5)
(12%)
0.61 mg
ビタミンB6
(7%)
0.09 mg
葉酸 (B9)
(2%)
8 μg
ビタミンB12
(0%)
(0) μg
ビタミンC
(7%)
6 mg
ビタミンD
(0%)
(0) μg
ビタミンE
(1%)
0.2 mg
ビタミンK
(0%)
(0) μg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
3 mg
カリウム
(9%)
430 mg
カルシウム
(2%)
17 mg
マグネシウム
(5%)
17 mg
リン
(4%)
27 mg
鉄分
(3%)
0.4 mg
亜鉛
(3%)
0.3 mg
マンガン
(1%)
0.03 mg
セレン
(1%)
1 μg
他の成分
水分 82.6 g

廃棄部位: 表層、ひげ根及び切り口
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。

長芋、つくね芋、いちょう芋などの品種群がある。山の芋の名で扱われる事があるが、種としての「ヤマノイモ(自然薯)」と混同してはならない。

概要

ヤマノイモ科の作物は熱帯から温帯と広範囲に分布し、特にヤマノイモ属はきわめて種の数が多く、約600種にも及ぶ。その内の数十種類は食用作物として利用されている。 熱帯地域での栽培に適した品種が多いが、ナガイモは寒冷地での栽培も可能である。

ナガイモは中世以降に中国大陸から日本に持ち込まれたとの説もあるが、中華人民共和国にもヤマノイモ科の作物は複数あるものの、本項と同種のナガイモは確認されていない[2]。現在日本で流通しているナガイモは日本発祥である可能性もあり、現状は日本産ナガイモと呼んでいる[2]。なお、中華人民共和国で栽培するヤマイモの品種は普通のヤマイモ、いわゆる「家ヤマイモ」と「和田イモ」の2種類が主である[3]。産地は広東省広西チワン族自治区が総生産量の約5割を占め、南方地方を中心に生産を行う[3]。中国市場でのヤマイモ類への関心はあまり高くなく、一見では大和芋に似た外見の薯蕷品種を、店頭で「山葯(山薬)」と表示し販売する方法を取っている[3]

日本においてナガイモは消費生産ともに内需型に発展してきた作物だったが、近年では台湾アメリカ合衆国で流行している薬膳や健康志向を好む食生活の影響で、徐々に好評を得て輸出量を伸ばしている[4]

生産

栽培は比較的容易な品種であり、1年で収穫可能なことから別名で一年芋とも呼ぶ[5]。主な産地は青森県上北地方、北海道帯広市幕別町長野県中信・北信地方など、関東より北の地方が大部分となる。取りわけ青森県と北海道が秀でており、2010年(平成22年度)の出荷量の統計によると青森県が42%、北海道が37%、2道県で全体の80%近くを占める[5]。付作面積もこの2道県が広く、青森県が2,330ha、北海道が1,900haと半数を超える[5]

品種改良ではヒゲ根や毛穴がほとんどなく、皮ごと調理可能なナガイモが品種登録されている。

塊形の「丹波いも」「大和いも」「伊勢いも」などのつくね芋の系統は、伝統野菜として古くから栽培されている。

輸出

ナガイモは日本での生鮮野菜輸出の主要品目に入り、レタス大根キャベツサツマイモ・ナガイモの5品目のうち、最も外国に輸出されている野菜である[6]。しかし、2008年平成20年)を頂点に減少傾向にある[6]。輸出先は多い順から台湾、アメリカ合衆国、香港シンガポール共和国、その他の地域となっており、全体の約6割にとどく台湾と、2,5割を超えるアメリカ合衆国がナガイモの主要輸出先として際立っている[6]


  1. ^ 2 いも及びでん粉類」『日本食品標準成分表』 編:文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会、2015年12月25日、2015年版(七訂)。ISBN 978-4-86458-118-92016年10月15日閲覧。
  2. ^ a b 「平成19年度 農林水産物貿易円滑化推進事業のうち品目別市場実態調査(結果) - ながいも」 農林水産省公式HP 2015年10月14日閲覧
  3. ^ a b c 農林水産省公式HP「市場実態 - 中国 - ながいも」 2015年10月14日閲覧
  4. ^ 「北海道 JA帯広かわにし、JA帯広大正 (長いもを台湾、アメリカへ)」 2015年10月14日閲覧
  5. ^ a b c 野菜ブック「ヤマノイモ」独立行政法人農畜産業振興機構、2015年6月5日閲覧
  6. ^ a b c 農林水産省平成25年4月「青果物の輸出戦略(案)」 農林水産省公式HP 2015年10月14日閲覧


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