土の香【ツチノカ】(食用作物)
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登録番号 | 第4357号 |
登録年月日 | 1995年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | らっかせい | |
登録品種の名称及びその読み | 土の香 よみ:ツチノカ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 16日 | |
品種登録者の名称 | 千葉県 | |
品種登録者の住所 | 千葉県千葉市中央区市場町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 鈴木一男 中西建夫 高橋芳雄 松田隆志 鈴木茂 石田康幸 神代三男 石井良助 岩田義治 屋敷隆士 曽良久男 長沢上 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「R1621」(後の「ナカテユタカ」)に「サチホマレ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(千葉県八街市)における成熟期は中生,多収,良品質,良食味で煎り莢加工向きの品種である。 草型は立性Ⅲ,主茎長及び分枝長は短,小葉の形はやや長,大きさは中,葉色は暗緑,花色は黄である。莢の長さ,幅,厚さ,莢の網目及び粒間のくびれは中,莢殻の厚さは中,1莢内粒数は少である。粒形は長形,種皮の色は淡橙褐,粒重は大,粒の品質は中である。開花期及び成熟期は中,着花習性は無,休眠性は弱,倒伏抵抗性は強,収量性は多である。かたさは硬,甘味は多,うま味はうまい,粗脂肪含有率は中,茎腐病抵抗性は強,さび病抵抗性は弱である。 「ナカテユタカ」と比較して,莢の長さが短いこと,莢の粒間のくびれが浅いこと,茎腐病抵抗性が強いこと等で,「千葉半立」と比較して,分枝長が短いこと,粒形が長形であること,成熟期が早いこと,収量性が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,千葉県農業試験場(八街市)において,昭和50年に「R1621」 (後の「ナカテユタカ」)に「サチホマレ」を交配し,初期世代は集団育成,55年に雑種第5代で個体選抜を行い,以後,系統育種法による選抜,固定を図るとともに生産力検定試験及び特性検定試験を行い,62年から「関東66号」の系統名で地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了した。平成4年は雑種第17代である。 |
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