土佐錦【トサニシキ】(食用作物)
登録番号 | 第4948号 | |
登録年月日 | 1996年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 土佐錦 よみ:トサニシキ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 中川宣興 坂井真 石井卓朗 星野孝文 柴田和博 藤井啓史 鳥山國士 岡本正弘 篠田治躬 山田利昭 小川紹文 関沢邦雄 山本隆一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「中国55号」に「中系419」を交配して育成された固定品種であり,育成地(広島県福山市)における成熟期は中生の晩,精玄米千粒重はやや大,やや多収の酒造用掛米向きの水稲,粳種である。 草型は中間型,稈長はやや長,稈の細太は中,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長,穂数,粒着密度及び穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は極少である。玄米の形,大小及び光沢は中,精玄米千粒重はやや大,見かけの品質は中の上,食味は中の上である。出穂期及び成熟期は中生の晩,穂発芽性はやや難,耐倒伏性はやや強,脱粒性はやや易,収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPiーta2,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性は中である。 「中性新千本」と比較して,草型が中間型であること,稈の細太が太いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-ta2であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,中国農業試験場(広島県福山市)において,昭和46年に「中国55号」に「中系 419」を交配し,初期世代は世代促進栽培により集団養成,48年以降系統育種法により選抜,育成された固定品種である。50年から特性検定試験,生産力検定試験等の試験を行い,55年以降「中国81号」の系統名で地域適応性を検討,平成2年からは酒造用掛米品種として集団養成して個体選抜,3年以降系統選抜を行いながら特性検定試験,生産力検定試験等の試験を実施し,その特性を確認して育成を完了した。6年は雑種第21代である。 |
土佐錦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/11 16:02 UTC 版)
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土佐錦(とさにしき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
都道府県による開発。同県では長らく、酒造が盛んな割には酒米の供給を県外からの移入に依存していた。1991年中国81号を食用米として試験栽培、酒造適性試験を重ね1994年土佐錦として改良。酸・アミノ酸の少ない淡麗辛口の土佐酒に仕上がる。酒造適正米。
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