土佐闘犬による死傷事故・事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 10:23 UTC 版)
「土佐闘犬」の記事における「土佐闘犬による死傷事故・事件」の解説
1975年3月、大阪府にて闘犬大会に備えた特別な訓練により普段より興奮状態にあった土佐闘犬に襲われて2歳男児が死亡。男性Aが飼い主に依頼されて飼育場所の提供や飼育管理の手伝いをしており、飼い主と男性Aが留守中に、飼い主の雇い主Bが酒に酔った状態で犬を連れ出した際の事故であったが、同犬による被害はそれまでに10件を超えており、事故が予期できたにも関わらず犬舎を簡易な施錠に留めた責任が問われて男性Aにも有罪判決が下された。 2008年10月、大阪府にて放し飼いの土佐闘犬が小学生と郵便配達員を襲い、重傷を負わせる事件が発生。飼い主は重過失傷害容疑で逮捕された。 2009年2月、愛知県稲沢市にて土佐闘犬が通行人や飼い犬を襲い、重傷を負わせる事件が発生。現場に駆けつけた警察官に軽傷を負わせ、拳銃で射殺された。また、警察官を襲った際、ミニパトカーの中にも侵入した。 2014年2月、北海道にて放し飼いかつ未登録、狂犬病予防未注射の土佐闘犬2匹が女性を水死させる事件が発生。飼い主は救護もせずその場から逃走したため、重過失致死容疑と狂犬病予防法違反で逮捕された。同年7月、札幌地方裁判所苫小牧支部にて飼い主に懲役2年6月、罰金20万円の実刑判決が下された。 2016年4月、神奈川県横須賀市で稲川会系暴力団組長が飼育していた狂犬病予防未注射の土佐闘犬が散歩中のプードルに噛みつき、さらに引き離そうとした女性の手を噛んだ。この犬は2014年10月にミニチュアダックスフントを噛み殺し、2015年10月に柴犬に噛みついた前歴もあった。飼い主は土佐闘犬とピットブルの飼育を2016年4月まで横須賀市に登録しておらず、犬の世話をしていた暴力団幹部とともに狂犬病予防法違反の疑いで書類送検された。 2016年9月25日、青森県八戸市で飼育されていた土佐闘犬2頭が逃げ出し、そのうちの1頭が路上にいた8歳男児の腕と尻を噛んだ。2頭はいずれもすぐに捕獲された。 2019年4月、韓国京畿道安城市で特別養護老人ホームで飼育されていた土佐闘犬2頭のうち1頭が犬舎清掃中に近くにいた院長と60代の入居女性を襲い、女性が死亡。 2019年5月26日、兵庫県南あわじ市で80代の男性が、自宅の犬舎の中で背中を噛まれ死亡する事故が発生した。男性は20代の孫が飼っている土佐犬3匹と、知人男性から預かっている土佐犬1匹を犬舎に入れて飼育していた。
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