土佐電気鉄道への譲渡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/03 03:56 UTC 版)
「名鉄モ590形電車」の記事における「土佐電気鉄道への譲渡」の解説
前述のようにモ591・592の2両が土佐電気鉄道へ譲渡され、同社590形591・592となった。入線に際してはアルナ車両において以下の改造が施工されている。 行先表示機のLED化 後位寄りの客用扉を撤去し、前中扉構造の2扉車化 客用扉下部の可動式ステップを撤去 なお、車番がそのままとされたことから名鉄車両独特のローマン字体による切出し文字による車番表記が残され、車体塗装も名鉄時代のスカーレット一色塗りのままとされたこともあって在籍車両の中では非常に目立つ存在となっている。 2両とも桟橋車庫に所属し、2005年(平成17年)12月17日から桟橋線で運用が開始され、2006年(平成18年)からは伊野線・後免線でも運用されていたが、2019年現在は専ら桟橋線で運用されている。 2009年(平成21年)には雨水の浸入による腐食を防止するため、自社桟橋工場において正面窓をすべてHゴム固定、側窓上部をバス窓にする改造が施工された。これにより印象が変化している。 2012年(平成24年)に、モ592の車番が切り出し文字から他車と同様の塗装式に変わり、正面右上から左下腰部分に移った。これによりさらに印象が変化している。 2014年(平成26年)10月1日付で土佐電気鉄道が高知県交通・土佐電ドリームサービスと経営統合し、新会社とさでん交通による運営に移行したのに伴い、土佐電気鉄道からとさでん交通に承継された。
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