尾の形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 14:40 UTC 版)
キンギョの特徴の一つは、その独特な尾の形である。フナ尾、吹き流し尾、三つ尾、四つ尾、そり尾、さくら尾、クジャク尾などといった種類がある。特に、三つ尾、四つ尾など、尾ひれの背面側が癒合して腹面に向けて左右に分かれた形は、他の観賞魚の変異にも似たものが見あたらない。 鮒尾 一本尾ともいう。ワキン型の品種に多く見られる。ブリストル朱文金などのハート型に見える大きなフナ尾は、ハート尾と呼ばれ好まれる。コメットや朱文金などに見られる長いフナ尾は、吹き流し尾と呼ばれ、その特徴となっている。 三つ尾 平付尾ともいう。二枚のフナ尾が上向きになってくっつき、2つの谷と3つの山ができた形。 四つ尾 三つ尾の真ん中の山に切れ込みが入って、3つの谷と4つの山ができた形。 桜尾 三つ尾の真ん中の山に少しだけ切れ込みが入った形、もしくは四つ尾の真ん中の山の切れ込みが浅い形。 孔雀(クジャク)尾 四つ尾が上向き(水平)ではなく垂直になっている形。地金(ジキン)特有の尾。 平付け反転尾(反り尾) 三つ尾や桜尾の尾葉が体軸に対し並行に大きく広がり先端が反り返っている形。土佐錦魚(トサキン)特有の尾。 蝶尾 四つ尾の谷が小さくなって山が大きく広がった形。
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