尾なし龍の伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/08 16:23 UTC 版)
左甚五郎作の龍の彫刻には命が宿っており、夜になると空へ舞い上がっていたという。村人はそれを恐れていたが、「おはつ」という足の不自由な娘だけが龍を恐れることなく、龍と毎日遊んでいたという。 そんなある日、年貢を納められなかった母親が加納城の役所に連れて行かれ、牢屋に入れられてしまった。母親に会いたいおはつは、まだ治っていない足をひきずりながら加納城へ向かったが、途中の境川で溺れてしまい命を落とす。これを知った龍は激怒して天に舞い上がり、口から火を吐いて加納城下を焼き払ってしまった。人々はそれを恐れ、彫刻の龍の尾を切り捨てて、二度と空へ飛べないようにしたという。 この尾なし龍の伝説を基にして、2001年に創作歌劇が制作されている。
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