びじょう‐かじょ〔ビジヤウクワジヨ〕【尾状花序】
尾状花序
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/30 07:23 UTC 版)
尾状花序(びじょうかじょ、catkinまたはament)は、細い円筒状の花の集まりである。花弁は欠いていて目立たず、受粉は通常風媒であるが、ヤナギのように虫媒のものもある。通常は単性の花が中央の茎の周りに密集して付き、垂れ下っている。カバノキ科、ブナ科、クワ科、ヤナギ科等の顕花植物の多くの科で見られる。しばらくの間、これらはマンサク亜綱の共有派生形質であると信じられていたが、現在は収斂進化の結果であると考えられている。
- 1 尾状花序とは
- 2 尾状花序の概要
尾状花序 (英語: catkin)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 07:33 UTC 版)
「花序」の記事における「尾状花序 (英語: catkin)」の解説
単性の花が穂状につき、垂れ下がる。枯れたときには、花序の基部から外れて落ちる。ヤナギ科、カバノキ科などのものを特にこう呼ぶ。
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「尾状花序」の例文・使い方・用例・文例
- (植物について)尾状花序か尾状花によって子を生むか、または特徴付けられる
- 尾状花序に似ているさま
- 単性で尾状花序にしばしば咲く花のある大部分は木質の原始的な双子葉植物の顕花植物の属
- 樹皮が黒褐色で、木質の実を結ぶ尾状花序をつける中型の木
- ある種の分類システムにおいて尾状花序を持つ植物に対して使われる
- 剛毛質の尾状花序をもつ高木または低木の2つの属:ヤナギ属
- 北米東部の小さなヤナギで、灰色がかった葉を持ち、葉より先に絹毛の密生した尾状花序が出る
- 大きな尾状花序と幅広の葉を持つヨーロッパの低木のようなヤナギの総称
- 大きな尾状花序と比較的大きな幅広の葉を持つ、枝の多いヨーロッパのヤナギ
- 軽く、軟らかい材と尾状花序になる花を持つ、温帯地域北部の高木の総称
- アメリカ東部の、甘い香りのするウルシで、三裂葉と尾状花序に似た穂状花序の黄緑色の花と毛に被われた赤い果実をつける
- 尾状花序という花序
尾状花序と同じ種類の言葉
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