植物について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/29 06:25 UTC 版)
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アリストテレス著作目録 |
『植物について』(希: Περὶ φυτῶν、羅: De plantis、英: On Plants)とは、アリストテレス名義の自然学短篇著作の1つであり、『小品集』を構成する9篇の内の1つ。アリストテレスの作品ではなく、ペリパトス派(逍遙学派)の後輩たちの作品と見られている[1]。
構成
全2巻17章から成る。
- 第1巻 - 全7章
- 第1章 - 植物における生命とは何か。アナクサゴラス、エンペドクレス、デモクリトス、プラトンの説。
- 第2章 - 植物は呼吸・感覚・睡眠・覚醒を持たない。植物には本性的な熱と湿がある。
- 第3章 - 植物の成分 --- ゴム質、繊維、茎、樹肉、木質、樹皮、髄など。木の部分 --- 小枝、葉、枝、花、吸枝、果皮など。
- 第4章 - 植物の成長の諸相 --- 果実、根、吸枝、幹、枝など。植物の種類 --- 灌木、草、野菜など。植物の繁殖地 --- 家庭、庭園、野生。
- 第5章 - 植物の差異 --- 果実、葉、樹皮、枝、根、吸枝、樹液、中身、食用・非食用、果実・葉の発生、色など。
- 第6章 - 芳香のある木。植物の発生の違い --- 移植、接穂、種、自然発生。植え方。種における違い。
- 第7章 - 植物の変種。植え付けの時期。植物の効用(産物)による分離 --- 油、種、酒、薬用、毒。
- 第2巻 - 全10章
- 第1章 - 植物の構成。植物の3つの力 --- 土(個体性)、水(統一性)、火(凝結性)。植物の運動としての栄養の吸引。
- 第2章 - 地震の機制と植物との差異。水に沈むものと沈まないもの。
- 第3章 - 淡水、海水の植物の関係。
- 第4章 - 普通でない場所の植物 --- 水面上、土中、熱地、寒冷地、温水地、硫黄質の土地。
- 第5章 - 岩の間の植物。その成長が遅い原因。
- 第6章 - 植物に必要な四要素 --- 種、土地、水、空気。
- 第7章 - 植物の成長の三類 --- 1.葉の前に果実、2.葉と同時に果実、3.葉の後に果実
- 第8章 - 植物の色 --- 外部が緑、内部が白が普通。植物の三型 --- 1.上伸、2.下伸、3.中間。植物の形は種の性質と量、花・果実は湿気・栄養による。
- 第9章 - 落葉は急な希薄化によって生じる。果実発生の原理。
- 第10章 - 果実の味。苦くなるのは熱・湿の不十分さによる。甘味。酸味。加熱・熟成による苦味。太陽熱の影響。
内容
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日本語訳
- 『アリストテレス全集10』 岩波書店、1969年
脚注・出典
- ^ 『アリストテレス全集10』 岩波 pp.323-329
関連項目
- 『小品集』
「植物について」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は植物についての知識が豊富だ
- あなたが引用した植物についての論文が欲しいです。
- 植物についてのあなたが引用した論文が欲しいです。
- 「じつは自由研究で相談したいことがあって・・・」「どれ・・・。ふーん、被子植物について調べてるのね」
- その少年は植物について非常によく知っているようだ。
- この奇妙な植物についてはほとんど知られていない。
- (植物について)柔軟なもじゃもじゃの毛の房を持っている
- (動物または植物について)堅いした剛毛または毛を有するさま
- (タンポポやアザミのような植物について)冠毛または羽のような毛または繊細な毛のふさを持つ
- (動物や植物について)昆虫をエサとする
- (植物について)地面より上によく発達した茎を作り出す
- (植物について)地面より上に見える茎を持たない
- (植物について)白い花を有するさま
- (植物について使用され)交雑受精が可能である、融合することでできる
- (植物について)頑丈でない
- (顕花植物について)種子で2つの子葉を持つさま
- (顕花植物について)草とユリように種子に単一つの子葉を持つさま
- (植物について)多くの水で繁栄する
- (植物について)特に広範な地域で一種類の植物の間で起きる疫病
- (鉢植えの植物について)容器に対して大きく育つことで、かたまりになる、または、根がもつれる結果として生じる
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