ディップスティック ディップスティックの概要

ディップスティック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/09/16 08:20 UTC 版)

ディップスティックでの平均診断の模式図

目次

試験におけるディップスティック

化学試験の為のディップスティックは、通常は若しくは段ボールで作られており、液体の特定の性質に従って変色する事で、その試薬の性質を知る事が出来る。

医療の為のディップスティックは、特定の検体(en:Analyte)がその液体に存在するか否かの判定の為に用いられる[1]。例えば、尿サンプルの検査において、ヘモグロビン亜硝酸塩(尿路感染症により、バクテリアが生成する)、タンパク質グルコースウロビリノーゲンケトンが含まれていないかどうかを確かめる為に用いられる。

それらは通常、明るい色で着色されていて、表面は粗い肌触りである。

測定におけるディップスティック

タンクに残る燃料を測定する為にディップスティックを用いている様子

ディップスティックは、人の手が届かず、直接目視が不可能な閉鎖空間に存在する液体の量を測るために用いられる。ディップスティックを挿入して取り外し、先端の液体がついた部分の長さから液面の高さを知ることができる。

測定用ディップスティックは内燃機関エンジンオイルのゲージとして広く用いられている。自動車エンジンやオートマチックトランスミッションの場合にはオイルパンに直接挿入されるディップスティックが設けられることが多いが、オートバイ用エンジンパワーステアリングなどのオイルタンクの場合には、オイルフィラーキャップと一体化したディップスティックが用いられる場合もある。

その他にも、燃料タンクの燃料測定や詰めされた酒類の残量などの測定に用いられる。内圧が大きくなる可能性のある容器の場合には、ディップスティックがネジ止めなどで固定されることも多い。

関連項目




  1. ^ Paek, S.H.; Lee, S.H.; Cho, J.H.; Kim, Y.S. (2000), “Development of rapid one-step immunochromatographic assay”, Methods 22 (1): 53–60, doi:10.1006/meth.2000.1036, PMID 11020318 


「ディップスティック」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ディップスティック」の関連用語

ディップスティックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ディップスティックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのディップスティック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS