deity
「deity」の意味
「deity」は、神や神性を意味する英単語である。主に宗教や神話において、超自然的な力を持つ存在や、ある特定の属性や概念を司る神を指す。また、神性という言葉は、神のような特性や品質を持つことを示す。「deity」の発音・読み方
「deity」の発音は、IPA表記では/ˈdiːɪti/であり、IPAのカタカナ読みでは「ディーティ」となる。日本人が発音するカタカナ英語では、「ディティ」と読むことが一般的である。「deity」の定義を英語で解説
A deity is a supernatural being, like a god or goddess, that is worshipped by people who believe it controls or exerts force over some aspect of the world. Deities are often associated with specific attributes or concepts, and they may be venerated in various religious practices and mythologies.「deity」の類語
「deity」にはいくつかの類語が存在する。例えば、「god」や「goddess」は、それぞれ男性神や女性神を指す言葉である。「divinity」は、神性や神の性質を意味する言葉であり、「deity」と同様に使用されることがある。「deity」に関連する用語・表現
「deity」と関連する用語や表現には、「pantheon」や「mythology」がある。「pantheon」は、ある宗教や神話における神々の集まりを指す言葉である。「mythology」は、神話や伝説の総体を意味し、神々や英雄の物語が含まれる。「deity」の例文
1. The ancient Greeks believed in a multitude of deities.(古代ギリシャ人は多くの神々を信仰していた。) 2. In Hinduism, there are thousands of deities with different roles and attributes.(ヒンドゥー教では、さまざまな役割や属性を持つ何千もの神々がいる。) 3. The deity of love and beauty is often depicted as a beautiful woman.(愛と美の神は、美しい女性として描かれることがよくある。) 4. Some people believe that natural elements like the sun and the moon are deities.(太陽や月のような自然の要素を神として信仰する人もいる。) 5. The ancient Egyptians worshipped a deity with the head of a falcon.(古代エジプト人は、鷹の頭を持つ神を崇拝していた。) 6. In some mythologies, there are deities that represent both good and evil forces.(一部の神話では、善と悪の両方の力を代表する神々が存在する。) 7. The deity of war was often invoked by warriors before going into battle.(戦争の神は、戦いに行く前に戦士たちによってしばしば祈られた。) 8. Many cultures have deities associated with fertility and agriculture.(多くの文化には、豊穣や農業に関連する神々がいる。) 9. Some deities are believed to have the power to heal the sick and injured.(病気や怪我を癒す力を持つと信じられている神々もいる。) 10. The temple was dedicated to a local deity worshipped by the villagers.(その寺院は、村人たちが崇拝する地元の神に捧げられていた。)ディティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 03:02 UTC 版)
ディティ(दिति Diti)は、インド神話に登場する女性である。ダクシャの娘の1人であるとともに、カシュヤパ仙の妻の1人であり、ヒラニヤークシャ、ヒラニヤカシプ[1][2][3]、マルト神群[4]、シンヒカーの母[5]。ヒラニヤークシャとヒラニヤカシプはダイティヤ(「ディティの息子たち」の意)と呼ばれるアスラ族の祖となったので、ディティはダイティヤ族の母ともいうべき存在である。
名称
『リグ・ヴェーダ』でディティという言葉は数回登場するが、固有名詞らしいのは7.15のみである。しかしこの箇所のディティはバガやサヴィトリと並列されていて、アディティの姉妹というよりは子供と考えられる[6]。ディティはおそらくaditiのa-を否定の接頭辞と解釈して言葉遊び的に考案された語である[6]。これは神々をスラと呼ぶ(アスラから逆成)のと同様である[7]。
『ラーマーヤナ』巻3ではダクシャの60人の娘のうちアディティ、ディティ、ダヌらの8人がカシュヤパと結婚した。アディティはアーディティヤ12神、ヴァス8神、ルドラ11神、アシュヴィン双神の33神を生み、いっぽうディティやダヌはアスラを生んだとする[8]。
神話
ディティの子供たちの中で有力なアスラ王であったヒラニヤークシャとヒラニヤカシプの前世はヴィシュヌ神に仕える門番ジャヤとヴィジャヤであった。彼らは聖仙サナカに非礼であったので、サナカの呪いによってアスラとして女神ディティの子として転生したとされる[9][10]。
またマルト神群もディティから生まれたといわれる。それによるとヒラニヤークシャとヒラニヤカシプがヴィシュヌ神に殺されたとき、ディティはその責任がヴィシュヌに助けを求めたインドラ神にあると考えた。そこでインドラを倒せる息子を得るために厳しい苦行を行った。これを知ったインドラがディティに和解を申し入れ、彼女に仕えたいと言った。そして彼女が苦行に疲れてぐったりしている隙に彼女の胎内に入り込み、ヴァジュラで胎児を切り裂いた。その結果、胎児は49のマルト神群となって生まれてきたという[11][12]。
脚注
- ^ 『バーガヴァタ・プラーナ』3巻17章18。
- ^ 『バーガヴァタ・プラーナ』6巻18章19-78。
- ^ 『バーガヴァタ・プラーナ』7巻1章39。
- ^ 『バーガヴァタ・プラーナ』6巻18章19。
- ^ 『バーガヴァタ・プラーナ』6巻18章13。
- ^ a b The Rigveda: The Earliest Religious Poetry of India. translated by Stephanie W. Jamison and Joel P. Brereton. Oxford University Press. (2017) [2014]. p. 899. ISBN 9780190685003
- ^ Monier-Williams (1872). “Diti”. Sanskrit-English Dictionary. p. 412
- ^ Muir, John (1868). Original Sanskrit Texts on the Origin and History of the People of India. 1 (2nd ed.). London: Trübner & co.. pp. 115-117
- ^ 『バーガヴァタ・プラーナ』3巻15章-16章。
- ^ 『インド神話伝説辞典』pp.69-70。(ヴァラーハ)
- ^ 『バーガヴァタ・プラーナ』6巻18章20-78。
- ^ 『インド神話伝説辞典』p.315。(マルト神群)
参考文献
- 『バーガヴァタ・プラーナ 全訳 上 クリシュナ神の物語』美莉亜訳、星雲社・ブイツーソリューション、2009年5月。 ISBN 978-4434103261。
- 『バーガヴァタ・プラーナ 全訳 中 クリシュナ神の物語』美莉亜訳、星雲社・ブイツーソリューション、2009年5月。 ISBN 978-4434111976。
- 菅沼晃編 編 『インド神話伝説辞典』東京堂出版、1985年3月。 ISBN 978-4-490-10191-1。
関連項目
「ディティ」の例文・使い方・用例・文例
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