ヒンドゥー教では
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 04:12 UTC 版)
インド神話のマハーバーラタ叙事詩、ラーマーヤナ叙事詩、アグニプラーナなどに登場する聖仙パラシュラーマの由来は「斧をもつラーマ」の意である。彼の持つパラシュは元は破壊神シヴァの所有物であったが、シヴァは弟子であるパラシュラーマの武勇を讃え彼にパラシュを与えた。パラシュは片手斧であり、形も絵画によっては持ち手が細く長いものであったり、また持ち手の小さい重厚な斧であったりもする。パラシュラーマは、父の所有物であった所有者の願いを叶える牡牛カーマデーヌを盗んだ千本の腕をもつ魔王カールタヴィーリヤ・アルジュナを、彼の首と全ての腕をこの斧で斬り刻むことで退治している。また叙事詩内ではパラシュラーマが島を作り出す際にパラシュを海に投げ捨てたため、それ以降パラシュラーマはパラシュを所持していない。
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