赤軍とは? わかりやすく解説

せき‐ぐん【赤軍】

読み方:せきぐん

ソ連陸軍旧称正式に労農赤軍といい、1918年赤衛軍に代わって組織された。1946年ソビエト軍改称


【赤軍】(せきぐん)

Red Army.

  1. 1917年から1946年まで使われ旧ソ連軍の正式名称
  2. 共産主義または左派総称で、垢(アカ)とも言う。
  3. 旧日本軍において、図上演習での敵軍を指す名称。
  4. レッド・フラッグ演習における対抗勢力を指す名称。

赤軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 17:21 UTC 版)

赤軍(せきぐん、ロシア語: Красная армия、読み:クラースナヤ・アールミヤ)は、1918年1月から1946年2月までロシア帝国およびソビエト連邦に存在した軍隊。ソビエト連邦軍の前身に当たる。十月革命後に勃発したロシア内戦の最中である1918年1月に労働者・農民赤軍(ろうどうしゃ・のうみんせきぐん、Рабоче-крестьянская Красная армия、ラボーチェ・クリスチヤーンスカヤ・クラースナヤ・アールミヤ、略称:労農赤軍РККА、エールカーカーアー。Workers' and Peasants' Red Army)として設立され、1937年12月にソ連海軍が赤軍から独立した後は、ソ連地上軍(陸軍)を指す呼称となった[1][2]


注釈

  1. ^ 1936年時点で赤軍の戦車保有数は約1万~1万5千、ドイツは1939年時点で約2500、フランスは1940年時点で約4000
  2. ^ 任務に応じて砲兵のグループを作る砲兵群戦法は第一次世界大戦でドイツ軍が開発した
  3. ^ NATO軍が作戦術を導入したのは1970年代である。1925年に作戦術を提唱し導入した赤軍の用兵思想は西側よりもはるかに先進的だった。

出典

  1. ^ ハリエット・F・スコット,ウィリアム・F・スコット『ソ連軍 思想・機構・実力』乾一宇 訳、p.101
  2. ^ ソ連共産党中央委員会付属マルクス・レーニン主義研究所『第二次世界大戦史(История Великой Отечествнной Войны Советского Союза)1』弘文堂、pp.156-168
  3. ^ a b グランツ 2005, p. 33.
  4. ^ 田村 2016, p. 290.
  5. ^ 田村 2016, p. 291.
  6. ^ a b 田村 2016, p. 292.
  7. ^ 田村 2016, p. 287.
  8. ^ 田村 2016, p. 293.
  9. ^ 田村 2016, p. 300.
  10. ^ 田村 2016, p. 297.
  11. ^ 田村 2016, p. 294.
  12. ^ a b まなかじ 2003, 赤軍臨時野外教令 第5章戦闘指揮の原則 第106.
  13. ^ 20世紀最大の謀略 赤軍大粛清 p120
  14. ^ 20世紀最大の謀略 赤軍大粛清 p124
  15. ^ 20世紀最大の謀略 赤軍大粛清 p128
  16. ^ a b ヴォレンベルク 1976, p. 34.
  17. ^ ヴォレンベルク 1976, p. 36.
  18. ^ ヴォレンベルク 1976, p. 40.
  19. ^ グランツ 2005, p. 150.
  20. ^ a b c グランツ 2005, p. 151.
  21. ^ まなかじ 2003, 赤軍臨時野外教令 第5章戦闘指揮の原則 第111.
  22. ^ Jones 2004、p166
  23. ^ Glantz 1989、p6
  24. ^ Glantz 1989、p。7
  25. ^ Glantz 1989、pp90-93
  26. ^ Glantz 1989、p113
  27. ^ a b Connor 1987, pp. 22–30
  28. ^ まなかじ 2003, 赤軍臨時野外教令 第1章 綱領 第7.
  29. ^ a b c d e f まなかじ 2003, 赤軍臨時野外教令 第5章戦闘指揮の原則 第114.
  30. ^ a b c d ソ連・ロシア軍 装甲戦闘車両クロニクル p32
  31. ^ a b c まなかじ 2003, 赤軍臨時野外教令 第1章綱領 第7.
  32. ^ まなかじ 2003, 赤軍臨時野外教令 第1章綱領 第2.
  33. ^ a b c d e まなかじ 2003, 赤軍臨時野外教令 第7章攻撃 其の一 行軍より行う攻撃 第181.
  34. ^ 1943年7月5日時点における第5親衛戦車軍の民族構成表 第5親衛戦車軍の人びと



赤軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/15 04:43 UTC 版)

ジョセフ・ベイル」の記事における「赤軍」の解説

戦車隊1月末までに第3C捕虜収容所解放した2月最初の週、大隊スツーカ急降下爆撃機襲撃を受け、ベイル負傷してランツベルク現在のポーランド・ゴジュフ・ヴィエルコポルスキ)の軍病院収容された。そこで彼は偶然に病院訪問していたゲオルギー・ジューコフ元帥出会うロシア人ではない患者興味持ったジューコフ通訳通じて彼がここにいる経緯聞き出した後、彼が米軍戻れるよう尽力する旨の約束交わした。 赤軍の輜重車列に同行したベイル1945年2月モスクワアメリカ大使館到着した。そこで彼は陸軍省によって自らの戦死公報発表されていた事を知らされのである認識票回収されたことから1944年6月10日戦死認定され両親9月戦死通知受け取っていた。故郷マスキーゴンでは地元紙が彼の死を報じ葬儀も既に終わっていた。10月23日には彼が捕虜収容所生き延びていることが判明していたものの、モスクワ大使館職員らはベイルの話が到底信じられず、指紋照合による本人確認完了するまで、護衛海兵隊員配置した上でモスクワのホテル・メトロポール(ロシア語版)に彼を軟禁した。

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赤軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 23:04 UTC 版)

アレクサンドル・スヴェチン」の記事における「赤軍」の解説

1918年3月から赤軍に入隊しスモレンスク地区軍事指導となった1918年8月11月、全ロシア参謀総長1918年11月から労農赤軍参謀本部アカデミー(後のフルンゼ軍事大学英語版ロシア語版))の教授1918年1921年の間、第一次世界大戦経験研究に関する戦史委員会議長兼任する1927年上梓した『戦略』(Стратегия)において作戦術という概念提唱しており、これは後の縦深戦略理論の礎となった1938年大粛清最中ソビエト連邦最高裁判所有罪判決を受ける7月29日モスクワ州コムナルカで射殺され埋葬された。

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赤軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 08:01 UTC 版)

アレクサンドル・ヴェルホフスキー」の記事における「赤軍」の解説

1919年、赤軍に志願。全露参謀本部本部長管轄下に入りその後西部軍軍事教育施設監察官となる。1920年5月から労農赤軍最高司令官附属特別会議員1920年6月から軍事教育施設総局管轄下に入り同年8月主任監察官となる。1922年6月から労農赤軍軍事アカデミー主任指導官。1922年国際会議ソビエト代表団軍事専門官。1930年北カフカーズ軍管区参謀長1931年7月18日反ソ活動嫌疑OGPU参事会により死刑言い渡されるが、12月2日懲役10年減刑された。1934年9月17日仮釈放1936年旅団長階級授与される1939年8月19日ソ連最高裁判所軍事部会により再び死刑言い渡され即日執行された。 1956年、名誉回復

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赤軍

出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 00:42 UTC 版)

固有名詞

せきぐん

  1. 1918から1946年にかけて存在したロシア帝国及びソビエト連邦正規軍
  2. 極左過激派組織自称

発音(?)

せ↗きぐん

翻訳


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