YATメンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 05:57 UTC 版)
「YAT安心!宇宙旅行」の記事における「YATメンバー」の解説
星渡 ゴロー(ほしわたり ゴロー) 声 - くまいもとこ 本作の主人公。初登場時16歳。次元トンネルの発明者「星渡ダイゴ」を父に持ち、行方不明となった父を探している。父ダイゴを探すためYATの宇宙旅行に参加した。ツアー中に老人ムサシが暴走させたYATダブを停止させようとして壊してしまい、その弁済のためYATで働くことになった。以来メカニックと掃除などの雑用を担当する。 元気で勇敢、優しく正義感の強い性格だが、そのために無鉄砲な行動で周囲に心配を掛けることも多い。本人は桂に好意をもっているが、桂の天然ボケのためになかなか思いが伝わらなかった。しかし第1期42話の宇宙船脱出時に告白し、想いが通じた。カニのような髪型をしており、特に2期では(主に彼をライバル視しているバラスに)それを馬鹿にされると怒っていた。将棋がかなり得意。4月5日生まれ。キャラクターデザインは、原案の西川伸司が当時参加していた特撮作品の美術スタッフがモデルになっている。西川は、こき使われる技術職というゴローのイメージが、特撮現場のスタッフと重なったと述べている。 天上院 桂(てんじょういん かつら) 声 - 椎名へきる 初登場時18歳。YATの添乗員を務める看板娘。容姿端麗で誰にでも優しいため、誰からも好かれるが、かなりの天然ボケであり、作った料理は極めてまずい。時折腹黒い一面を見せることもある。趣味は格闘技。怪力、テレパシー通信、次元トンネル航行中の予言、誰でも瞬時に眠りにつかせる子守唄などの様々な特殊能力を持つ。ゴローが入社するまではYATダブの整備も担当していた。当初はゴローをさん付けで呼んでいたが、後に「ゴローちゃん」と呼ぶようになる。 幼い時に、彼女を乗せたノア星の宇宙船が事故に遭い、ペットのブッキーとともにカプセルで脱出した。しかし、偶然開いた異次元空間にカプセルが吸い込まれ、次元トンネル・プロトタイプを通りダイゴの下へ。そのカプセルをヤマモトカオルが受け取り、以来ヤマモトが彼女の養父となる。彼女の名前はヤマモトが「いつか自分の下をはなれ、故郷へ帰る存在」という気持をもち、「かぐや姫」からとって“天上院 桂”と名付けた。数々の特殊能力は彼女がノア星人であるために発揮できると考えられる。怪力に関してはテレビ版では触れられていないが、コミック版では、幼い時の宇宙船事故によって、火事場の馬鹿力が発揮され、それが平常時にも定着したと言及されている。 かなりの天然ボケであったためゴローの好意は気づかないでいたが、告白されてようやく彼の気持ちを悟る。1期最終回で、なんとかゴローの気持ちに応えたが、2期以降ではあまり進展が見られなかった。また、2期でヤマモトがチームから抜けたときからは、YATの新リーダーとして活躍した。原案の西川は、映画『メカゴジラの逆襲』に登場する真船桂から名前をとっており、デザインも西川が同人誌で描いた同キャラクターをモチーフとしている。名字は添乗員のもじりである。胸のリボンは『美少女戦士セーラームーン』から影響を受けている。西川は、ボディコン風の制服やスカートのスリットなどがNHKでの放送に適しているかどうか危惧したが、アニメ版のキャラクターデザインではさらにスカートが短くなりスリットも深くなっていた。 ヤマモト カオル 声 - 梁田清之 宇宙旅行会社YATの社長。初登場時45歳。元軍人で元宇宙海賊(義賊)の親分。宇宙海賊時代はキャプテンキッドの再来と恐れられた。普段は自身と桂には甘く(桂への溺愛ぶりは自他共に親馬鹿と認めるほど)、社員に厳しく強欲だが、いざとなった場合は乗客の安全を第一に考え、情にも厚い。養女である桂を男手一つで育てあげた。元宇宙海賊の長であったため、数々の危機的場面でも冷静な判断ができる、頼りになるキャプテンでもある。格闘技の達人であり、桂にもこれを指南した。 15年前、次元トンネル・プロトタイプの暴走事故の救援に向かい、その際に出会ったダイゴから桂とブッキーを乗せたカプセルを託され、彼女の育て親となる。この頃からほとんど容姿が変わっていない(事故当時は30歳前後)。 2期ではガノンに捕まり洗脳されてしまいYATメンバーと敵対することになるが、彼を操るガノニウムという赤い水晶球をメンバーが砕きガノンの呪縛から解放された。キャラクターデザインは、原案をてがけた西川の漫画作品『じじばばファイト!』の主人公であるじじいをモデルとしている。 ウッチー 声 - 鈴木勝美 YATの宇宙パイロット。マルカン星人(父)と地球人(母)とのハーフで大阪弁で喋る。変身能力や風船のように膨らんで空を飛ぶなどの能力を持つ。操縦テクニックは抜群。しかし、時間にうるさく、スケジュールが遅れたり他人に侮辱されたりすると、すぐ憂鬱になってしまう。オーデン草(ホーレン草とおでんを併せたおでんの形をした草)が主食で好物。大富豪の末子だが、優秀な兄達と寛容な両親を前に、落ちこぼれで家族に守られてばかりの自分を恥じ、家を出てYATに入社した。幼稚園時代、先生にゾウの絵を描いたのにブタの絵と間違われたことがトラウマになっており、誰も分かってくれなかった時に引き合いに出し、カナビーに「またトラウマに入ったッピ」と言われている。デザインコンセプトは「生活感のあるウルトラマン」で、カラータイマーに見立てた装飾を腹につけることであえて格好悪くしている。 カナビー 声 - 山口勝平 YATのナビゲーションロボット。ディスカウント機器惑星「アキバ星」出身。本人は優秀なナビゲーターのつもりでいるが、度々計算ミスをして周囲の反感を買っている(元々計算ミスが多いという理由で製造中止になったタイプでもある)。パイロットのウッチーとは何かと喧嘩しつつも良いコンビである。語尾に「ッピ」とつける独特の話し方をする。見た目からドデカ電球と呼ばれることもあるが、そう呼ばれるたびに過剰反応する。太陽並みの明るさを持つライトや、ドリル、火炎放射器などを内蔵している。たびたび喧嘩をしつつも、自身のエネルギーを犠牲にしてYATダブを救うなど、他の社員と同じくYATを愛している。普段は隠しているが趣味は女装である。
※この「YATメンバー」の解説は、「YAT安心!宇宙旅行」の解説の一部です。
「YATメンバー」を含む「YAT安心!宇宙旅行」の記事については、「YAT安心!宇宙旅行」の概要を参照ください。
- YATメンバーのページへのリンク