P検とは? わかりやすく解説

ピー‐けん【P検】

読み方:ぴーけん

ICTプロフィシエンシー検定試験


パソコン検定試験(P検)

資格区分 民間資格
資格概要取得方法 パソコン道具として利用し情報活用する能力は、社会人にとって必須のスキルコンピュータの利用能力や、情報活用能力認定するのが、「パソコン検定試験」(P検)です。 P検は、パソコン検定委員会主催し認定する民間資格です。難易度により1級準1級2級3級4級4級ベーシック、準4級5級の8段階設けられています。特定のメーカー特定アプリケーションについて検定試験ではないので、パソコン使い方情報活用技術広範囲学びたい方にお勧めです。もっともキャリアアップの際にアピールするためには、ある程度上級の資格を取得しておく必要があります。「一般的な企業で、効率的に業務遂行する上で必要とされる総合的なIT利活用スキル有するとされる3級以上を目標にするのがいいでしょう
受験資格 制限なし。ただし準1級上の受験については、前級(準1級場合2級)に合格していることが受験条件
受験料 1級1万円準1級8000円、2級6000円、3級5000円4級3000円、4級ベーシック2500円、準4級2500円、5級無料
合格率 準1級12.6%、2級42.1%、3級70.4%、4級72.0%、4級ベーシック55.6%、準4級79.5%、5級96.9%
試験日程 随時
試験会場 全国2000カ所
問い合わせ先 パソコン検定委員会事務局( http://www.pken.com/)

P検

読み方ピーけん
別名:ICTプロフィシエンシー協会

P検」(ICTプロフィシエンシー検定試験)とは、ICTプロフィシエンシー検定協会(P検協会)を主催者として株式会社ベネッセコーポレーション運営している資格試験である。

【P検の概要
P検は、「公平・公正・中立」の三本柱のもとに「総合的なICT活用能力を問う」ことを旨とする試験である。これは特定の企業製品扱い偏ることなく特定分野知識技能偏るともない一般的汎用的ICT知識を問うということである

「P検は」公式に用いられている通称であり、正式名称は「ICTプロフィシエンシー検定試験」である。なお、2010年代初頭より以前は「パソコン検定試験」と呼ばれていた。もともとはパソコン検定試験の略称が「P検」だった。

用途
P検は総合的なICT活用スキルとはかる試験であり、「ICT活用した問題解決能力」、とりわけ企業職場求められているICT活用スキル」の水準を図る指標となる。P検合格目指し勉強することで知識を身につけ、P検に合格することによって知識を身につけていると証明できる

【P検の語源・由来
「プロフィシエンシー」は英語でproficiency綴り、「熟達していること」を意味する形容詞proficientから派生した名詞である。P検協会では「プロフィシエンシー」を「知識技能現実状況に応じて発揮する能力のこと」であると述べている。

【P件の種類
P検は「5級」から「1級」まで、(準2級を含む)全6等級分かれている。5級基礎知識有無を問う内容であり、級が上がるにつれてどのようなものかを説明できるスキルや「知識技能駆使した問題解決目的達成ができる」スキル問われる1級になると情報セキュリティ業務プロセス改善企業ネットワーク構築といった分野知識問われる

基礎的なIT・ICT知識技能を問う試験としては、P検のほかに「MOS」「ITパスポート」などもある。

MOSは「Microsoft Office Specialist」の略であり、マイクロソフト認定するマイクロソフトオフィス扱い特化した認定資格である。

ITパスポートITパスポート試験)は職業人求められる情報処理技術主眼をおいた試験であり、経産省主催する国家資格である。P検は学生受験者中心としており、学習指導要領にも高水準準拠している。ITパスポート試験どちらかといえば社会人主な対象となっている。なおP検にもITパスポート試験にも学生社会人かといった区分による受験資格制限などはない。


参照リンク
P検

ICTプロフィシエンシー検定試験

(P検 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 02:19 UTC 版)

ICTプロフィシエンシー検定試験
英名 ICT Proficiency Assessment
the P-Ken Assessment of ICT Proficiency
the P-ken Certificate of ICT Proficiency Examination
P-ken Certificate Examination
略称 P検、パソコン検定
実施国 日本
資格種類 民間資格
分野 コンピュータ・情報処理
試験形式 IBT
認定団体 ICTプロフィシエンシー検定協会(P検協会)
認定開始年月日 1996年(平成8年)
等級・称号 スタンダード
公式サイト https://p-series.benesse.ne.jp/pken/
特記事項 実施はベネッセコーポレーションが担当
ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル 資格
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ICTプロフィシエンシー検定試験(アイ・シー・ティープロフィシエンシーけんていしけん:ICT Proficiency Assessment)は、パーソナルコンピュータの知識も含む、総合的なICT(情報通信技術)活用能力を問う試験である[1][2]任意団体のICTプロフィシエンシー検定協会(P検協会)が主催しており、この団体の事務局(P検事務局)のベネッセコーポレーションが実施・運営を行なっている[3][4]。略称はP検であり、2012年4月以前はパソコン検定試験と呼ばれていた。

試験の三本柱は「公平・公正・中立」である[5]

各級の程度

2025年7月に大幅にリニューアルされ、高校「情報I」をベースにした試験に変更される[6]。問題はスタンダードの1レベル1タイプとなり、実技試験も全て廃止された。また、受験資格は「高校生」のみとなり、高校とりまとめによる団体受験のみとなった [7]。試験会場は申し込みを行った高校となる。

2025年3月まで1級・2級・準2級・3級・4級・5級の6種が実施されていた(5級については、用語についての知識を問うもので、合否判定がない)。試験会場は各パソコン教室などのほか、一部の認定された学校でも受けることができた。また、5級はWeb上で無料で受験できた。

また、2012年4月より実施されるP検2012において、パソコン検定試験からICTプロフィシエンシー検定試験に改名された。準1級が廃止、準4級は4級に統合されることとなり、各級にICTプロフィシエンシー(ICTを活用した問題解決力)を問う問題が導入された。従来のパソコン検定(P級)では殆どが一律5択問題だったが、新制度で4択であったり選択だったり大幅に変更された。

2025年3月までの検定級

以下の内容はP検協会が公表している、各級の目安である。詳細については協会公式サイト[8]や協会作成の無料模擬試験[9]を確認するとよい。また、受験資格として1級の場合、2級を持っていないと受験できない。

1級

目標となる人物像は、ICT活用によるビジネス価値の増大をリードできる「ビジネス・イノベーション・リーダー」である。
論述課題が課されるため、合格難易度は国家試験ITパスポート試験よりも高いと言われている。

  • 受験資格:2級を合格している者。
  • 試験方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 試験内容
    • 選択式テスト
    • 論述テスト

2級

ICT活用の総合力を有し、高いレベルで、ビジネス上の問題解決ができる「ICT活用スペシャリスト」が目標とされる。

  • 試験方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 試験内容
    • 選択式テスト
    • プレゼンテーションソフトウエア実技テスト
    • 総合実技テスト

準2級

ビジネスに要求されるICT活用スキルを有する人材になることが求められる。

  • 試験方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 試験内容
    • タイピングテスト
    • 選択式テスト
    • 文書処理ソフトウエア実技テスト
    • 表計算ソフトウエア実技テスト

3級(高校卒業程度)

入社時に要求されるICT活用スキルを有する人材になることが求められる。

  • 試験方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 試験内容
    • タイピングテスト
    • 選択式テスト
    • 文書処理ソフトウエア実技テスト
    • 表計算ソフトウエア実技テスト

4級 (中学卒業程度)

ICTの基礎的な知識・技能を有する人材になることが求められる。

  • 試験方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 試験内容
    • タイピングテスト
    • 選択式テスト
    • 文書処理ソフトウエア実技テスト
    • 表計算ソフトウエア実技テスト

5級

パソコン入門者レベルであり、パソコンやインターネットでよく使われる用語を知っている。

  • 試験方式:CBT(Computer Based Testing)
    • インターネット[10]

P検インストラクター試験

情報化人材育成リーダーの指示の下で、教育に必要な補助教材や問題を作成することができ、教育実施にあたり、受講者の特性などを把握し効果的なインストラクションを行い、質問に対する効果的な対応を行うことができるもの。[要出典]

  • 受験資格:16歳以上・P検3級以上合格者・PowerPointで資料を作成できる
  • 試験方式:公式トレーニング講座受講または、ダイレクト受験

P検タイピング

準2~4級で実施されるタイピングテストを事前に受験でき、合格すれば免除番号が発行され本試験の際に入力するとタイピングテストが免除される[11]

  • 試験方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 受験料:無料
  • 有効期間:取得日より1年間

2025年3月までの試験範囲

P検は理念として「中立」を掲げ、「企業や学校などで標準的に使用されているソフトウェアやOS、環境などをベースにして出題されます。」と述べていることから[5]デファクトスタンダードであるマイクロソフト製品に関する問題設定が大部分である。macOSなど、他のOSアプリケーションの操作に関する出題はほとんどない。ただし、2004年から2009年までの間はワープロ・表計算カテゴリで「一太郎&Excel」の選択が可能となっており、試験結果によっては(「一太郎」選択の場合に)後述する「一太郎検定」の合格証も同時に得ることが出来た。

Microsoft OfficeおよびMicrosoft Windowsが試験範囲となる。

4級~準2級ではタイピングのテスト(5分)およびWordExcelの実技テスト(各10~13分)が課される。2級ではPowerPointの実技テスト(10分)およびWordExcelを用いた複合成果物作成型 実技テスト(30分)が課される。

1級では、公式テキスト・問題集が発行されていないが(2012年8月発売予定)、Microsoft Accessの知識が必須となるのは事実である(データベースの問題が出題されるため)。

2級においては、MOSとは異なり、コンピュータ全般の知識を総合的に問うため、MOSよりは、難易度が高いと評価されがちである[要出典]

受験資格

2025年7月から

高校1年生〜3年生に限られる

2025年3月まで

2級までは制限がなく、誰でも受験できる。1級は2級に合格していることが受験資格となる。

合格者の特典

一太郎検定

一太郎検定
実施国 日本
資格種類 民間資格
分野 コンピュータ・情報処理
試験形式 CBT
認定団体 一太郎検定協会
認定開始年月日 1992年(平成4年)
認定終了年月日 2009年(平成21年)
等級・称号 1級 - 3級
特記事項 パソコン検定試験に統合されるが2009年度で終了する。
ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル 資格
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一太郎検定(いちたろうけんてい)は一太郎検定協会が実施していた、ジャストシステムワープロソフト一太郎の操作がどのぐらい出来るかを競う検定。1992年から独自の検定として開始されたが、2004年に当検定に統合された[14]、しかし、2009年度の試験をもって、一太郎検定は終了することが決まった[15]。 P検において、3級・準2級・2級のワープロの問題から一太郎関係を選択することで一太郎検定も受験することとなっていた。同時受験しても、別料金は加算されない。P検で3級に合格し、一太郎関係で所定の基準を満たすと、一太郎検定で3級[16]、以下P検準2級で一太郎検定2級[17]、P検2級で一太郎検定1級[18]が認定されていた。

なお4級でもワープロ問題で一太郎関係を選択することができた。

脚注

注釈 

出典 

関連項目

外部リンク



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