XML技術者認定制度(XMLマスター)
資格区分 | 民間資格 |
資格概要&取得方法 | 電子商取引などの分野で急速に普及しつつあるマークアップ言語・XMLの知識・技術レベルを認定するのがXMLマスターです。XML技術者育成推進委員会により、2001年10月からスタートした資格で、取得者はすでに1万人を超えています。 資格認定には「ベーシック」と「プロフェッショナル」の二つのレベルがあります。ベーシックでは「XMLおよびその関連の標準仕様について、用語、概念を正しく理解していること、XMLによるデータの作成を標準仕様に基づき行うことができることなどといったXMLの基礎レベルの技術力」を認定します。一方、プロフェッショナルでは「XMLの基礎知識を前提として、XMLデータ処理を行うアプリケーションの開発、システムの構築を行なえる実践的且つ高度な技術力」が求められます。 XMLマスターの特徴は、特定ベンダーの技術に偏らない、中立的な資格試験になっている点です。このため市場のニーズに合わせ、最適の技術・知識を身につけやすい資格です。 |
受験資格 | 制限なし |
受験料 | 1試験1万5750円(ベーシックは1試験、プロフェッショナルは2試験の合格が必要) |
合格率 | 70%または80%以上の正答で合格 |
試験日程 | 随時実施 |
試験会場 | 全国主要都市で実施 |
問い合わせ先 | XML技術者育成推進委員会運営事務局(インフォテリア株式会社) ( http://www.xmlmaster.org/) *試験に関する問い合わせ先 アール・プロメトリック社( http://it.prometric-jp.com/) |
XMLマスター
【英】XML master
XMLマスターとは、XML、およびXML関連技術における技術者を認定する制度のことである。2001年10月から試験が開始された。
XMLマスターは、XML技術者育成の推進を目的として実施される技術者認定制度である。XMLに関連するサービスを扱う際の技術レベルの指標にもなる。
2008年8月現在、実施されている試験の区分として、「XML Master:Basic」を中心に、「XML Master:Professional(アプリケーション開発)」、「XML Master:Professional(データベース)」の3つの試験がある。なお、XML Master:Professionalに認定されるためには、あらかじめXML Master:Basicに合格している必要がある。
XMLマスターは、XMLを専業とするソフトウェア会社として日本で初めて登場したインフォテリア株式会社を中心に、ソフトウェア開発やソリューション事業などを行う国内企業6社を教育トレーニングパートナーとして発足した。
なお、複数のXML関連団体によって運営されている業界団体「XML技術者育成推進委員会」が、XMLマスターがベンダーニュートラルな資格であり、公正かつ適切に試験が実施されているかどうかについての審査、監督を請け負っている。
参照リンク
XMLマスター
資格・試験: | UML技術者資格試験 UMLモデリング技能認定試験 WEBライティング技能検定 XMLマスター XMLマスター:ベーシック |
関係法令: | エコポイント 違法ダウンロード刑事罰化 |
XMLマスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/06 02:56 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動XMLマスター | |
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英名 | XML Master |
実施国 | 日本 |
資格種類 | 民間資格 |
分野 | コンピュータ・情報処理 |
試験形式 | CBT |
認定団体 | XML技術者育成推進委員会 |
認定開始年月日 | 2001年10月1日 |
等級・称号 | ベーシック プロフェッショナル(アプリケーション開発) プロフェッショナル(データベース) |
公式サイト | XML MASTER |
ウィキプロジェクト 資格 ウィキポータル 資格 |
XMLマスターとは、XMLのスキルに関する認定資格の名称である。
概要
XMLマスターとは、XMLのスキルに関するベンダーニュートラルな認定資格の名称である。
XMLスキルを持つ技術者の育成を目標に、2001年(平成13年)10月に発足した資格であり、国内の多くのIT系企業や標準化団体などからなるXML技術者育成推進委員会によって運営されている。[1]
2011年(平成13年)9月末時点で2万人を超える取得者を輩出している[2]。
資格の種類
XMLマスターは「XMLマスター:ベーシック」と「XMLマスター:プロフェッショナル」の2段階のレベルの認定が提供されている[3]。
「XMLマスター:プロフェッショナル」は、各専門分野の高度な技術力を認定するものと位置づけられており、「プロフェッショナル(アプリケーション開発)」と「プロフェッショナル(データベース)」の2種類が提供されている。
なお、XMLマスターは認定失効のない資格制度として提供されている。
XMLマスター:ベーシック
XMLの基本、DTD、XML Schema、XSLT、XPath、名前空間、など、XML関連技術の基本に関する知識を幅広く問う資格。
本資格の試験は、2005年(平成17年)6月1日から出題内容が変更された「V2試験」となったが[4]、旧試験体系での認定は現在も有効である[5]。
XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)
XSLT、DOMプログラミング、SAXプログラミング、Webサービス、など、XMLデータ処理を行うアプリケーションやシステムの開発に関する知識を問う資格。
「XMLマスター:ベーシック」に認定されており、「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)」試験に合格すると認定される。
本資格の試験は、2005年(平成17年)6月1日から出題内容が変更された「V2試験」となり[4]、また、2007年(平成19年)1月22日からは試験の名称が「XMLマスター:プロフェッショナル」から「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)」へと変更されたが、旧試験体系での認定は現在も有効である[5]。
XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)
XMLDB、XQuery、XPath、XMLデータ構造の設計、ネイティブXMLデータベースへのXMLデータの格納・管理・操作、RDBとの連携、など、XMLとデータベースに関する知識を問う資格。
「XMLマスター:ベーシック」に認定されており、「XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)」試験に合格すると認定される。
受験方法
試験は、コンピュータベース (CBT) で提供されており、全国各地にある指定のテストセンターで随時受験することができる。
現在、XMLマスターの試験を受験できるのは「プロメトリック」のテストセンターとなっている[6]。
各認定に対応する試験は、日本語もしくは英語で受験することができる。
沿革
- 2001年(平成13年)10月1日 - XML技術者育成推進委員会 設立
- 2001年(平成13年)10月1日 - 「XMLマスター:ベーシック」試験・認定開始
- 2002年(平成14年)11月1日 - 「XMLマスター:プロフェッショナル」試験・認定開始
- 2005年(平成17年)6月1日 - 「XMLマスター:ベーシック」「XMLマスター:プロフェッショナル」の出題内容が変更(V2試験)
- 2007年(平成18年)1月22日 - 「XMLマスター:プロフェッショナル」の名称を「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)」へ変更
- 2007年(平成13年)12月7日 - 「XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)」試験・認定開始
関連項目
- XML
- W3C - World Wide Web Consortium
- OASIS - OASIS(営利団体を中心としたXML仕様策定組織)
- 日本XMLユーザーグループ
- XMLコンソーシアム
脚注
- ^ 日本初の本格的なXML技術者認定制度「XMLマスター」10月1日より認定試験スタート
- ^ 『XMLマスター』の取得者、2011年9月末で2万名を突破!
- ^ 認定の種類と対応試験
- ^ a b V2試験:主な変更点
- ^ a b 試験出題範囲の履歴
- ^ XMLマスター (XML技術者認定制度) | プロメトリック
外部リンク
|
- XMLマスターのページへのリンク