車両の沿革(年表)
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1994年 - この年よりアイドリングストップバスを導入開始。 1997年 - 三菱ふそうエアロスター(2代目)ツーステップ(KC-MP317M)が導入。2730〜2737の計8台が当初それぞれ三方原営業所・浜松東営業所・細江営業所・浜松南営業所・舘山寺営業所・湖西営業所・雄踏営業所・舘山寺営業所に配置。エアロスター(2代目)ツーステップはこの8台のみ。 1997年 - 遠鉄初のオムニバス、2783号車導入(後に浜名湖花博ラッピングを施す際に2004号車に改番)。三菱ふそうエアロスター(2代目)(KC-MP747M)で舘山寺営業所に配置された。これ以降、全車オムニバスの導入となる。 1997年10月 - アイドリングストップ中の静粛防止のため試験的に小鳥のさえずりを流し始める。のちに音楽に変更し本格運用されている(現在も実施している)。 1998年 - 遠鉄初の大型車輛に於ける日野純正車体の車輛、12号車導入。ブルーリボンのオムニバス(KC-HU2PPCE)で、導入当初、三方原営業所に配置された。日野自動車製の最初のオムニバスでもある。 1999年2月 - アイドリングストップ装置非搭載車に於いてもアイドリングストップを開始。 2000年 - 遠鉄初のコムニバス、147号車が磐田営業所に導入。日野レインボーのKL-HR1JNEE。幕式行先表示器を装備する当車種はこの1台のみ。 2001年 - この年の新車より行先表示器が幕式からLED式に変更。また、同車輛より交通バリアフリー法対応のため後部にも表示器を設置。なお、日野レインボー(HR系)及び三菱ふそうエアロスター(2代目)のKL-MP37JMはそれぞれ147号車(レインボーHR系のKL-HR1JNEE)・細江営業所の148号車(KL-MP37JM)を(双方共2000年に導入)除き全てLED表示器である。尚、いすゞ自動車のオムニバスや三菱ふそうエアロミディ等も全てLED表示器である。 2001年 - 遠鉄初の日野ブルーリボンシティ(KL-HU2PPEE)導入。172・173号車がそれぞれ当初、磐田営業所・天竜営業所に配置された。なお、ブルーリボンシティはこの2台のみである。 2001年 - 遠鉄初のいすゞ自動車製オムニバス導入。175・176・177号車で、それぞれ三方原営業所・細江営業所・雄踏営業所に導入。いすゞエルガtype-BのKL-VL834Nである。オムニバスで最初の中扉がスライドドア車輛でもある。 2002年 - 三菱ふそうエアロスターHEV(KL-MP37JM改)の試作車である251号車が日韓ワールドカップシャトルで運行開始。ワールドカップ終了後は三方原営業所にて定期運用に就いた。 2003年2月 - ICカードEG1CARDの本格導入につき運賃箱を小田原機器のRX-FA1型運賃箱からレシップ製NF-3へ更新。この更新作業は2003年3月までにほぼ全車輛に実施された。 2004年 - この年の新車より側面方向幕が従来の「→」固定式LED表示器からフルドット式に変更。 2004年 - 251号車がメーカー返却。後に量産車の398号車・399号車が当初、それぞれ三方原営業所・舘山寺営業所に導入されたが、現在は廃車となっている。 2004年 - 4月8日〜10月11日の浜名湖花博開催に伴い「花博ロゴ入りちょきんぎょラッピング」車輛が登場。この車輛は花博シャトル専用である。このラッピング車を含め廃車直前の車輛が音声合成・運賃箱・系統設定器をはずされて(一部ははずされていなかったものもあったが運賃箱が未更新だった)シャトル専用運用に就いており、花博終了時に全車廃車された。この廃車車輛の一部は浜名湖花博シャトルの専用幕を装備した車輛もあった。なお、10月11日限りで2004号車の浜名湖花博ラッピングも解除。 2004年 - 1980年以来導入されていなかった中扉がスライドドア(引き戸)の車輛の導入を本格的に開始(これ以降全て中扉がスライドドアでの納車である)。遠鉄初のエアロミディ(KK-MK27HM)である395号車・396号車・397号車が本格導入最初のスライドドア車輛で、当初それぞれ浜松南営業所・三方原営業所・浜松東営業所に導入された。なお、エアロミディはこの3台限りである。 2004年 - 遠鉄初のワンステップバス、417号車導入。いすゞエルガミオのPA-LR234J1。417号車は、2009年10月31日までメローバス専用車輛で、塗装が異なるだけでなく、2004年導入ながらも幕式行先表示器を装備していた。417号車は2009年11月に、遠鉄のカラーリングに変更し、行先表示器もLED式に変更した上で天竜営業所に移動したが、2017年5月末に同年3月のダイヤ改正で、下すがり・おいだいら系統廃止の影響で余剰となり、廃車された。 2005年 - エルガミオワンステップ(PA-LR234J1)の450号車が福田営業所に、451号車が天竜営業所に通常の遠鉄仕様にて導入されている。 2007年 - この年の新車より降車ボタン形状が変更され、ボタンが押された際に流れるメロディも空港連絡バス「e-wing」と同様のメロディとなった。 2007年 - 2003年以来、4年ぶりにいすゞエルガが導入(この間に導入されたいすゞ製の車輛は2005年導入のエルガミオワンステップの417・450・451号車のみでありいすゞ車自体2年ぶり)。エルガtype-Aが初めて導入され、型式はPJ-LV234N1となった。近年大型オムニバスの中では多く導入されている。562・563・564の3台で、三方原営業所・細江営業所・雄踏営業所に配置。のちに562号車は浜松南営業所に転じている。 2007年 - 三菱ふそうのリコール隠し以来、3年ぶりに三菱ふそうエアロスター(PJ-MP37JM)が導入。574・575・576・577・578の計5台で、それぞれ浜松南営業所・三方原営業所・細江営業所・舘山寺営業所・浜松東営業所に配置された。のちに578号車は天竜営業所に転じている。 2008年 - 遠鉄初の日野ブルーリボンII、623号車が浜松南営業所に導入。型式はPKG-KV234N2。 2008年? - 天竜営業所所属の日野ブルーリボンのKC-HU2PPCEの89号車が故障廃車。オムニバス初の廃車である。 2008年 - 舘山寺営業所で初の三菱ふそう製ではない大型車輛、626号車導入。いすゞ自動車製で、エルガのPKG-LV234N2。 2009年 - 遠鉄初の大型ワンステップバス、660号車が天竜営業所に導入。いすゞエルガ長尺車のPKG-LV234Q2。 2009年 - 遠鉄最後の長尺ツーステップバス、2374号車が廃車。三菱ふそうエアロスターのU-MP218Pで、廃車時点では磐田営業所に配属されていた。なお、この車輛は遠鉄所属のエアロスターで最後の高速仕様の路線車であった。 2010年 - 雄踏営業所初のワンステップバス、685号車が導入。また、初の日野ブルーリボンIIワンステップ、683号車と684号車が天竜営業所と磐田営業所に導入。683号車・684号車は長尺車のPKG-KV234Q2、685号車はいすゞ製長尺エルガのPKG-LV234Q2である。 2010年7月 - 遠鉄最後の短尺車2台が廃車。三菱ふそうエアロスターのU-MP218Kである2369号車・2471号車で、浜松南営業所に配属されていた。 2011年1月 - 三菱ふそうエアロスターのLKG-MP35FPである727号車が細江営業所に導入。同車は細江営業所初のワンステップバスである他、遠鉄初のアリソン[要曖昧さ回避]製AT、路線車初の尿素SCR採用車、遠鉄初のMP35系、エアロスター(2代目)初の長尺車である。また熱線吸収・UVカットガラスとなりカーテンが省略されている。 のちに磐田営業所にも同型車両の737号車や、QKG-MP35FPの791〜796号車が三方原・磐田・舘山寺・天竜営業所に導入された。 ・2014年2月-三菱ふそうエアロスターHEV(KL-MP37JM改)舘山寺営業所399号車が廃車。前年に三方原営業所398号車も車両不具合により廃車されたため、遠鉄バスから三菱ふそうエアロスターHEVが全廃。 ・2014年10月-日野ブルーリボンシティKL-HU2PPEEの天竜営業所173号車が廃車。同年夏に磐田営業所の172号車も故障により廃車されたため、遠鉄バスから日野ブルーリボンシティが全廃。 ・2015年6月?-三菱ふそうエアロスター・KC-MP747Mに初の廃車発生。舘山寺営業所2004号車(元2783号車)が廃車になり、のちに三方原営業所と細江営業所、磐田営業所で浜松22代ナンバーの同型車計6台が廃車。 ・2015年8月-日野ブルーリボンノンステップKC-HU2PPCEといすゞエルガKL-LV834N1が全廃。最後まで残っていたのは日野ブルーリボンKC-HU2PPCEが三方原営業所88号車、いすゞエルガKL-LV834N1が三方原営業所219号車、雄踏営業所221・299号車、細江営業所298号車だった。 ・2015年11月-遠鉄バスからU規制代の路線バス車両が全廃。最後まで残っていたのは浜松東営業所にいたエアロスターU-MP218Mの2554号車だった。ただしU規制代の車両は、浜名湖競艇送迎バス用やスクールバス用などに貸切型の三菱エアロバスと、三菱エアロミディが数台残存。 ・2016年2月-遠鉄バス初の三菱ふそう新型エアロスター導入。952号車が舘山寺営業所、953号車が雄踏営業所、954号車が浜松東営業所にそれぞれ配属された。ワンステップバスのため、形式は791〜796号車と同じQKG-MP35FPのままとなっている。 ・2016年5月-浜松東営業所に在籍していた三菱ふそうエアロスターKC-MP747Mの104号車が行先表示を幕からLED幕に変更。のちに104号車はターミナル営業所に転属。転属先のターミナル営業所の車両は他の営業所の予備車両としても使われるため、そのことを考慮しLED幕に改造された。KL-MP37JMの初期のLED幕車とほぼ瓜二つの外観となったが、104号車はKC-MP747MのためリアにLED行先表示器を搭載していないのが特徴となっている。 ・2016年10月-細江営業所の2594号車と2688号車の廃車により高速対応仕様の路線バス車両が全廃。さらに細江営業所の2688号車と2750号車の廃車により、いすゞ製大型ツーステップバスが全廃になる。 ・2016年10月-浜松東営業所の車両から新型運賃表と新型運賃箱への機器更新が開始される。新型運賃表はレシップ製LCDモニターを採用した。また、新型機器を搭載した浜松東営業所KC-MP747Mの102号車は、方向幕をターミナル営業所104号車同様に幕式からLED幕に変更した。のちに102号車は元・天竜営業所の日野レインボーHR(KL-HR1JNEE)206号車と共に新型機器の試験車扱いになり、各営業所の新型機器の試験のため各営業所を転々としている。 ・2016年10月-遠鉄初の新型エアロスターノンステップQKG-MP38FK、いすゞ新型エルガQDG-LV290N1、日野新型ブルーリボンQDG-KV290N1が導入される。986〜988号車が日野新型ブルーリボン、989〜992号車が新型エアロスターノンステップ、993〜998号車が新型エルガとなった。ジェイ・バス製の新型エルガ・ブルーリボンは共にAT車で導入された。また、今回はジェイ・バスでのワンステップバスの設定が無くなったため、ワンステップバスは1台も導入されなかった。 ・2016年11月-空港直行バス「e-wing」に初のいすゞガーラ(QTG-RU1ASCJ)導入。この代からバスの営業用ナンバー(浜松200ナンバー)が1000番台に突入した。10-01号車がターミナル営業所、10-02号車が磐田営業所に配属された。この配属によりターミナル営業所の車両2台が細江営業所に玉突き転属し、貸切バスから改造された古参車2台が廃車になっている。 ・2017年7月-遠鉄高速路線では初の日野セレガが導入。ターミナル営業所にe-LineR用10-45号車、e-wing用10-46号車が導入された。これによりe-LineR予備だった338号車がe-wing・e-LineR兼用化改造され磐田営業所に転属、さらにe-wing用608号車が細江営業所に転属し、昨年ターミナル営業所から転属したe-wing・e-LineR兼用だった26-91号車を置き換えた。
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