高速仕様の路線車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:54 UTC 版)
2374号車・2375号車をはじめ、何台か存在したが、すべて2016年までに廃車され消滅した。かつてはオレンジ急行・e-wing掛川区間便を中心に運用されていたが、e-wing掛川区間便は廃止、オレンジ急行は通常e-wing車両での運行になったため末期は一般路線で運用されていた。シートベルト装備の着席定員重視仕様のため、浜松駅〜エコパスタジアム、浜松駅〜浜松アリーナ間シャトルバス、一般の貸切運用の実績もある。 2374号車 - 1993年導入。三菱ふそうエアロスターの長尺車(U-MP218P)。オレンジ急行用として細江営業所に配置されていたが、2009年9月にe-wingに掛川駅南口 - 富士山静岡空港の区間便が登場した際に磐田営業所に転籍し、同年内に廃車された。 2375号車 - 1993年導入。三菱ふそうエアロスターの長尺車(U-MP218P)。オレンジ急行用として細江営業所に配置されていたが、2009年7月に運用を離脱、2009年8月に廃車された。 2687号車 - 1996年導入。富士重工製7Eボディのいすゞキュービック(KC-LV380N)。アイドリングストップ装置を装備する。オレンジ急行用として細江営業所に配置されていた。2015年廃車。 2688号車 - 1996年導入。富士重工製7Eボディのいすゞキュービック(KC-LV380N)。アイドリングストップ装置を装備する。オレンジ急行用として細江営業所に配置され、e-wing掛川区間便用に磐田営業所に転籍したが、のちに細江営業所に戻り通常路線バスとして活躍した。2016年秋に貸切運転でラストランを行い、廃車された。 2688号車が最後の高速仕様の路線バス車両だったため、同車の廃車で高速道路乗り入れに対応した路線バス車両は消滅した。 以下に特徴を述べる。 座席配置が2列&2列シート シートベルト装備 ETC搭載 なお細江営業所には上記車両以外に、通常仕様のツーステップ車にシートベルトのみ取り付けられた車両、三菱ふそうエアロスター(KC-MP217M)25-94号車も在籍していたが、2016年に26-88号車と共に廃車された。
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