高速伝送の必要性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 02:02 UTC 版)
「Direct Stream Digital」の記事における「高速伝送の必要性」の解説
もう一つの短所として、DSDの原理と特性により伝送に用いるケーブルは1ビットパルスの高周波の信号を波形の崩れや歪みがほとんど無いように保ってシリアルで伝送できるケーブルでなければ正確な伝送が出来ないことがある(1ビットパルスの幅が伝送で変化してしまうと最終的なアナログ信号の波形が変化する)。これはパラレル系でもシリアル系ケーブルでも正確な伝送が可能であるPCM方式との大きな違いでもある。実際にパイオニアやソニーなどのメーカー各社では、SACDとAVアンプの間を1ビットデジタルでシリアル伝送するためにはiLINKを採用していた。同期回路のクロック精度に由来するジッターについてもPCMより影響を受けやすいため、高精度のクロックを使用するなどの対策が行われている。
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