シリアル‐でんそう【シリアル伝送】
シリアル伝送
シリアル転送
【英】serial transmission
シリアル転送とは、データ転送方法のひとつで、シリアル(直列)にデータを1ビットずつ転送する仕組みのことである。直列転送などとも呼ばれる。
シリアル転送では、転送の仕組み上、転送速度は遅くなるが、少数の線にデータを順番に転送していくことで、ノイズに強く、データの制御が容易になる。そのため、複数の信号線に並行してデータを転送するパラレル転送方式よりも最大伝送距離は長いという特徴を持つ。また、現在では、シリアル転送での高速化も進んでいる。
シリアル伝送
データを1ビットずつ転送する伝送方式をいう。これに対して、8径路あるいは16径路のデータ送信線を使い、複数ビットを同時に転送するデータ伝送方式をパラレル伝送と呼び、多量のデータの伝送には後者が有効である。
シリアル通信
(シリアル伝送 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 04:58 UTC 版)
シリアル通信(シリアルつうしん、英: Serial communication)は、電気通信において伝送路上を一度に1ビットずつ、逐次的にデータを送ることをいう。また、コンピュータにおいては、バス上を一度に1ビットずつ、逐次的にデータを送ることをいう。対照的にパラレル通信では、何らかの文字や記号を表すビット群が一度に送られる。シリアル通信は長距離の通信やコンピュータネットワークで使われる。これは、電線の本数を減らすためであり、同時にパラレル通信を長距離で使うと同期が困難になるためである。バスは、一段上の速度を実現する際にシリアルバスとして実現され、技術が成熟してくるとその速度でパラレルバスが可能になるということを繰り返してきた。
- 1 シリアル通信とは
- 2 シリアル通信の概要
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