第9回(1995年)FNSの日 1億2500万人の超夢列島 そのうちなんとか23時間
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「FNSスーパースペシャルテレビ夢列島」の記事における「第9回(1995年)FNSの日 1億2500万人の超夢列島 そのうちなんとか23時間」の解説
軸となる番組は「平成教育委員会」だが、1992年 - 1994年と比べその色合いは薄くなり、「夢列島」に戻りさまざまな特別コーナーなどを織り交ぜ放送した。「そのうちなんとか・・・23時間」とあるように、前年の放送直後にバイク事故で重傷を負ったたけしをみんなで助け合って23時間がんばろうというのがメインテーマであった。そのため、たけしの出演時間は例年に比べ激減したが、さんま・所・鶴瓶を始め今田・東野(途中深夜からナインティナイン(最後まで)・よゐこ(朝まで))が長時間出演した。 オープニング・エンディングのBGMは共に、浅倉大介のアルバム『LANDING TIMEMACHINE』から使用された。オープニングは「LANDING TIMEMACHINE」、エンディングは「MEMORY OF THE FUTURE」(こちらは翌年も使用)。 オープニングは フランスのパリ・エッフェル塔から番組ロゴの仕掛け花火やサーチライトで派手に演出された中継映像が『B.C. 776 Olympic Games』(服部克久)をBGMに流された。 この年の各局対抗戦は「最優秀女子アナ決定戦」と題して、夜11時に「知力テスト」(「平成教育委員会」からの出題。司会は今田・東野。たけしは司会席にはいたが、司会進行はしなかった)、深夜の「意識調査」、朝の「料理の女鉄人」(当時、大人気番組だった「料理の鉄人」の女子アナ大会版・25局を3チームに分けての対抗戦)、昼の「愛ちゃんと卓球対決」の4ブロックで行い最高得点者にゴールデンマイクを授与した。さらに「最優秀女子アナ決定戦」の得点に加え、「めざめてるテレビ」の「そのうちなんとか合戦」(各ブロックでトップ賞となった局に得点)と「全国温泉○×王決定戦」(○×王が出た局に得点)の得点で優勝局を決定した。 BIG3コーナーで、さんまの車が破壊された最後の回になった。なお番組の本編の企画はクイズ形式で、3人のマイカーが滑り台形式の板の上に置かれ、間違える毎に一段ずつ滑り台が上がっていき、最終的に滑り落ちて壁に激突する、と言うものであったが、例によって問題はあからさまにさんま不利なものであり、当日のテレビ番組欄には「そしてさんまの車は…」と書かれていた。 お色気企画は今回で休止となっている。 上岡龍太郎、そのまんま東、トミーズ雅、(当時)フジテレビアナウンサーとして史上初のフルマラソン挑戦の武田祐子、木佐彩子の5人がオーストラリア・ゴールドコーストマラソンに挑戦。解説に大竹まこと、実況は三宅正治が担当した。マラソンは全員完走かつベストタイム更新のためレギュラー番組「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」での公約にしたがって、後日大竹は坊主になった。また、「料理の女鉄人」内でマラソンの模様を中継した直後(調理終了2分前)に、東野幸治がこっそり炊飯器の中に入っていたご飯を盗み食いしているところをコーナー進行の笑福亭鶴瓶と今田耕司に発見され、指摘した鶴瓶と今田に「わしだって飯食うわぁ!!」「(マラソンなんて)どうでもええんじゃぁ!!」と暴言を吐いた。同じく進行役の森口博子が「ケンカはやめて!」と仲裁した直後に東野が慌てて「ファイト!ファイト!雅!」とフォローしたものの、この発言に対し、フジテレビには視聴者から2万本の抗議の電話がきた。この件は後述の通り、翌年の放送でも鶴瓶から伝えられている。 「プロ野球ニュース」は「超・プロ野球ニュース」として放送。司会役には『夢がMORI MORI』から通称・夢モリコンビと言われていた森口博子と森脇健児が担当。ナビゲート役には土曜日コメンテーターとしてパンチ佐藤が担当。また、アメリカのロサンゼルスとイギリスのシルバーストーンからダブル衛星中継。野茂英雄、武田修宏・北澤豪、ジャン・アレジがつなぎメッセージを放送。 松村邦洋が鹿児島テレビから河田町のフジテレビ旧本社までタクシーで横断する企画「松村邦洋 鹿児島→東京 1520 km/タクシーマラソン」を行い、グランドフィナーレで走破。 「魔法のランプ」ではゴルフのショートホールニアピン大会を実施。 「HEY!HEY!HEY!」スペシャルは事前収録。以前「HEY!HEY!HEY!」のレギュラー放送で一部しか放送されなかったBOROの「大阪で生まれた女18」を、1番から18番までフルコーラス放送した。 視聴者参加クイズは、前回全問正解者が出なかったので、往年の人気クイズ番組を復活させた「賞金100万円!夜明けのイントロクイズ クイズ・ドレミファドン!」を実施。問題のジャンルは3段階でイントロ・ウルトライントロ・超ウルトライントロが10問ずつ。全問正解者は226名。抽選で100万円とハワイ旅行を各1名に贈呈した。 「料理の女鉄人」コーナーで、ゴールドコーストのトミーズ雅・ゴールと「賞金100万円!夜明けのイントロクイズ ドレミファドン!」FAX受付終了の両直後に今田耕司が「あと2分」と無意識に言ったのが、奇跡的に的中した。今田の奇跡的な的中シーンは翌年も見られていた。 「笑っていいとも!増刊号」スペシャルは二部構成で放送され、さんま、タモリ、鶴瓶、関根の4人でやったゴルフで負けた鶴瓶がさんまの部屋を大掃除すると言う企画(録画)も放送された。第一部は片岡鶴太郎と鶴瓶の鶴鶴対決。 ○×王は「全国温泉○×王座決定戦」として行われグランドフィナーレ寸前までもつれ込む大接戦になったが前回覇者のサガテレビが○×王を防衛した。 明石家さんま主催の当時の特番「さんまのスポーツするぞ!大放送」でお馴染みの「オールスターフリースロー選手権」を生放送で開催。翌年、翌々年も開催された。 この年のFNS25局対抗戦は「最優秀女子アナ決定戦」と「FNS25局総合優勝局決定戦」の2本立て。「最優秀女子アナ決定戦」は岡山放送の竹下美保アナウンサーが賞品の『ゴールデンマイク』を獲得。一方の「FNS25局対抗戦」はサガテレビが優勝、ジミー大西画伯が今度は「ジミー工房」と題し、ステンドグラスを使って制作された優勝賞品「飛蝗」を獲得した。 提供クレジットを読み上げた新人アナウンサーは伊藤利尋・菊間千乃・高木広子・森昭一郎の男女2人ずつの合計4人。今回の提供CG:番組ロゴに登場していた謎の青いキャラ(翌年放送ではピンク色に改められ、「ユメリン」と名づけられた)がジャンプする度に提供社名が切り替わる。 プロ野球中継が延長したため番組開始後もノーステブレでしばらく続き、番組タイトルコールを発したのは試合が10回表終了後の22時頃だった。衛星中継は、1ヵ所目 フランスのパリ・エッフェル塔からのオープニングを筆頭に2ヵ所目は アメリカ合衆国のロサンゼルスにあるメジャーリーグの球団・ロサンゼルス・ドジャースの本拠地/ドジャースタジアムから野茂情報、3ヶ所目は イギリスのシルバーストーン・サーキットからF1情報、そして最後の4ヵ所目は南半球の オーストラリアのクイーンズランド州にあるシーサイドシティー・ゴールドコーストからマラソン中継と史上初の海外四元中継が実現した。
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