海常高校
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黄瀬 涼太(きせ りょうた) 声 - 木村良平 / 大原崇(VOMIC) 身長:189センチメートル(中学1年時171センチメートル) / 体重:77キログラム / 誕生日:6月18日 海常高校1年生。ポジションはSF。背番号は7(中学時代は16→8)。 バスケット歴わずか2年にして「キセキの世代」に名を連ねた天才。 両目尻の長い睫毛、左耳のピアスが特徴の美男子。道行く先で女性に騒がれるほど整った容姿を持ち、現役のファッションモデルとしても活躍している。公式ファンブックでも”美貌”とまで評されている。認めた相手の名前を「○○っち」とつけて呼び、語尾に「〜っス」とつける話し方が口癖。社交的な性格だが、気に入らない相手には横柄で見下すような態度を取る。当初は先輩に対しても生意気に振る舞い、笠松に傲慢な言動を叱咤されていたが、誠凛に練習試合で敗北したのを機にモデルをほぼ休業するなどバスケに対して真摯な態度を取るようになり、エースとしてチームメイトの信頼を得ていく。 自称「黒子っちの親友」。黒子と火神が最初に対戦することになるキセキの世代であり、敗北してからは誠凛を好敵手として意識するようになる。以後は誠凛の試合会場にたびたび足を運んでおり、黒子と火神に肩入れするような描写も多い。 中学時代から運動神経抜群だったが、すぐに人より上手くなってしまうため熱中できるスポーツがなく、特定の部活には入らず退屈な日々を過ごしていた。しかし、中学2年の春に青峰の練習風景を見て初めて自分が勝てない相手と認識し、彼に憧れバスケ部に入部する。練習中に何度も青峰に1on1を挑んでいたが、結局勝てずじまいだった。 その呑み込みの早さを活かし、一度見た相手の技を即座に再現できる「模倣」の技術を持つ。しかし、個々の身体能力で上回るほかのキセキの世代の技は模倣できず、自身のバスケ歴の短さもあって「キセキの世代の中では一番下っ端」や「5人目的存在」と自嘲している。しかし、IHの桐皇戦で青峰と対戦したときは、自身が抱いていた青峰への憧れを捨て去ることで彼のプレースタイルの模倣に成功。WCの福田総合戦で因縁ある灰崎と対戦した時は、黒子の激励もあってのキセキの世代すべての技を使用可能な「完全無欠の模倣」を使用する。 『EXTRA GAME』のJabberwock戦では、完全無欠の模倣とゾーンを同時に発動させ、短時間ながらシルバーをも圧倒し、緑間から「この瞬間だけはコート上で最強」と評される。 笠松 幸男(かさまつ ゆきお) 声 - 保志総一朗 / 櫻井トオル(VOMIC) 身長:178センチメートル / 体重:66キログラム / 誕生日:7月29日 海常高校バスケ部主将を務める3年生。ポジションはPG。背番号は4(『EXTRA GAME』では大学生バスケットボールチーム「Strky」の7)。 専門誌に記事が掲載されるほどの全国区プレーヤー。チームメイトからの信頼も厚い海常の精神的支柱。熱血漢で体育会系をイメージさせるコミュニケーションを取る。 負けず嫌いで、バスケでの挑発にはお返しを忘れない。冷静な状況判断力と、自分より大柄な相手でも怯まない度胸を持つ。ターンアラウンドやフェイダウェイジャンパーが得意で、そのスピードは伊月からこれまでに戦った相手でキセキの世代を除けば最速と評された。 昨年の海常はIH優勝を狙えるチームだったが、笠松のパスミスによる逆転を許し初戦敗退。その罪悪感から責任を取って退部を考えるまでに思いつめるが、監督はそんな笠松を主将に指名する。そのことが主将としての存在意義、IH制覇の高みを上げることとなった。そういった理由から海常プレイヤーであることに誇りを持ち、黄瀬にも初めから特別扱いをすることは一切無く、増長気味な態度を取っていた彼に対して「目上の人間、特に自分より長く努力をする人に敬意を持て」と叱るなど、キセキの世代ではなく海常の新人として評価している。礼節を重んじ、アニメ版のWC準々決勝の福田総合学園高校戦では、灰崎の先輩である石田らに対する傍若無人な言動に憤りを募らせ、「忠告」として「先輩は敬え!!」と一喝していた。 クラスの集合写真に写った女子すら直視できないほど女性が苦手で、まともに会話をしたことがない。 小堀 浩志(こぼり こうじ) 声 - 佐々木義人 身長:192センチメートル / 体重:74キログラム / 誕生日:10月2日 海常高校バスケ部副主将を務める3年生。ポジションはC。背番号は8。 非力だが優れた技巧を持つ「柔」のC。黄瀬の放つ「加速するパス・廻」を受け取れるほど身体能力も高い。黄瀬によると「かなりのお人よし」。 森山 由孝(もりやま よしたか) 声 - 樋口智透 身長:181センチメートル / 体重:67キログラム / 誕生日:2月13日 海常高校3年生。ポジションはSG。背番号は5。 シュートフォームが独特で、ふらふらした軌道を描く無回転シュートによってブロックしづらい間合いを作る。 誠凛との練習試合で負けてから変わった黄瀬を認め、試合中はチームの一員としてフォローするようになる。作中における「残念なイケメン」の1人。かわいい女の子が大好きで、その場で見つけた子のために戦うが、ナンパの口上が変わっているためモテない。 早川 充洋(はやかわ みつひろ) 声 - 野間田一勝 身長:185センチメートル / 体重:77キログラム / 誕生日:8月18日 海常高校2年生。ポジションはPF。背番号は10。 かなりの熱血漢で早口。滑舌が悪く、ら行が言えない。リバウンドが得意で、その実力は笠松も推している。 森山同様、黄瀬に対して初めはいい印象を持っていなかったが、誠凛との練習試合で負けてから変わった黄瀬のことを認めるようになる。笠松らの引退後、主将に任命された。 中村 真也(なかむら しんや) 声 - 蓮池龍三 身長:181センチメートル 海常高校2年生。ポジションはSG。背番号は9。 第190Qに黄瀬と交代で登場。黒縁眼鏡をかけている。 全中ベスト8に進んだ経歴があり、そのディフェンス力は当時ナンバー1と評されていた。 黄瀬と二人きりになると会話が続かない為、苦手としている。 武内 源太(たけうち げんた) 声 - 安元洋貴 誕生日:3月3日 / 年齢:39歳 海常高校バスケ部監督。社会科(日本史)の教師。元全日本代表で、現役当時の背番号は9。現役時代は今と比べものにならない程痩せていた。 恰幅のいい中年男性。格下相手には見下した態度を取り、誠凛のことも単なる調整相手と見なしていたが、惜敗する。屈辱ではあったが、結果的に黄瀬や海常メンバーがより一層練習に励むこととなり、それを内心では誠凛に感謝していた。 キセキの世代の一人である黄瀬の加入で浮足立つメンバーを制ることをせず、黄瀬を特別扱いしていた反面、失意の笠松を主将に指名して再起の契機を作るなど、指導者としてのメンタリティも備えている。海常メンバーに対しては厳しいが、原澤に対抗して髭を剃り、スーツ姿で現れるなど、お茶目な一面もある。また、全日本時代には雅子に好意を抱いていたようであり、現在でも気があるかのような描写がある。 景虎には「ゲンゲン」と呼ばれているが、本人は嫌がっている。
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