歴代オープニングジングル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:47 UTC 版)
「みんなのうた」の記事における「歴代オープニングジングル」の解説
初代(1961年4月~1982年3月)ジングルは鉄琴による演奏。ナレーションによる曲名の読み上げに加え、1974年12月からは歌手名の読み上げも加わる。曲ないし尺によっては短い解説が入る。 楽曲紹介に際しては季節ごとに異なるデザインのイラストを共通で使用した静止画に、その楽曲名・作詞・作曲者を表示(2代目まで)。歌手名およびアニメーターについては楽曲本編の映像の始めに挿入していた。 1982年~1984年度はジングルを廃止し、ナレーションのみとなる。 2代目(1985年4月~1994年3月)ジングルはマリンバによる演奏。ナレーションを廃止。 冒頭のタイトルに、その時間放送される楽曲の題名のみ表示したパターンが登場。 3代目(1994年4月~1997年3月)オープニングは「流れ星と楽譜」をモチーフにした3DCG映像に一新。ジングルは電子音による演奏。アニメーションは大井文雄が担当。 この代から楽曲紹介はアニメーションをバックに表示。楽曲ごとに異なるタイトルロゴが用いられる(それ以前は極初期を除きゴシック体)。 1994年8月以降の放送分に関しては、歌詞テロップのフォントがナール体に変更(2004年度まで)され、1996年10月から楽曲終了後に曲名と歌手名を表示。 ナレーションによる曲名の読み上げが復活した。また、1995年~2001年度は2曲目に「続いて〜」というナレーションが入る。 最長8秒しかエンディングができない月の対策に、1995年度よりテキストの宛先或いは直接テキストをも紹介しながらのエンディングも行われるようになる。エンドキャッチの尺が3秒程度しかない場合にはエンディングジングルはカットされた。 4代目(1997年4月~2002年3月)オープニングは「動物たちの演奏会」をモチーフにしたCGと木管楽器によるジングルに変更された。エンディングは画面に番組の宛先が表示され、ジングルはなし。イラストはとどろきちづこ、アニメーションはスリー・ディが担当。オープニングは船が画面左から流れてくるロングバージョンが存在する。 この代からハイビジョン制作、楽曲紹介のタイトルロゴがカラーで表示される。 5代目(2002年4月~2021年3月)オープニングは「過去の放送とサーカス」をモチーフにした押し花アートと児童合唱によるジングルに変わる。押し花アートは若林佳子、アニメーションは田中ケイコが担当。 音楽は吉田隆が担当。のちに歌詞が制作され、「ハーモニー」のタイトルで井上あずみが歌唱する。 楽曲紹介の映像はそれぞれの作品ごとに異なるデザインが採用されるようになった。 エンドキャッチは通常のエンドカード(泣き目ピエロと妖精が映り、「みんなのうた おわり 制作・著作/NHK」)か直接テキスト紹介かのいずれかであり、2016年頃より再放送枠を中心にランダムで表示される。 エンディングに時間尺に6秒程度の余裕がある場合は、続けて番組テキストの紹介や意見・感想の宛先が表示されるが、5秒以下則ち余裕がない場合はこの表示は省略され、通常のエンドキャッチを行う。 当初は放送時間に関わらず必ずエンディングジングルが流れていたが、2005年度以降は放送時間によっては省略されることもある。なお、エンディングのジングルはロングバージョンとショートバージョンの2タイプがある。 2006年10月より放送終了から3ヶ月以上経過した再放送曲では、タイトル画面で曲の初回放送年月のテロップ「XXXX年X月・X月放送から」が表示されるようになる(のちに「XXXX年X〜X月放送」に変更された)。 2005年~2017年度には、NHKテキストのマスコットキャラクター「Nyoco(ニョコ)」を入れたテキスト紹介をしている。また、2007年度内には「Nyoco」に代わり「おしりかじり虫」が登場していたこともあった。 2018年6月放送分からは画面左下にタイトルロゴが常時付加される。 再放送する際は、曲冒頭のタイトル画面は新しく作ったものに差し替えられる(ただし、後述の「みんなのうたリクエスト」では当時の素材そのままで放送するケースもある。2017年5月までは一部の再放送でも当時の素材そのままで放送していたが、同年6月放送分以降リクエストを除いて通常通りになる)。なお、タイトル表示が作品映像内に組み込まれているケースがあり、この場合は読み上げが省略されている。 2007年4月から2021年3月までナレーターは歌手の井上あずみが担当(以前の放送はNHKの女性アナウンサーが交代で担当していた)。 ちなみにオープニングで流れる過去の放送は以下の通り。 画面左 『トレロカモミロ』 1970年2-3月 『日傘の詩』 1997年8-9月 『南の島のハメハメハ大王』 1976年4-5月 『一円玉の旅がらす』 1990年2-3月 『しあわせのうた』 1984年10-11月 『まっくら森の歌』 1985年8-9月 『ハピハピ バースディ』 2001年12月-2002年1月 画面右 『はる なつ』 2000年6-7月 『パパとあなたの影ぼうし』 2001年4-5月 『北風小僧の寒太郎』 1974年12月-1975年1月 『赤鬼と青鬼のタンゴ』 1977年12月-1978年1月 『山口さんちのツトム君』 1976年4-5月 『メトロポリタン美術館』 1984年4-5月 『さとうきび畑』 1997年8-9月 6代目(2021年4月~)放送開始60周年を迎えるにあたり、19年ぶりにオープニングが変更。 2022年4月3日までのオープニングは、音楽が多層的に広がる多様性の空間で60周年を迎えたおめでたい感じを、コラージュ風のデジタルアニメーション映像で表現。ジングルはオーケストラ調に変更された。音楽は富貴晴美、アニメーションは杉本晃佑、ナレーションはNHKアナウンサーの阿部渉と浅野里香が月交代で担当。 エンディングはテキストの紹介を表示しつつ、時折「思い出募集中です。」のナレーションが入ることがあった。 2022年4月4日以降、60周年記念終了に従いオープニングはジングルの変更はないものの、コラージュ風デジタルアニメ映像が変更、タイトルからも「60」が省かれた。ナレーションを担当していた阿部渉がラジオセンターに異動に伴い、浅野里香のみが続投。 ラジオ放送では、「『みんなのうた』(の時間)です」のナレーション(ジングル無し)→「X曲目は、XXX(作詞者名)作詞、XXX(作曲者名)作曲、XXX(楽曲名)、歌はXXX(歌唱者)さんです。」(2曲目以降繰り返し)→楽曲放送→「『みんなのうた』でした」(楽曲の収録時間によっては省略の場合もある)。というパターンである。ただし、2000年度~2017年度、2018年度10月以降は、作詞・作曲者の読み上げは行われていない。時間の都合で、テレビ放送版の途中でフェードアウトされたこともある。
※この「歴代オープニングジングル」の解説は、「みんなのうた」の解説の一部です。
「歴代オープニングジングル」を含む「みんなのうた」の記事については、「みんなのうた」の概要を参照ください。
- 歴代オープニングジングルのページへのリンク