楯岡道場
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楯岡新十郎 声 - 森久保祥太郎 本作の主人公。15歳。長髪をポニーテールにしている。甘党で下戸。身長165cm、体重58kg。家紋は「丸に房扇」。 全国にその名を知られた一刀流楯岡道場の開祖である剣豪・楯岡鉄舟斎の一人息子。母親は幼少の頃に亡くしている。父から厳しい剣術の手ほどきを受けており素質はあるのだが、女の子のような容姿と柔和な性格のため他の剣客からはすっかりなめられている。反面、士農工商に関わらず誰にでも分け隔てなく接するので、町人からは非常に慕われている。試合で勝ったことがない。 理由も行き先も告げずに父が旅に出てしまったため臨時に道場主を務めることになったが、自身の頼りなさから門弟のほぼ全員に逃げられてしまったあげく父に多額の借金があったことが発覚し、道場を維持しながら借金も返さなければならないという大変な苦労を背負い込むことになった。 ちなみに新十郎の時代の楯岡道場では門下生になる者の流派を一切問うておらず、中には刀剣類を使わない者までいる。 藤城小春 声 - 豊島真千子 / 同左 13歳。長髪をポニーテールにして、ミニスカート並みに丈の短い着物を着用しサイハイソックス風の足袋を履いている。甘党。身長149cm、体重38kg、スリーサイズはB74/W54/H78。家紋は「丸に上がり藤」。 直参の大身旗本・藤城昌信の一人娘で、新十郎の幼馴染。山育ちのお転婆姫であり、小太刀と馬術の達人。暴れ馬をいとも容易く鎮めてしまうほど馬の扱いに精通している。料理は苦手だが、武家の姫君が身につけているべき所作は一通り習得している。琴が弾ける。藤城家の領地で暮らしていたが、新十郎の苦難を聞きつけて単身江戸へ出て来た。以来門弟となる。 なお、windows版に登場した縁談の相手・松平義成は設定ごとオミットされており登場しない。 琴原淑乃 声 - 富沢美智恵 / 同左 19歳。ウェーブのかかった長い長髪を襟足で団子状にまとめており、オーソドックスな着物を着用。好物は桜餅。身長155cm、体重44kg、スリーサイズはB80/W57/H82。家紋は「丸に三つ琴柱」。 楯岡道場最後の良心的な存在。主人公を見守るお姉さん役として道場の面倒をみている。8年前に鉄舟斎との果たし合いで死亡した剣客・琴原遼雲の娘。父の死後、定期的に送られてくる金の送り主が鉄舟斎であることを察知し、楯岡道場に住み込みで弟子入りした。母親の温もりを知らない新十郎にとっては、母とも姉とも言える存在である。女手の無い楯岡家では家事も担当している。刀は腰に帯びず、抱くようにして右手で持った鞘から左手で刀を抜くという、独特の居合を使う。 ゲームの進行によっては鉄舟斎と結婚し、本物の母親になる場合がある。 小石川紗奈 声 - 桑島法子 / 同左 17歳。長髪を大きな黄色いリボンで結んでおり、袴を着用。好物はすもも。身長157cm、体重42kg、スリーサイズはB82/W56/H87。家紋は「撫子」。 御典医への道を蹴って町医者をしている小石川一庵の娘。自宅界隈が何かと物騒になってきたため護身術を教えてくれる道場を探していたところ、食中りで寝込んだ新十郎を往診したことから楯岡道場を知り入門した。しかし剣術道場に入門しておきながら使う得物は薙刀であり、これを槍のように投擲するという奇抜な技を持つ。幼い頃から頭が良いが、天然気味で一般常識に欠けるところがある。 父に変わって往診を担当しておりその献身的な働きぶりで江戸町人に人気があり、ゲームの進行によってはプロのアイドルになる場合がある。 花房美燐 声 - 今井由香 / 同左 15歳。肌は褐色で金髪青瞳、髪にハイビスカスの花を挿しており、肩と腹を大きく露出した改造着物を着用。酒豪。身長162cm、体重44kg、スリーサイズはB89/W58/H88。家紋は「浮き線花菱」。 横須賀奉行の配下・花房盛充とイギリス海軍の女性将校との間に生まれたハーフ。神田や日本橋辺りで遊びまわっており通称「野良猫みれん」。喧嘩に明け暮れていたところ仲裁を試みた新十郎に興味を持ち、楯岡道場に入門した。得物はトンファーであり、「剣術」の枠から完全に逸脱しているキャラクター。歌舞伎の鑑賞をする趣味を持っている。 見た目は西洋人だが、心意気は江戸っ子。料理が下手で魚の一尾も満足に焼けない。洋装のイベントグラフィックが多い。 麗琳 声 - 大野まりな / 堀江由衣 11歳。ピンク色の髪を頭部で2つにまとめており、改造チャイナドレスを着用。好物は小龍包。身長138cm、体重32kg、スリーサイズはB72/W55/H74。 中国で有名な剣術家である父は、鉄舟斎の古い友人。かつて自宅を訪ねてきた鉄舟斎に挑んであっさり叩きのめされ、以来楯岡道場で修行することを単身来日して楯岡道場に住み着き、新十郎を「先生」と呼び慕っている。得物は直刀で、自分の強さに過剰なまでに自信を持っている。料理が得意で、一人で満漢全席を用意出来るほど。 兜山大悟 18歳。好物は湯豆腐。身長178cm、体重75kg。家紋は「三つ組み鍬形」。 没落した名家出身の浪人。お家再興を目指して武者修行に明け暮れている。ほとんど食事目当てで楯岡道場に転がり込んだ。 真壁重蔵 18歳。納豆以外なら何でも食べる。身長175cm、体重60kg。家紋は「丸に四つ剣菱」。 甲賀流忍者の末裔。裏社会から離れて平穏な生活を送りたいと願っている。般若面を被った集団に襲われていたところ、通りがかった新十郎に助太刀されたことが縁で楯岡一門に加わった。 ゲームの進行によっては「風車の重蔵」と渾名して、世直し旅をしている水戸黄門風の老人のお共になる。 穂村武丸 15歳。酒豪。身長170cm、体重55kg。家紋は「稲荷抱き稲」。 材木問屋の軟派な跡取り息子。かつて剣の稽古中に誤って友人を死なせてしまったことがありそれ以来剣を捨てていたが、炎羅に襲われたところを新十郎に助けられ楯岡道場に入門する。 楯岡鉄舟斎 声 - 玄田哲章 46歳。身長182cm、体重75kg。 新十郎の父。通称「鬼鉄舟」。一刀流を学び、「活人」を旨とする楯岡派一刀流(略して楯岡流とも)を開く。織田信長の怨念を察知し、対抗する準備を整えるため道場を新十郎に任せて江戸を離れた。非常に頑固で厳しい人物だが、果し合いで死なせてしまった琴原遼雲の遺族の元へ定期的に金を送るなど、情に厚い。ルートによっては終盤で江戸に戻り戦いに参加する。 彼は平和を脅かす魔剣”巳鎚”(みづち)の存在を知ると、「一年で戻る」と言い残して消息を絶ってしまった。
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