柊シノア隊とは? わかりやすく解説

柊シノア隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 23:28 UTC 版)

終わりのセラフ」の記事における「柊シノア隊」の解説

柊 シノアひいらぎ シノア) 声 - 豊崎愛生 / 早見沙織 漫画におけるヒロイン月鬼ノ組柊シノア隊隊長階級軍曹12月25日生まれ15歳鬼呪装備大鎌状の「四鎌童子」。 髪を後ろ大きな濃い紫色リボンで結えている。常に笑顔浮かべ本心を表に出さない面白いこと好み、そのために悪戯仕掛けたり、あえて事態放置することもある。一時期グレンの命で優一郎監視役クラスメイト兼ねて務めていた。上司であるグレンには信頼されているが、自身危機管理能力低さ仕事対す怠慢な面は指摘されている。 日本帝鬼軍統べる柊家直系にして、真昼実妹。姉と同じく生まれた時から体内に〈鬼〉を宿し身体能力呪術における才覚は帝鬼軍でもずば抜けている実験体としても優秀であり、本人にはその自覚はないが、真昼四鎌童子からは「真昼よりも優秀」と評されている。家の事情巻き込まれる事を避けるため、幾度となく下る昇格辞令拒否して軍曹上の階級得ようとしない裏切った姉の影響中枢からは見放されていると自ら語り実父である天利とは一度面識がない。実母は帝鬼軍の前身である帝ノ鬼優秀な信徒だったが、シノア誕生同時に脳が呪詛に耐えきれず破裂し故人となっている。兄弟との仲も淡白しており、異母兄の暮人や実姉真昼の事は「バケモノ」「天才」と実力才能などは高評価する一方その人間性信用していない。 生まれてから誰からも必要とされていなかったため冷めた性格をしているが、優一郎から仲間として必要とされ、それには応えてみようと考えるようになり、仲間死なせたくない一心隊長としての責務果たしていく。 名古屋戦にて鳴海と共に第十五位始祖のルカルの討伐成功するも、後に向かった第十三位始祖クローリーにはその力の差から撤退余儀なくされる撤退中、ミカエラ遭遇し彼に一郎託して逃すがそれにより仲間から反感を買うその後名古屋空港で〈終わりのセラフ〉の実験によって変貌した未来を目撃し多くの帝鬼軍兵士が虐殺されグレンが完全に真昼乗っ取られたことから離反決意しシノア全員真琴で帝鬼軍を離反する。 優一郎恋心抱いており、心の壁を下げ取りこうとする四鎌童子指摘される同時に利用されようとする強制的に遮断していた。しかし、帝鬼軍帰還後に優一郎精神世界侵入した四鎌童子から彼を救うために心の扉開き四鎌童子取り憑かれたことで吸血鬼化が始まる。吸血鬼化阻止する方法としてフェリドに殺害される直前四鎌童子乗っ取られリーグ交戦するが、グレン真昼ノ夜3本罪鍵によって四鎌童子封じられ意識取り戻す。 早乙女 与一さおとめ よいち) 声 - 小林親弘 / 岡本信彦小堀幸幼少期月鬼ノ組柊シノア隊隊員11月23日生まれ16歳。〈終わりのセラフ〉の被験体1人鬼呪装備弓状の「月光韻」。 吸血鬼に姉・巴を殺害され過去持ち吸血鬼への復讐心から軍への入隊試験を受けるが落ちてしまい、学校生活送っていた。しかし、学校で優一郎と共に吸血鬼立ち向かったことをきっかけとして友人となり、共に月鬼ノ組への配属認められた。 自分の命への執着心薄く、それを付け込まれ鬼に身体乗っ取られたが、優一郎と君月の説得により支配撥ね退け制御成功した小百合からは「鬼に対する心の安定度圧倒的」と評されており、具現化自力習得している。 名古屋空港にて帝鬼軍の非道な実験目の当たりにし、隊の仲間達と共に軍を離反以降彼等と共に行動していた所をフェリド等の勧誘を受け大阪趣き姉の仇であるラクス発見怒り鬼化月光韻に彼を殺すよう促されるが、「なるべく苦しめて殺す」事を伝え鬼化止めるも、帝鬼軍帰還後真祖覚醒伴って未来を連れ出す君月と共に本部から離れるが、鬼となったグレンに巴の遺体保管されていることを聞き鬼化するが気絶させられるその後シノア三葉合流し、優一郎救出へ向かう。 君月 士方(きみづき しほう) 声 - 石川界人 月鬼ノ組柊シノア隊隊員11月26日生まれ16歳。〈終わりのセラフ〉の被験体1人鬼呪装備双剣状の「鬼籍王」。 短気かつ見下すような言動を取ることが多く授業時の態度良くないが、成績は優秀である。だが、その性格故に一郎と同様グレンにより友達作りさせられていた。優一郎とは初対面から喧嘩沙汰になるなど折り合いが悪いが、危機陥った一郎フォローに回るなど面倒見のよい一面も持つ。車の修理・運転、家事をこなせるほど手先が器用。 未知ウイルス侵された妹・未来がおり、彼女に軍の治療受けさせるために月鬼ノ組入隊希望しており、研修にて念願を果たす。妹想いで、妹ためならば自身の命や仲間への非道な言動厭わない名古屋戦にて第十五位始祖のルカルを鳴海隊等と共に討伐。後に向かった第十三位始祖クローリー相手にはその実力差から撤退余儀なくされ、唯一グレン救おう引き返した一郎鬼籍王の能力強制的に眠らせ撤退。その途中遭遇したミカエラに優一郎託すその後名古屋空港にて妹の未来が軍に利用され終わりのセラフとして覚醒した瞬間目撃し激昂阻止しようとするもグレン阻まれ同じく終わりのセラフ発動させた優一郎に妹を救うように求める。結果、優一郎により未来終わりのセラフ敗北するシノア命令で軍を離反する際、優一郎が軍に狙われ始めた事もあり彼女を置いて行く。しかし、妹を救いたいという気持ち変わらず、軍離反後も妹の救出最優先公言している。 離反後は優一郎らと行動を共にしていたが、帝鬼軍帰還後与一と共に未来を探し出し真祖覚醒伴って軍に終わりのセラフとして覚醒させられ未来をリーグ助力もあって連れ出すことに成功するが、鬼となったグレン未来を殺害され自身気絶させられる目を覚ました後、シノア三葉合流し、優一郎救出へ向かう。 三宮 三葉さんぐう みつば) 声 - 井口裕香 月鬼ノ組柊シノア隊隊員階級特務少尉7月7日生まれ16歳名門三宮家次女先祖からの呪い噂されている金髪特徴鬼呪装備は大斧状の「天字竜」。 早くから吸血鬼殲滅部隊属し秀であるが、プライド高くシノアに対してかなりの対抗心持っている当初シノア隊に組み込まれたことに不満を抱いていたが、徐々にシノア達とも打ち解けていく。また、三宮家として恥じぬ生き方をしていきたい思っているがそれ以上仲間家族大事にしたい気持ち持っているヨハネの四騎士殺害されそうになった仲間救出のため、陣形崩してまで独断専行し、逆に戦利的に不利な状況陥った三葉を庇った仲間犠牲になったという過去を境に、チームワークをかなり重視するうになる。そのため、度々一人先走りがちな優一郎嫌っていたが、吸血鬼との戦いで幾度となく一郎助けられ、命を救われるうちに彼の優しさ触れ好意持ちつつある描写増えている。 三宮家出身のため出世機会恵まれているが、本人活躍していないにも関わらず三宮家という理由だけで出世している事にコンプレックス抱いている。暮人の秘書務めとは実の姉妹だが一方的に毛嫌いされており、「無能」と評され冷たい態度取られている。しかし、スパイとして研究者扮していた百夜教の突然の呪符に対して咄嗟に反応し防いだことから、百夜教からは「さすが三宮」と評されている。優一郎目の前で攫われた後、真祖封印され意識取り戻したシノア与一と君月と合流し、優一郎元へ向かう。

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