本明川
面積、本川長ともに一級水系で最小河川
(注:この情報は2008年2月現在のものです)
本明川は、その源を長崎県諫早市五家原岳(標高1,057m)に発し、急峻な山麓を南下した後、諫早平野を貫流し、福田川、半造川等を合わせて有明海に注ぐ、幹川流路延長21km、流域面積87km2の一級河川である。 |
諫早市街部を流れ有明海へ注がれる本明川 |
河川概要 |
| ○拡大図 |
1.本明川の歴史 |
"「その水がほしい」。その願いのために諫早藩士・青木弥惣右衛門は研究に研究を重ね、「江戸のハイテク」ともいうべき先進技術の「逆サイホンの原理」を利用して、『底井樋廻水』を作りました。" |
本明川における災害の歴史と先人の知恵 |
1.本明川における災害の歴史
2年もつづく災害に心を痛めた領主 2.江戸時代のハイテク技術
底井樋は2箇所に設置されましたが、驚くべき事に、およそ190年が過ぎた今なお諫早平野の水田を潤し、地域の農業を支えています。 「その水がほしい。」ただその願いのために苦心した青木弥惣右衛門たちの想いが、改めて思い起こされます。 |
2.地域の中の本明川 |
"本明川上流部には、景勝地として富川渓谷があり、自然探勝や行楽に訪れる人々で賑わいをみせており、市街部や下流部については沿川住民にとって散策の場であるとともに、水遊び、釣りやイベントに利用されています。" |
地域に根強い本明川 1.本明川における河川利用 本明川の中流部は、露出した岩盤や礫がせせらぎを創出し、また支川福田川合流点より下流部は広々とした田園の中にあり、広い高水敷を有しています。 これらの区域は沿川住民にとって散策の場、憩いの場、安らぎの場であるとともに、水遊び、釣り、各種イベント(諫早川まつり、魚のつかみどり大会等)に利用されています。
2.地域住民との連携 昔から諫早市民の川に対する思いは川まつり等に代表されるように大きく、かつ市街部における貴重な水と緑のオープンスペースとしてニーズの高い状況にあります。 このため、平成7年より「本明川オピニオン懇談会」(地域住民の有志約20名から構成)が活動しており、現在、今後の川のあり方等について地域住民と行政との積極的な連携を深めています。 また、「ボランティア長崎in本明川」と称して、河川環境美化活動や維持管理をしながら、環境教育や地域活性化につながる地域住民の活動を、行政としても支援しています。
|
3.本明川の自然環境 |
"富川渓谷を流れる本明川の上流区間は、自然が多く残っており、川の中は巨礫や巨石があります。市街地区間になるにつれて露岩箇所がみられ、瀬や淵も分布してきます。下流区間は諫干締切により汽水域から淡水域になったため、自然環境が大きな変化を見せています。" |
本明川は地形や勾配、川底の材料(岩盤・石・砂や泥)の違いにより、上流域・中流域・下流域に分けることができます。さらに各流域はそれぞれ二つの区域に分ける事ができ、これらの環境区分の物理的な特徴に応じて様々な生き物が生息・生育しています。 1.上流域
2.中流域
3.下流域
|
4.本明川の主な災害 |
|
(注:この情報は2008年2月現在のものです)
固有名詞の分類
このページでは「日本の川」から本明川を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から本明川を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から本明川 を検索
Weblioに収録されているすべての辞書から本明川を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から本明川 を検索
- 本明川のページへのリンク