本明川ダムとは? わかりやすく解説

本明川ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/03 05:15 UTC 版)

本明川ダム
左岸所在地 長崎県諫早市富川
右岸所在地 長崎県諫早市上大渡野
位置
河川 本明川水系本明川
ダム諸元
ダム型式 台形CSGダム
堤高 60.0 m
堤頂長 340 m
堤体積 620,000 m3
流域面積 8.91 km2
湛水面積 40 ha
総貯水容量 6,200,000 m3
有効貯水容量 5,800,000 m3
利用目的 洪水調節不特定利水
事業主体 九州地方整備局
着手年 / 竣工年 1990年?
出典 [1]
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本明川ダム(ほんみょうがわダム)は、国土交通省九州地方整備局長崎県諫早市を流れる一級水系本明川水系本明川に建設中のダムである。

概要

本明川は河川延長が短く、山から諫早市街地を経て一気に有明海へ流れるため、大雨が降れば水害が発生し、雨が降らなければ水が残らず渇水となっていた。特に昭和32年諫早大水害平成11年の大規模な洪水、平成6年渇水は大きな被害が出た。そのため、洪水調節と渇水時に農業用水を確保できるダムの建設が必要となり、平成12年に本明川水系河川整備基本計画が策定され、当ダムの建設が発表された。当初は中央コア型ロックフィルダム型式で計画されていたが、建設コスト縮減などのため台形CSGダムに変更された。

ダム諸元

諸元は次の通り[2]

  • 形式:台形CSGダム
  • 堤高:約60.0 m
  • 堤頂長:約340 m
  • 堤体積:約620,000 m3
  • 集水面積:8.91 km2
  • 湛水面積:約39 ha
  • 総貯水容量:約6,200,000 m3
  • 天端高:151.5 m
  • 総事業費:約730億円[3][4]
  • 完成予定年度:2032年度

経緯

これまでの経緯は次の通り[5]

  • 1957年7月 諫早大水害(死者・行方不明630人)
  • 1983年4月 本明川ダム予備調査に着手
  • 1994年4月 本明川ダム建設事業に着手 
  • 2017年2月 損失補償基準協定書の調印
  • 2024年4月 本明川ダム工事事務所設置
  • 2025年2月 本明川ダム本体工事着工式

脚注

注釈

出典

  1. ^ 本明川ダム - ダム便覧
  2. ^ 本明川ダムの規模 本明川ダム事業、国土交通省長崎河川国道事務所
  3. ^ 本明川ダム工期8年延長 総事業費も230億円増 国交省が変更案 長崎新聞、2021年6月5日
  4. ^ 工期8年遅れ事業費230億円増、長崎の本明川ダム 奥山晃平(日経クロステック/日経コンストラクション)、日経XTECH、2021-06-17
  5. ^ 本明川ダム事業の経緯 本明川ダム事業、国土交通省長崎河川国道事務所

外部リンク


本明川ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 15:24 UTC 版)

本明川」の記事における「本明川ダム」の解説

本明川の上流部に本明川ダムが建設中である。位置は、北緯3254分37.70秒 東経130度01分32.18秒 / 北緯32.9104722度 東経130.0256056度 / 32.9104722; 130.0256056である。 詳細は「本明川ダム」を参照

※この「本明川ダム」の解説は、「本明川」の解説の一部です。
「本明川ダム」を含む「本明川」の記事については、「本明川」の概要を参照ください。

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